4.2.4 MCFイベント情報の形式(COBOL言語)

COBOL言語の場合はセグメントの並びとして渡されます。COBOL言語のUAPの場合,MCFイベントの内容を表4-2~表4-8に示します。このとき,データ形式1とデータ形式2で先頭の有無とこれによる位置(バイト)が異なるため,データ形式別に位置(バイト)を分けて説明します。

表4-2 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT1

項目位置(バイト)長さ
(バイト)
属性内容
形式1形式2
予備(形式1のときだけ)02
予備(形式1のときだけ)22
エラーイベントコード403英数字'ERR'が設定されます。
733
1062英数字ERREVT1を示す'1△'が設定されます。
入力元論理端末名称1288英数字メッセージを入力した論理端末名称です。
予備201620
アプリケーション名40368英数字次に示すどれかが設定されます。
  • 形式不正となったアプリケーション名
  • 定義されていないアプリケーション名
予備48448
予備56528
予備64608
コネクション名72688英数字コネクション名です。
予備807616
メッセージが入力された日付96928外部10進数字端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻1041008外部10進数字端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備11210816
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。

表4-3 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT2

項目位置(バイト)長さ
(バイト)
属性内容
形式1形式2
予備(形式1のときだけ)02
予備(形式1のときだけ)22
エラーイベントコード403英数字'ERR'が設定されます。
733
1062英数字ERREVT2を示す'2△'が設定されます。
入力元論理端末名称1288英数字メッセージを入力した論理端末名称です。次に示す場合には,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPによって,さらにアプリケーション起動されたMHPで,障害が発生した場合
予備201620
アプリケーション名40368英数字エラーになったUAPのアプリケーション名です。
予備48448
予備56528
予備64608
コネクション名72688英数字コネクション名です。次に示す場合には,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPによって,さらにアプリケーション起動されたMHPで,障害が発生した場合
予備807616
メッセージが入力された日付96928外部10進数字端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻1041008外部10進数字端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
理由コード1121084外部10進数字理由コードが設定されます。
予備11611212
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。
注※
理由コードの詳細については,「付録C 理由コード一覧」を参照してください。

表4-4 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVT3

項目位置(バイト)長さ
(バイト)
属性内容
形式1形式2
予備(形式1のときだけ)02
予備(形式1のときだけ)22
エラーイベントコード403英数字'ERR'が設定されます。
733
1062英数字ERREVT3を示す'3△'が設定されます。
入力元論理端末名称1288英数字メッセージを入力した論理端末名称です。次に示す場合は,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
予備201620
予備40368
マップ名48448MCFが使用します。
アプリケーション名56528英数字異常が発生したメッセージのアプリケーション名です。
予備64608
コネクション名72688英数字コネクション名です。次に示す場合は,'*'が設定されます。
  • SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
  • 上記の障害発生時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が発生した場合
予備807616
メッセージが入力された日付96928外部10進数字端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻1041008外部10進数字端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備11210816
サービス名12812431英数字異常が発生したUAPのアプリケーション名に対応するサービス名です。
予備1591551
サービスグループ名16015631英数字異常が発生したUAPのサービスグループ名です。
予備1911871
トランザクションID(BID)192188362進数字異常が発生したトランザクションのBIDです。
予備22822428
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。

表4-5 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(ERREVTA

項目位置(バイト)長さ
(バイト)
属性内容
形式1形式2
予備(形式1のときだけ)02
予備(形式1のときだけ)22
エラーイベントコード403英数字'ERR'が設定されます。
733
1062英数字ERREVTAを示す'A△'が設定されます。
出力先論理端末名称1288英数字メッセージを出力する論理端末名称です。
予備201620
予備40368
マップ名48448MCFが使用します。
アプリケーション名56528英数字正常終了したメッセージのアプリケーション名です。
MHPから送信されたメッセージの場合設定されます。MHP以外から送信された場合は空白が設定されます。
予備64608
予備72688
予備807616
メッセージが入力された日付96928外部10進数字端末入力メッセージを入力した日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻1041008外部10進数字端末入力メッセージを入力した時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
予備11210816
予備12812431
予備1591551
予備16015631
予備1911871
予備19218836
予備22822428
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。

