4.2.1 MCFイベントの種類

TP1/NET/UDPが通知するMCFイベントの種類を次の表に示します。

表4-1 TP1/NET/UDPが通知するMCFイベントの種類

MCFイベント名MCFイベントコード発生した原因MCFイベント処理用MHPでの処理の例
不正アプリケーション名検出通知イベントERREVT1メッセージのアプリケーション名がMCFアプリケーション定義にありません。該当するアプリケーション名がなかったことを報告します。
メッセージ廃棄通知イベントERREVT2次の理由で,受信メッセージを廃棄しました。
  • 入力キューに障害が発生しました。
  • MHPのサービス,サービスグループ,アプリケーションが閉塞しました。
  • MHPに受信したセグメントを渡す前にMHPの異常終了が発生しました。
  • アプリケーション名に相当するMHPのサービスがありません。
  • アプリケーションの即時起動時に障害が発生しました。
  • MHPのアプリケーション,サービスグループがセキュア状態です。
メッセージを廃棄したことを報告します。
UAP異常終了通知イベントERREVT3MHPに受信したセグメントを渡したあとに,MHPの異常終了が発生しました。UAP異常終了時の対処障害メッセージを送信します。
タイマ起動メッセージ廃棄通知イベントERREVT4アプリケーションのタイマ起動時に障害が発生しました。メッセージを廃棄したことを報告します。
未処理送信メッセージ廃棄通知イベントERREVTA次の理由で未処理送信メッセージを破棄しました。
  • MCFの正常終了処理時に,未処理送信メッセージの滞留時間監視の時間切れ(タイムアウト)が発生しました。
  • 運用コマンド(mcftdlqle)の入力によって,出力キューが削除されました。
未処理送信メッセージを廃棄したことを報告します。
障害通知イベントCERREVT論理端末障害が発生しました。論理端末に障害が発生したことを報告します。
状態通知イベントCOPNEVT論理端末が閉塞解除しました。論理端末が閉塞解除したことを報告します。
CCLSEVT論理端末が正常に閉塞しました。論理端末が閉塞したことを報告します。
注※
MCFアプリケーション定義(mcfaalcap -g)のrecvmsgオペランドにrを指定した場合,またはdc_mcf_rollbackのactionにDCMCFRTRYまたはDCMCFRRTNを指定した場合は除きます。