コネクションが切断された場合,TP1/NET/X25はコネクションを再確立します。通信管理が管理している通信機器に障害が発生した場合も,同様にコネクション障害として処理します。TP1/NET/X25によって自動回復できない障害の場合は,障害の原因を取り除いたあと,運用コマンド(mcftactcn)を入力してください。
相手システムへ一方送信メッセージ送信中に障害が発生した場合,メッセージはロールバックされ,コネクション再確立時に再送信されます。
また,相手システムへ一方送信メッセージ送信後に障害が発生した場合,メッセージは二重に送信されます。このとき相手システムのUAPは,メッセージに通番を付けることで,二重送信をチェックします。
一方送信メッセージ送信中のコネクション障害の例を図9-1に,一方送信メッセージ送信後のコネクション障害の例を図9-2に示します。
図9-1 一方送信メッセージ送信中のコネクション障害(PVC)
図9-2 一方送信メッセージ送信後のコネクション障害(PVC)
メッセージは欠落します。このとき自システムのUAPは,メッセージに通番を付けることで,欠落しているかどうかをチェックします。
一方送信メッセージ書き込み前のコネクション障害の例を次の図に示します。
図9-3 一方送信メッセージ書き込み前のコネクション障害(PVC)
メッセージは影響を受けません。
一方送信メッセージ書き込み後のコネクション障害の例を次の図に示します。
図9-4 一方送信メッセージ書き込み後のコネクション障害(PVC)