3.1.3 論理端末とアプリケーションの型との関係

TP1/NET/X25では,メッセージの送受信をするために,論理端末の端末タイプとアプリケーションの型をシステム定義時に指定します。TP1/NET/X25で扱う論理端末の端末タイプany任意型です。論理端末の端末タイプはMCF通信構成定義(mcftalcle -t)で指定します。

アプリケーションは,ユーザが通常,送受信データに指定したアプリケーション名をキーとして一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションには,処理形態によって型があります。TP1/NET/X25で扱うアプリケーションの型は,非応答型noansです。アプリケーションの型は,MCFアプリケーション定義(mcfaalcap -n)で指定します。MCFアプリケーション定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

論理端末の端末タイプ,メッセージの種類,アプリケーションの型,通信形態,およびUAPインタフェースの関係を次の表に示します。

表3-1 論理端末の端末タイプ,メッセージの種類,アプリケーションの型,通信形態,およびUAPインタフェースの関係(VC)

論理端末の端末タイプメッセージの種類アプリケーションの型通信形態UAPインタフェース
any(任意型)一方送信メッセージ非応答型(noans)一方受信形態receive
分岐送信形態send
resend