2.1.3 論理端末とアプリケーションの型の関係

TP1/NET/HDLCで扱う論理端末の端末タイプは,any(任意型)です。この端末タイプを指定すると,TP1/NET/HDLCで使用するすべての通信形態に対応できます。

アプリケーションは,ユーザが送受信データの中で指定したアプリケーション名をキーとして一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。TP1/NET/HDLCで扱うアプリケーションの型は,非応答型(noans)だけです。

注※
アプリケーション名は,メッセージの先頭から空白の手前までの1から8バイトの英数字です。先頭から9バイト目に空白がないとき,または先頭に空白がある場合はアプリケーション名を不正とします。入力メッセージ編集UOCで決定する場合は,「4.1.1 入力メッセージの編集とアプリケーション名の決定」を参照してください。

論理端末,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係を次の表に示します。

表2-1 論理端末,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係

論理端末の端末タイプメッセージの種類受信メッセージのアプリケーションの型UAPインタフェース通信形態
any
(任意型論理端末)
一方送信メッセージ非応答型
(noans)
receive一方受信
send一方送信,または分岐送信