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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/User Agent編


9.2 コネクション障害

コネクションの処理中に,障害の発生する個所の区分を次の図に示します。また,障害発生個所に応じたTP1/NET/User Agentの障害処理について,次の表に示します。

図9‒1 コネクション障害の発生個所

[図データ]

表9‒13 コネクション障害の発生個所に応じた障害処理

障害発生個所

内容

メッセージログの出力内容

TP1/NET/User Agentの処理

1.

コネクション確立時のリトライオーバ(下位層の障害,またはタイムアウトによるリトライ)

コネクション障害

  • CERREVTを起動します。

  • コネクションを解放します。

    解放後は運用コマンド(mcftactcn)またはAPI(dc_mcf_tactcn関数もしくはCBLDCMCF('TACTCN△△'))で再確立できます。

2.

入力キュー書き込みエラー(COPNEVT)

メッセージ入力障害

  • メッセージを破棄します。

3.

コネクション確立後のコネクション障害

コネクション障害

  • UA障害を処理します。

  • CERREVTを起動します。

  • コネクションを解放します。

    解放後は運用コマンド(mcftactcn)またはAPI(dc_mcf_tactcn関数もしくはCBLDCMCF('TACTCN△△'))で再確立できます。

4.

コネクション解放中のコネクション障害

コネクション障害

  • CERREVTを起動します。

  • コネクションを解放します。

    解放後は運用コマンド(mcftactcn)またはAPI(dc_mcf_tactcn関数もしくはCBLDCMCF('TACTCN△△'))で再確立できます。

5.

入力キュー書き込みエラー(CCLSEVT)

メッセージ入力障害

  • メッセージを破棄します。