論理端末は,通信相手システムとの間でメッセージを送受信するためのユーザインタフェースであり,OSAS/UAプロトコルのUAに対応します。
論理端末は,送受信するメッセージの形態で次に示す四つの端末タイプがあります。論理端末の端末タイプは,MCFの論理端末属性として,構成定義ファイルで設定します。
アプリケーションは,ユーザが送受信データの中で指定したアプリケーション名※をキーとして一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションには,処理形態によって二つの型があり,MCFのアプリケーション属性の一つとして,アプリケーション定義ファイルで設定します。受信メッセージによって起動するアプリケーションの型を次に示します。
論理端末,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係を次の表に示します。
表2-3 論理端末,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係
論理端末の端末タイプ | メッセージの種類※ | 受信メッセージのアプリケーションの型 | UAPインタフェース | 通信形態 |
---|---|---|---|---|
reply (応答型論理端末) | 問い合わせメッセージ (UINQ) | 応答型 | receive | 問い合わせ応答 |
応答メッセージ (UREP) | reply | |||
request (問い合わせ型論理端末) | 一方送信メッセージ (UINQ) | 任意 | send | 分岐送信 |
問い合わせメッセージ (UINQ) | sendrecv (セグメント送信時,先頭セグメント受信時) | 同期問い合わせ応答 | ||
応答メッセージ (UREP) | recvsync (後続セグメント受信時) | |||
一方送信メッセージ (UREP) | 非応答型 | receive | 一方受信 | |
send (送信型論理端末) | 一方送信メッセージ (UBRD) | 任意 | send | 分岐送信 |
receive (受信型論理端末) | 非応答型 | receive | 一方受信 |