非同期型とは,システム内で同期を取らない形態です。UAPが送受信要求を出したあと,各要求の処理が完了するのを待たないで,それ以降の処理を続けます。
TP1/NET/OSI-TPでは,非同期型のメッセージは受信だけに使用できます。相手システムからダイアログ開始要求を受信し,該当するUAPを起動します。論理端末の端末タイプはany,アプリケーションの型は非応答型です。このとき,起動できるUAPはMHPだけです。
TP1/NET/OSI-TPが相手システムからダイアログ開始要求を受信し,メッセージをUAPに渡すまでの処理を,次の図に示します。
図2-13 非同期型のメッセージの受信
以降,このマニュアルでは,非同期のメッセージの受信を,特にメッセージの受信と呼びます。メッセージの受信には,RECEIVE文またはreceive関数を使用します。