TP1/NET/OSI-TP固有のシステム定義の種類
TP1/NET/OSI-TPに固有の定義の種類を,次の表に示します。
表5-2 TP1/NET/OSI-TP固有の定義の種類
定義名 | コマンド | オプション・オペランド | 定義内容 | 指定値((値範囲))《省略時解釈値》 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
MCFマネジャ定義 | mcfmuap※ | -t | sndtim | 同期送信監視時間(SENDSYNC) | 符号なし整数(単位:秒)((0~65535))《0》 | |
sndrcvtim | 同期送受信監視時間(SENDRECV) | 符号なし整数(単位:秒)((0~65535))《0》 | ||||
recvtim | 同期受信監視時間(RECVSYNC) | 符号なし整数(単位:秒)((0~65535))《0》 | ||||
MCF通信構成定義 | 共通定義 | プロトコル共通のコマンドだけで指定できます。共通のコマンドについては,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。 | ||||
プロトコル固有定義 | mcftgrpcn (コネクショングループ定義の開始)指定数:0~256 | -g | - | コネクショングループ名 | 1~8文字の識別子 | |
mcftalccn (コネクション定義の開始) 指定数:1~512 | -c | - | コネクションID | 1~8文字の識別子 | ||
-p | - | プロトコルの種別 | tp | |||
-n | - | 自システムのPSAPアドレス | 1~142けたの16進数字 | |||
-q | - | 通信相手システムのPSAPアドレス | 1~186けたの16進数字 | |||
-g | sndbuf | メッセージ送信用バッファグループ番号 | 符号なし整数((1~512)) | |||
rcvbuf | メッセージ受信用バッファグループ番号 | 符号なし整数((1~512)) | ||||
-e | msgbuf | メッセージ編集用バッファグループ番号 | 符号なし整数((1~512)) | |||
count | メッセージ編集用バッファ数 | 符号なし整数((1~131070)) | ||||
-m | mode | 使用する通信管理 | xnfas | |||
-i | - | システム開始時および再開始時にコネクションを自動的に確立するかどうか | auto|《manual》 | |||
-u | - | 通信相手システムの種別 | ht | |||
-w | nomltim | プロトコル監視時間 | 符号なし整数(単位:秒)((0または10~65535))《60》 | |||
-b | bretry | コネクション確立後に障害が発生した場合にコネクション確立再試行をするかどうか | 《yes》|no | |||
bretrycnt | コネクション確立後に障害が発生した場合のコネクション確立再試行の回数 | 符号なし整数(単位:回)((0~65535)) 《0》 | ||||
bretryint | コネクション確立後に障害が発生した場合のコネクション確立再試行の時間間隔 | 符号なし整数(単位:秒)((0~2550)) 《60》 | ||||
-t | - | 起動型および受信型の種別 | int|rsp | |||
-z | dtea | 現用相手DTEアドレス | 1~32けたの16進数字 | |||
slot | 現用スロット番号 | 符号なし整数((0~65535)) | ||||
altn_dtea | 交代用相手DTEアドレス | 1~32けたの16進数字(n:1~7を昇順に指定) | ||||
altn_slot | 交代用スロット番号 | 符号なし整数(n:1~7を昇順に指定)((0~65535)) | ||||
-l | - | TLクラス | 0|《2》|4 | |||
-y | - | コンテンション勝者および敗者の種別 | int|rsp | |||
-o | - | 応用コンテキスト名 | 1~64けたの16進数字 | |||
-j | - | ユーザASE抽象構文名 | 1~64けたの16進数字 | |||
-d | control | 全二重および半二重の種別 | 《shared》|polarized | |||
handshake | ハンドシェイクを使用するかどうか | 《yes》|no | ||||
-v | cnflevt | コネクション起動側でのコネクション確立の失敗時に,状態通知イベント(CERREVT)を通知するかどうか | yes|《no》 | |||
mcftalcle (論理端末定義) 指定数:1~512 | -l | - | 論理端末名称 | 1~8文字の識別子 | ||
-t | - | 論理端末タイプ | any | |||
-v | - | アプリケーション名 | 1~8文字の識別子 | |||
mcftalced (コネクション定義の終了) 指定数:mcftalccnと同数 | - | - | コネクション定義の終了 | - | ||
mcftgrped (コネクショングループ定義の終了) 指定数:mcftgrpcnと同数 | - | - | コネクショングループ定義の終了 | - |
定義の指定順序
TP1/NET/OSI-TPのプロトコル固有定義コマンドの指定順序を次の図に示します。MCF通信構成定義コマンドを指定するときは,必ずこの順序に従ってください。
図5-1 TP1/NET/OSI-TPのプロトコル固有定義コマンドの指定順序