mcfaalcapアプリケーション属性定義

形式

mcfaalcap -n "
                             :
              〔replychk=yes|no〕
                             :
              〔type=ans|noans|cont〕
                             :
              〔tempsize=継続問い合わせ応答用一時記憶データ格納用領域サイズ〕"
                             :

機能

アプリケーションに関する属性を定義します。

オプション

この定義コマンドには,ほかにもオプションがあります。詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

●-n

このオプションには,ほかにもオペランドがあります。詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

(オペランド)

replychk=yes|no  ~《yes》
応答型MHPが応答メッセージを送信したかどうか,MCFにチェックさせるかどうかを指定します。
yes
応答型MHPが応答メッセージを送信していない場合,またはほかの応答型MHPを起動していない場合に,トランザクションをロールバックしERREVT3を通知します。
no
応答型MHPが応答メッセージを送信したかどうかをチェックしません。
replychkオペランドを指定した場合は,typeオペランドにansを,kindオペランドにuserを指定する必要があります。
replychkオペランドの指定値と,MHPの処理,MCFの処理との関係を次に示します。
replychkオペランドの指定値MHPの処理MCFの処理
yes入力元端末に応答メッセージを送信端末に応答メッセージを送信し,端末の応答待ち状態を解除する(MHPは正常終了)。
ほかの問い合わせ応答型MHPを起動指定されたMHPを起動する。端末の応答待ち状態は解除しない(MHPは正常終了)。
上記以外エラーイベントの起動によって端末の応答待ち状態を解除し,ロールバック処理する(MHPは異常終了)。
no入力元端末に応答メッセージを送信端末に応答メッセージを送信し,端末の応答待ち状態を解除する(MHPは正常終了)。
ほかの問い合わせ応答型MHPを起動指定されたMHPを起動する。端末の応答待ち状態は解除しない(MHPは正常終了)。
上記以外端末の応答待ち状態を解除する(MHPは正常終了)。
注※
端末の応答待ち状態を解除しないのは,起動されたMHPに応答権が引き継がれるためです。

type=ans|noans|cont  ~《noans》
アプリケーションの型を指定します。
ans
応答型
noans
非応答型
cont
継続問い合わせ応答型
nameオペランドでMCFイベント名を指定した場合,このtypeオペランドの指定は無効になります。
MCFはMCFイベントに対して次のように自動的に設定します。
  1. 次のMCFイベントの場合,要求元となった論理端末の端末タイプに応じて設定します。
    ・不正アプリケーション名検出通知イベント(ERREVT1)
  2. 次のMCFイベントの場合,それを起動する要因となったアプリケーションの型をそのまま引き継ぎます。
    ・メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT2)
    ・UAP異常終了通知イベント(ERREVT3)
  3. 上記以外のMCFイベントの場合は,noansを設定します。
なお,ERREVT1,ERREVT2,またはERREVT3を起動する場合,アプリケーション起動プロセスが必要です。アプリケーション起動プロセスを起動するために,MCF通信構成定義を作成してください。
異常が発生した場合,起動元通信プロセスに対応するMCFイベントが起動されます。アプリケーション起動機能を使用して複数のMCFアプリケーション定義を経由した場合も,最初の起動元通信プロセスに対応するMCFイベントが起動されます。
SPPからアプリケーションを起動し,起動元プロセスがない場合は,アプリケーション起動プロセスに対応するMCFイベントが起動されます。
tempsize=継続問い合わせ応答用一時記憶データ格納用領域サイズ  ~〈符号なし整数〉((1~32000))《4096》(単位:バイト)
継続問い合わせ応答で使用する一時記憶データ格納用領域サイズを指定します。ただし,typeオペランドでcontを指定した場合だけ有効です。