TP1/NET/X25では,メッセージを送受信するために,論理端末の端末タイプとアプリケーションの型をシステム定義時に指定します。TP1/NET/X25で扱う論理端末の端末タイプはany(任意型)です。論理端末の端末タイプは,MCF通信構成定義(mcftalcle -t)で指定します。
アプリケーションは,ユーザが通常,送受信データに指定したアプリケーション名をキーとして一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションには,処理形態によって型があります。TP1/NET/X25で扱うアプリケーションの型は,非応答型(noans)です。アプリケーションの型は,MCFアプリケーション定義(mcfaalcap -n)で指定します。MCFアプリケーション定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
論理端末の端末タイプ,メッセージの種類,MCFアプリケーションの型,通信形態,およびUAPインタフェースの関係を次の表に示します。
表2-1 論理端末の端末タイプ,メッセージの種類,アプリケーションの型,通信形態,およびUAPインタフェースの関係(PVC)
論理端末の端末タイプ | メッセージの種類 | アプリケーションの型 | 通信形態 | UAPインタフェース |
---|---|---|---|---|
any(任意型) | 一方送信メッセージ | 非応答型(noans) | 一方受信形態 | receive |
分岐送信形態 | send | |||
resend |