(a)　形式

 
struct dc_mcf_evtheader {
  char   mcfevt_name[9] ;             … MCFイベント情報コード
  char   le_name[16] ;                … 論理端末名称
  char   cn_name[9] ;                 … コネクション名
  unsigned char format_kind ;         … MCFが使用
  char   reserve01 ;                  … 予備
  DCLONG time ;                       … メッセージ入力時刻
} ;
 

(b)　MCFイベントとして設定される項目

• le_name
  メッセージを入力した論理端末名称が設定されます。
  ERREVT2またはERREVT3で，次に示す場合は，'*'が設定されます。
  
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで，障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが，さらにアプリケーション起動をしたMHPで，障害が発生した場合
  ERREVTAの場合は，メッセージを出力する論理端末名称が設定されます。
  CERREVT，COPNEVT，およびCCLSEVTの場合は無効です。
  
• cn_name
  コネクション名が設定されます。
  ERREVT2またはERREVT3で，次に示す場合は，'*'が設定されます。
  
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで，障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが，さらにアプリケーション起動をしたMHPで，障害が発生した場合
• time
  メッセージを入力した時刻が，1970年1月1日0時0分0秒からの通算の秒数で設定されます。
  

(a)　形式

 
struct dc_mcf_evt1_type {
  struct dc_mcf_evtheader  evtheader ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char reserve01[12] ;                   … 予備
  char reserve02[10] ;                   … 予備
  char reserve03[2] ;                    … 予備
  char ap_name[10] ;                     … アプリケーション名
  char reserve04[2] ;                    … 予備
} ;

(b)　MCFイベントとして設定される項目

• ap_name
  次に示すどちらかが設定されます。
  
  • 形式不正のアプリケーション名
  • 定義されていないアプリケーション名
  アプリケーション名は，MHPから送信されたメッセージの場合に設定されます。MHP以外から送信された場合は，ヌル文字が設定されます。
  

(a)　形式

 
struct dc_mcf_evt2_type {
  struct dc_mcf_evtheader  evtheader ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char reserve01[12] ;                   … 予備
  char reserve02[10] ;                   … 予備
  char reserve03[2] ;                    … 予備
  char ap_name[10] ;                     … アプリケーション名
  short reason_code ;                    … 理由コード
} ;

(b)　MCFイベントとして設定される項目

• ap_name
  エラーになったUAPのアプリケーション名が設定されます。
  アプリケーション名は，MHPから送信されたメッセージの場合に設定されます。MHP以外から送信された場合は，ヌル文字が設定されます。
  
• reason_code
  ERREVT2の理由コードが設定されます。理由コードの内容については，「付録C　理由コード一覧」を参照してください。
  

(a)　形式

 
struct dc_mcf_evt3_type {
  struct dc_mcf_evtheader  evtheader ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char reserve01[12] ;                   … 予備
  char map_name[10] ;                    … MCFが使用
  char reserve03[2] ;                    … 予備
  char ap_name[10] ;                     … アプリケーション名
  char reserve04[2] ;                    … 予備
  char service_name[32] ;                … サービス名
  char serv_grp_name[32] ;               … サービスグループ名
  char bid[36] ;                         … トランザクションブランチ
                                            ID領域
} ;

(b)　MCFイベントとして設定される項目

• ap_name
  異常が発生したMHPのアプリケーション名が設定されます。
  アプリケーション名は，MHPから送信されたメッセージの場合に設定されます。MHP以外から送信された場合は，ヌル文字が設定されます。
  
• service_name
  異常が発生したMHPのアプリケーション名に対応するサービス名が設定されます。
  
• serv_grp_name
  異常が発生したMHPのサービスが属するサービスグループ名が設定されます。
  
• bid
  トランザクションのブランチIDが設定されます。
  

(a)　形式

 
struct dc_mcf_evta_type {
  struct dc_mcf_evtheader  evtheader ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char   reserve01[12] ;                 … 予備
  char   map_name[10] ;                  … MCFが使用
  char   reserve03[2] ;                  … 予備
  char   ap_name[10] ;                   … アプリケーション名
  char   reserve04[2] ;                  … 予備
  char   reserve05[32] ;                 … 予備
  char   reserve06[32] ;                 … 予備
  DCLONG user_leng ;                     … 他プロトコルの場合に有効
  char   user_data[16] ;                 … 他プロトコルの場合に有効
  char   reserve07[16] ;                 … 予備
} ;

