2.4.5 メッセージの分割と組み立て

UAPがTP1/NET/XMAP3との間で扱うメッセージの形式を,論理セグメント群形式と呼びます。この形式では,一つのメッセージが,一つまたは複数のセグメントで構成されます。ただし,複数のセグメントのメッセージ送受信ができるソフトウェア構成は,XP/Wを使用している場合だけです。

1回のメッセージ送受信では,一つのセグメントの受信や送信をします。したがって,1論理メッセージが複数のセグメントに分割されている場合,UAPでは1論理メッセージの送受信に複数回メッセージ関数を呼び出さなければなりません。

メッセージ送信では,1論理メッセージの長さを32000バイト以内にする必要があります。このため,1論理メッセージが単一のセグメントの場合,単一のセグメントの長さを32000バイト以内にしてください。1論理メッセージが複数のセグメントで構成される場合,複数のセグメントの長さの合計値は32000バイト以内にしてください。

複数セグメントのメッセージ関数の使用方法を,次の図に示します。

図2-15 複数セグメントのメッセージ関数の使用方法

[図データ]