一つの業務で処理するメッセージを,論理メッセージといいます。
TP1/NET/X25では,相手システムとのメッセージ送受信の場合,一つの論理メッセージが一つのセグメントで構成されます。
UAPとTP1/NET/X25との間では,セグメント単位でメッセージを送受信します。TP1/NET/X25を使用するUAPは,相手システムとのメッセージ送受信の場合,常に単一セグメントのメッセージを扱います。
論理メッセージは,他システムへ送信されるときに,パケット分割をされる場合があります。パケット分割をすると性能が低下するため,送信メッセージ長を,通信管理で指定するパケットサイズ以下にすることをお勧めします。
メッセージ送受信の関数で処理するセグメントの先頭には,MCFで使用するヘッダ領域があります。このヘッダ領域の長さによって,バッファ形式1とバッファ形式2があります。通常,バッファ形式1を使用します。
MCF通信構成定義(mcftalccn -o)のctlheaderオペランドで,制御ヘッダを付けることを指定した場合,メッセージ送信時にはセグメントに制御ヘッダを付けてください。また,メッセージ受信時にはセグメントに制御ヘッダが付けられます。次の機能を使用する場合,制御ヘッダを付けてください。
制御ヘッダの内容については,「4. メッセージ送受信インタフェース」を参照してください。