2.1.9 アソシエーションプール管理機能

UAPがダイアログ開始要求を送信する場合,通信構成定義(mcftgrpcn -g)で指定したコネクショングループ名を指定すれば,TP1/NET/OSI-TPがコネクショングループ内の使用できるコネクションを自動的に選択し,相手システムとの間でダイアログを開始します。この場合,同じコネクショングループのコネクションでは,コネクションID以外の属性を同じに定義する必要があります。アソシエーションプール管理機能の概要を次の図に示します。

図2-12 アソシエーションプール管理機能の概要

[図データ]

  1. UAPはダイアログ開始要求を送信するとき,論理端末名称にコネクショングループ名を指定します。
  2. TP1/NET/OSI-TPは,UAPが指定したコネクショングループ配下の未使用のコネクションを選択してダイアログを開始します。
  3. ダイアログ開始要求が正常にリターンした場合,TP1/NET/OSI-TPはUAPがダイアログ開始要求で指定したコネクショングループ名を,ダイアログ開始時に選択したコネクションに対応した論理端末名称に書き換えます。ダイアログ開始要求が異常でリターンした場合は,論理端末名称への書き換えはしません。
  4. ダイアログ開始要求が正常にリターンしたあと,UAPがデータ送信などを呼び出す場合,ダイアログ開始要求時に指定した論理端末名称格納エリアを使用します。