分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編
形式
MAPDEF SYSTNAM = ( XPRES ) MAPPATH = 標準用物理マップ読み込みパス名 〔ALTPATH = 交代用物理マップ読み込みパス名〕 〔MAPNAME = ( 物理マップ名〔, 物理マップ名〕...)〕 〔MAPCNT = LRU管理をする物理マップ数〕 〔POOLSIZ = 物理マップをロードする領域サイズ〕 〔PGCSTDPN = 標準用PAGECモジュール読み込みパス名〕 〔PGCALTPN = 交代用PAGECモジュール読み込みパス名〕 〔PGCMNAME = ( PAGECモジュール名〔, PAGECモジュール名〕...)〕 〔PGCCNT = LRU管理をするPAGECモジュール数〕 〔PGCPOLSZ = PAGECモジュールをロードする領域サイズ〕 〔NULLCD = ヌルクリアコード〕 〔DATACD = データ有無コード〕 〔PADCHR = 初期値設定〕 〔RESEND = 再送ID〕 〔RETRYSEC = 再試行間隔〕 〔RETRYCNT = 再試行回数〕 〔PATHSTS = YES|NO〕 〔ERRLOG4 = YES|NO〕 END
機能
マッピングサービスの属性を定義します。
マッピングサービス定義でマッピングサービス識別子ごとに,マッピングサービス属性定義ファイルを指定します。この場合,複数のマッピングサービス識別子が,同じマッピングサービス属性定義ファイルを指定してもかまいません。
オペランド
マッピングサービス属性定義の開始を宣言します。この定義文以前にほかの定義文を記述することはできません。
●SYSTNAM = (XPRES)
マッピングをする端末システム名をXPRESと指定します。
●MAPPATH = 標準用物理マップ読み込みパス名 〜〈1〜255文字のパス名〉
メッセージ編集時に使用する標準用マップライブラリを格納しているパス名を指定します。マッピングサービスは,ここで指定したパス名から物理マップを読み込みます。
●ALTPATH = 交代用物理マップ読み込みパス名 〜〈1〜255文字のパス名〉
標準用マップライブラリの物理マップ読み込みに失敗した場合に使用する,交代用マップライブラリのパス名を指定します。
●MAPNAME = (物理マップ名〔, 物理マップ名〕...) 〜〈3〜8文字の英数字〉
メモリに常駐する物理マップの名称を指定します。指定できる物理マップ数は最大25個です。
●MAPCNT = LRU管理をする物理マップ数 〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《10》
LRU管理の対象となる物理マップの数を指定します。必ず該当するマッピングサービスを使用するMCF通信プロセスの数以上を指定してください。
●POOLSIZ = 物理マップをロードする領域サイズ 〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《32》
物理マップを読み込む領域の大きさをキロバイト単位で指定します。メモリに常駐する物理マップ(常駐マップ)は対象にしません。マップサイズは,マップ生成時に出力される情報リストを参照してください。
使用する物理マップ中で,最大のサイズ以上を指定してください。
●PGCSTDPN = 標準用PAGECモジュール読み込みパス名 〜〈1〜255文字のパス名〉
プリンタ出力用のメッセージ編集時に使用する標準用PAGECモジュールを格納しているパス名を指定します。ここで指定したパス名からPAGECモジュールを読み込みます。省略した場合は,PAGEC機能を使用できません。また,省略した場合は,PGCMNAMEを指定しないでください。
●PGCALTPN = 交代用PAGECモジュール読み込みパス名 〜〈1〜255文字のパス名〉
標準用PAGECモジュールの読み込みに失敗した場合に使用する,交代用PAGECモジュールのパス名を指定します。
●PGCMNAME = (PAGECモジュール名〔, PAGECモジュール名〕...) 〜〈1〜8文字の英数字〉
メモリに常駐するPAGECモジュールの名称を指定します。指定できるPAGECモジュール数は最大25個です。
●PGCCNT = LRU管理をするPAGECモジュール数 〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《10》
LRU管理の対象となるPAGECモジュールの数を指定します。
●PGCPOLSZ = PAGECモジュールをロードする領域サイズ 〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《32》
PAGECモジュールを読み込む領域の大きさをキロバイト単位で指定します。メモリに常駐するPAGECモジュールは対象にしません。
●NULLCD = ヌルクリアコード 〜〈2けたの16進数字〉((00〜FF))
ヌルクリアコードを指定します。指定しない場合は,ヌルクリアコードは無効になります。
出力論理フィールドの先頭1バイトにヌルクリアコードを格納すると画面上の対応フィールドをヌル(00)16クリアします。
●DATACD = データ有無コード 〜〈2けたの16進数字〉((00〜FF))
画面・帳票定義のデータ有無コードを変更する場合に指定します。指定しない場合は,データ有無コードは無効になります。
●PADCHR = 初期設定値 〜〈2けたの16進数字〉((00〜FF))
入力編集時に入力論理マップの各データ項目をあらかじめクリアしておく初期設定値を指定します。ユーザが何も入力しなかったデータ項目には,この値が設定されます。入力編集時の初期設定値の優先度は次のとおりです。
XMAP3のドロー,ドローセットアップ,またはパネル定義,およびPADCHRオペランドで初期設定値を指定しない場合,初期設定値は無効になります。
●RESEND = 再送ID 〜〈1〜8文字の英数字〉
画面・帳票定義の予約項目の項目名称をRESENDと定義したフィールドにセットする再送IDを指定します。
●RETRYSEC = 再試行間隔 〜〈符号なし整数〉((1〜60))《3》
マッピングサービスプロセスとのデータ送受信に失敗したときの再試行間隔を,秒単位で指定します。
●RETRYCNT = 再試行回数 〜〈符号なし整数〉((0〜255))《10》
マッピングサービスプロセスとのデータ送受信に失敗したときの再試行回数を指定します。0を指定した場合は再試行しません。
●PATHSTS={YES|NO}
dcmapchgコマンドで変更したパス情報のリラン引き継ぎをするかどうかを指定します。
オペランドを省略するとNOを指定したとみなされます。
●ERRLOG4={YES|NO}
処理中にマッピングエラーが発生した場合,エラー情報を取得するかどうかを指定します。エラー情報は,$DCDIR/spool/saveの下にdcmap_errxxxxx(xxxxxはプロセスID)というファイルを作成してその中に出力されます。
オペランドを省略するとNOを指定したとみなされます。
●END
マッピングサービス属性定義の終わりを宣言します。
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