TP1/NET/XMAP3はXMAP3/PRINTER UTILITYのページ制御機能を利用するためのインタフェースを提供しています。多機能プリンタを接続している場合,TP1/NET/XMAP3のメッセージグループ送信機能とXMAP3/PRINTER UTILITYのページ制御機能を組み合わせることで,ページ単位に印刷仕様を制御できます。ページ制御機能の詳細については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム/プリンタユティリティ XMAP3/PRINTER UTILITY 解説・手引書」を参照してください。
ページ制御機能を利用した印刷を次の図に示します。
図2-22 ページ制御機能を利用した印刷
ページ制御機能を使用する場合,論理端末定義(mcftalcle)の-Gオプションで,メッセージグループ送信機能を使用する定義をしてください。
ユーザは,ページ制御機能を使ってメッセージをプリンタ出力するために,あらかじめ印刷面や用紙排出先などの印刷様式を定義したPAGECモジュールを,PAGEC読み込みパスに格納しておきます。マッピングサービス属性定義にPAGEC読み込みパスを指定してください。メッセージ送信時にPAGEC名(PAGECモジュールに対応した名称)を指定することで,メッセージごとに印刷様式を設定できます。
PAGECモジュールで設定した印刷仕様の一部を,メッセージごとに変更できます。PAGECモジュールで設定した印刷仕様を変更するための領域を,PAGECインタフェース領域と呼びます。メッセージを送信する場合,PAGEC名のほかに,PAGECインタフェース領域を指定してください。
メッセージ送信時にPAGEC名を指定しない場合には,論理端末定義(mcftalcle)の-pオプションで指定したデフォルトPAGEC名が有効になります。PAGEC名も,デフォルトPAGEC名も指定しなかった場合には,プリンタの設定に従います。ただし,同じグループの中で前に送信したメッセージにページ制御情報の指定がある場合には,この指定を引き継ぎます。
PAGECモジュールとPAGECインタフェース領域の詳細については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム/プリンタユティリティ XMAP3/PRINTER UTILITY 解説・手引書」を参照してください。