2.1 オンラインの開始と終了

TP1/NET/XMAP3は,オンライン開始時,システム定義の指定に従って表示印刷サービスにサービス開始要求や論理端末画面の生成などをします。

<この節の構成>
(1) オンラインの開始形態と終了形態
(2) XMAP3サーバの起動

(1) オンラインの開始形態と終了形態

TP1/NET/XMAP3で対応しているオンラインの開始形態を,次の表に示します。

表2-1 オンラインの開始形態

開始形態前回の終了形態TP1/NET/XMAP3の処理
正常開始
  • システム構築時
  • 正常終了
  • 強制正常終了
MCF定義ファイルに従ってオンライン環境を構築します。
  • 表示印刷サービスにサービス開始要求,論理端末画面の生成
再開始
  • 計画停止A,B
  • 強制停止
MCF定義ファイルに従ってオンライン環境を構築します。
ただし,前回のオンラインの入力キュー,出力キューに残っているメッセージは引き継がれます。
また,継続問い合わせ応答形態の情報は引き継がれません。
  • 表示印刷サービスにサービス開始要求,論理端末画面の生成

また,TP1/NET/XMAP3で対応しているオンラインの終了形態を,次の表に示します。

表2-2 オンラインの終了形態

終了形態TP1/NET/XMAP3の処理
正常終了
強制正常終了
  1. 出力キュー内の未処理送信メッセージをすべて送信します。
    ただし,一定時間内に出力キュー内の全メッセージを送信できなかった場合は,UAPに未処理送信メッセージ廃棄イベント(ERREVTA)を通知します。
  2. 論理端末画面を廃棄し,表示印刷サービスにサービス終了要求をします。
  3. オンラインを終了します。
計画停止A,B
  1. 送信中のメッセージを送信完了まで処理します(出力キュー内の未処理送信メッセージは次回の再開始時に処理します)。
  2. 論理端末画面を廃棄し,表示印刷サービスにサービス終了要求をします。
  3. オンラインを終了します。
強制停止
  1. 直ちにオンラインを終了します。
    このとき,表示印刷サービス側の資源は解放され,論理端末画面は廃棄されます。そのため,次回のオンライン開始時には表示印刷サービスのサービス開始要求から処理します。

(2) XMAP3サーバの起動

XMAP3サーバは,OpenTP1システムを開始する前に起動してください。また,必要な場合は,XMAPCサーバ(XMAP3/DISPLAY - Run Time System,およびXMAP3/PRINTER - Run Time Systemのマッピングサーバ)を起動してください。

XMAP3サーバの起動については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 Server」,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」,またはマニュアル「XMAP3 Version 5 画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド」を参照してください。

XMAPCサーバの起動については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム/画面・帳票マッピング支援 XMAP3/DISPLAY,XMAP3/PRINTER 解説・手引書」を参照してください。