(b)　MCFイベントとして設定される項目

• ap_name
  正常終了したメッセージのアプリケーション名が設定されます。
  アプリケーション名は，MHPから送信されたメッセージの場合に設定されます。MHP以外から送信された場合は，ヌル文字が設定されます。
  

(a)　PVCの場合の形式

PVCのCERREVT通知インタフェースdcmpcm_cerrevtの形式を示します。

 
typedef struct {
struct dc_mcf_evtheader  header ; 
                           … MCFイベント情報共通ヘッダ（40バイト）
  DCLONG err_fact ;        … 障害要因コード（4バイト）
  DCLONG err_reason1 ;     … 理由コード1（4バイト）
  DCLONG err_reason2 ;     … 理由コード2（4バイト）
  DCLONG recover_code ;    … 回復可否識別（4バイト）
  DCLONG retry_code ;      … 自動リトライ有無識別
} dcmpcm_cerrevt ;
 
typedef struct {
  dcmpcm_cerrevt comheader ;   … プロトコル共通ヘッダ
  char reserve[36] ;           … 予備
} dcmx25_cerrevt ;

(b)　VCの場合の形式

VCのCERREVT通知インタフェースdcmx2m_cerrevtの形式を示します。

 
typedef struct {
  struct dc_mcf_evtheader header ;
                            … MCFイベント情報共通ヘッダ（40バイト）
  DCLONG err_fact ;         … 障害要因コード（4バイト）
  DCLONG err_reason1;       … 理由コード1（4バイト）
  DCLONG err_reason2 ;      … 理由コード2（4バイト）
  DCLONG err_dctreason ;    … 切断理由コード
  char   rname[16] ;        … MCFが使用
  char   reserve1[26] ;     … 予備
} dcmx2m_cerrevt ;

(c)　MCFイベントとして設定される項目

• err_fact
  CERREVTの障害要因コードが次に示す値で設定されます。
  (00000030)₁₆：コネクション障害発生
  (00000031)₁₆：論理端末障害発生
  
• err_reason1，err_reason2
  CERREVTの理由コードが設定されます。「付録C　理由コード一覧」を参照してください。
  
• recover_code
  障害が回復できるかどうかを示す値が設定されます。
  (00000000)₁₆：回復可能
  (00000010)₁₆：回復不可能
  
• retry_code
  障害回復後，自動再確立をするかどうかを示す値が設定されます。
  (00000000)₁₆：自動再確立をします。
  (00000010)₁₆：自動再確立をしません。
  
• err_dctreason
  XNF/AS/NLIから渡されたコネクション切断理由を，加工しないで設定します。コネクション切断理由については，マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」を参照してください。
  自システムから切断した場合は，(00000000)₁₆を通知します。
  この領域は，障害要因コードがコネクション障害（err_factで示すコードが(00000030)₁₆）のときだけ有効です。
  

(a)　PVCの場合の形式

PVCのCOPNEVT，CCLSEVT通知インタフェースdcmx25_statevtの形式を示します。

 
typedef struct {
  struct dc_mcf_evtheader  header ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char reserve1[56] ;                 … 予備
} dcmx25_statevt ;

(b)　VCの場合の形式

VCのCOPNEVT，CCLSEVT通知インタフェースdcmx2m_statevtの形式を示します。

 
typedef struct {
  struct dc_mcf_evtheader header ;   … MCFイベント情報共通ヘッダ
  char reserve[16] ;                 … 予備
  char rname[16] ;                   … MCFが使用
  char reserve1[26] ;                … 予備
} dcmx2m_statevt ;