表4-6 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(SCMPEVT

項目位置(バイト)長さ
(バイト)
属性内容
形式1形式2
長さ(形式1のときだけ)02MCFが使用します。
予備(形式1のときだけ)22
イベントコード408英数字'SCMPEVT'が設定されます。
出力先論理端末名称1288英数字メッセージの送信が完了した論理端末名称です。
予備20168
コネクション名28248英数字コネクション名です。
メッセージが入力された日付36328外部10進数字送信完了イベントが通知された日付です。YYYYMMDDの形式です。
YYYY:西暦の年
MM:月
DD:日
メッセージが入力された時刻44408外部10進数字送信完了イベントが通知された時刻です。HHMMSS00の形式です。
HH:時
MM:分
SS:秒
00は固定です。
出力通番524842進数字出力通番です。出力通番がない場合は,(FFFFFFFF)16が設定されます。
出力マップ名56528英数字MCFが使用します。
メッセージ種別64601英数字メッセージ種別が設定されます。
n:一般メッセージ
p:優先一方送信メッセージ
理由コード65611英数字理由コードが設定されます。
△:送信が正常に完了しました。
予備66629
プロトコル個別情報757116英数字MCFが使用します。
予備918719
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。

表4-7 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(CERREVT

項目位置(バイト)長さ(バイト)属性内容
イベントコード08英数字イベントコード「CERREVT」が設定されます。
入力元論理端末名称88英数字障害の発生した論理端末名称が設定されます。コネクション障害時は無効です。
予備168
入力元コネクション名248英数字コネクション名が設定されます。
メッセージ入力日付328外部10進数字CERREVTを入力した日付です。
メッセージ入力時刻408外部10進数字CERREVTを入力した時刻です。
障害要因コード4842進数字障害要因が設定されます。
(00000030)16:コネクション障害
(00000031)16:論理端末障害
理由コード1※15242進数字理由コード1が設定されます。
理由コード2※15642進数字理由コード2が設定されます。
回復可否識別6042進数字発生した障害が,自動回復できるかが設定されます。
(00000000)16:回復可能障害
(00000010)16:回復不可能障害
自動再確立有無識別※26442進数字障害発生後,コネクションを自動再確立しているかが設定されます。
(00000000)16:再確立実行中
(00000010)16:再確立未実行
切断理由コード6842進数字XNF/AS/HDLCから通知されたコネクションの切断理由コードが設定されます。
障害レベルがコネクション障害(00000030)16のときだけ有効です。
切断理由コードについては,マニュアル「通信管理 XNF/AS 解説・運用編」を参照してください。
予備7232
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。
相手システムからUERRを受信した場合で,UERRの利用者情報が設定されていたとき,利用者情報をCERREVTの第2セグメントに設定します。
注※1
理由コード1,および理由コード2は,「付録C 理由コード一覧」を参照してください。
注※2
コネクションの自動再起動指定によって,TP1/NET/HDLCが再確立している場合は,再確立実行中が設定されます。コネクションが手動起動指定の場合は,再確立未実行が設定されます。

表4-8 COBOL言語のMCFイベント情報の内容(COPNEVTCCLSEVT

項目位置(バイト)長さ(バイト)属性内容
イベントコード08英数字イベントコード「COPNEVT」,または「CCLSEVT」が設定されます。
入力元論理端末名称88英数字論理端末の閉塞解除を通知するCOPNEVTの場合は,閉塞解除した論理端末名称が設定されます。
コネクション確立を通知するCOPNEVTおよびCCLSEVTでは無効です。
予備168
入力元コネクション名248英数字コネクション名が設定されます。
メッセージ入力日付328外部10進数字COPNEVT,CCLSEVTを入力した日付です。
メッセージ入力時刻408外部10進数字COPNEVT,CCLSEVTを入力した時刻です。
予備4856
(凡例)
-:該当しません。または,使用されません。