mcftdctcnコネクションの解放

形式

mcftdctcn 〔-s MCF通信プロセス識別子〕 -c コネクションID 〔-f

機能

コネクションを解放します。

このコマンド入力時,該当するコネクションに仕掛り中のUAがある場合,このコマンド処理は異常終了します。仕掛り中のUAがないことを確認してからコネクションを正常解放してください。

コマンド入力時に送信中であったメッセージの扱いについては,「8.1 障害の種類と対応処理」を参照してください。なお,コネクションが強制的に解放されても,UAPからの送信要求はできます。

オプション

●-s MCF通信プロセス識別子  ~〈16進数字〉((01~ef))

MCF通信プロセス識別子を指定します。

MCF通信プロセス識別子は複数指定できません。

このオプションの指定を省略すると,すべてのMCFに対して,mcftdctcnコマンドを実行します。

●-c コネクションID  ~〈1~8文字の識別子〉

解放するコネクションのコネクションIDを指定します。

コネクションIDは,一度に8個まで指定できます。複数指定するときは,引用符(")で囲んで,コネクションIDとコネクションIDとの間を空白で区切ります。

同一コネクションIDは,重複して指定できません。また,コネクションIDは,*を使って一括指定ができます。一括指定と一括指定以外のコネクションIDを混在して指定できません。一括指定するときは,引用符(")で囲んで指定します。

*:すべてのコネクションを解放します。
先行文字列*:先行文字列で始まるすべてのコネクションを解放します。
〈複数指定の例〉 cnn1,cnn2,cnn3を指定する場合
-c "cnn1△cnn2△cnn3"
〈一括指定の例〉 cnnで始まるすべてのコネクションを指定する場合
-c "cnn*"

●-f

該当するコネクションを強制的に解放します。

このオプションを指定すると,該当するコネクションが仕掛り中の場合,仕掛り中の処理を終了しないで無条件に解放します。

このオプションの指定を省略すると,該当するコネクションが仕掛り中の場合,このコマンドは異常終了します。

出力メッセージ

出力メッセージID内容出力先
KFCA10350-Imcftdctcnコマンドが入力されました。標準出力
KFCA10351-EMCF開始処理中です。標準エラー出力
KFCA10352-EMCF終了処理中です。標準エラー出力
KFCA10353-W入力形式が誤っています。標準エラー出力
KFCA10354-Eメモリ不足です。標準エラー出力
KFCA10355-W引数の指定が誤っています。標準エラー出力
KFCA10356-Eプロセス間でタイムアウトが発生しました。標準エラー出力
KFCA10357-EMCF内でタイムアウトが発生しました。標準エラー出力
KFCA10358-E内部関数のエラーが発生しました。標準エラー出力
KFCA10359-Wmcftdctcnコマンド入力元への応答を失敗しました。メッセージログファイル
KFCA10371-Imcftdctcnコマンドを正常に受け付けました。標準出力
KFCA10373-Emcftdctcnコマンドが異常終了しました。標準エラー出力
KFCA10380-E相手プロセスの検索に失敗しました。標準エラー出力
KFCA10381-E指定したコネクションは登録されていません。標準エラー出力
KFCA10501-Iヘルプメッセージ標準出力
KFCA13130-ETP1/NET/User Agentで論理エラーが発生しました。標準エラー出力
KFCA13131-Eコネクションが確立されていません。標準エラー出力
KFCA13133-Eコネクション確立処理中です。標準エラー出力
KFCA13134-Eコネクション解放処理中です。標準エラー出力
KFCA13141-E論理端末が仕掛り中です。標準エラー出力
KFCA16402-ERPC障害が発生しました。標準エラー出力