表示印刷サービスからTP1/NET/XMAP3に送られるメッセージは,EBCDIK/KEISのコード体系を持つ,XPデータストリーム形式のメッセージです。XPデータストリーム形式のメッセージを物理メッセージと呼びます。一方,OpenTP1システム内のUAPではプロセスの環境に応じて,JIS8/シフトJIS,またはEUCのコード体系を持つ,論理セグメント群形式のメッセージを扱います。論理セグメント群形式とは,マップ定義に従って生成された論理マップの形式です。
TP1/NET/XMAP3では,XMAP3マッピング機能を使って,物理メッセージと論理セグメント群形式のメッセージとの相互変換,および編集をします。メッセージの形式を変換し,メッセージを編集することをマッピングと呼びます。TP1/NET/XMAP3は,表示印刷サービスからの物理メッセージを論理セグメント群形式のメッセージにマッピングして,OpenTP1システム内のUAPに渡します。同様に,OpenTP1システム内のUAPからの論理セグメント群形式のメッセージを,物理メッセージにマッピングして表示印刷サービスに渡します。
マッピングによるメッセージ編集の流れを,次の図に示します。
図2-16 マッピングによるメッセージ編集の流れ