2.1.2 使用できるコネクション数

一つのMCF通信プロセス当たりで使用できるコネクション数はOSごとに異なります。使用できるコネクション数を次の表に示します。

表2-2 一つのMCF通信プロセス当たりで使用できるコネクション数

OS一つのMCF通信プロセス当たりで使用できるコネクション数
AIX1~1024
HP-UX1~1024
Solaris1~512
Windows1~512
Linux1~512

この表で示すコネクション数より多くのコネクションを使用する場合は,MCF通信プロセスを分割してください。

注意事項
  • 使用するコネクション数に応じて各MCF通信プロセスで使用するファイル記述子数やアクセスするファイル数を見積もって,OpenTP1のシステムサービス共通情報定義を指定する必要があります。詳細については,「6. システム定義」の「システムサービス共通情報定義」を参照してください。
    また,使用するコネクション数を変更する場合は,メモリ所要量およびディスク占有量の再見積もりが必要になります。使用するコネクション数に応じた資源の見積もりと設定については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」,およびTP1/Server Base,TP1/Message Control,TP1/NET/TCP/IPのリリースノートを参照してください。資源不足が発生すると,コネクションの確立に失敗したり,OpenTP1システムがダウンしたりする場合があります。
  • 接続するコネクション数が増加すると,selectシステムコールによる事象監視のオーバヘッドも増加します。使用するコネクション数は,システムの性能を十分に検討した上で決定してください。
  • ディスクキューを使用する場合,システム全体で使用できる論理端末数の上限に制約があります。これに伴ってシステム全体で使用できるコネクション数の上限も制限されます。詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の拡張予約定義(mcfmexp)を参照してください。