論理端末ごとに端末タイプを定義できるため,次の図の1.と2.に示す個所で論理端末の端末タイプ不正が発生することがあります。
図8-5 論理端末の端末タイプ不正
図8-5の1.の個所では,論理端末で受信できるメッセージと,実際に受信したメッセージが整合しない場合に,受信メッセージ不正が発生します。
例えば,request型の論理端末で問い合わせメッセージ(UINQ)を受信した場合,受信メッセージが該当する論理端末でサービスできないときは,UERRを送信し,論理端末を閉塞します。
図8-5の2.の個所では,送信先の論理端末の端末タイプと送信種別が整合しない場合に,送信先論理端末の端末タイプ不正が発生します。
例えば,reply型の論理端末に対する一方送信要求では,送信先論理端末の端末タイプ不正の発生時,UAPにエラーリターンします。