付録J 理由コード一覧

ここでは,ERREVT2発生時,CERREVT発生時,およびMDELEVT発生時の理由コードを示します。

ERREVT2発生時の理由コードを次の表に示します。

表J-1 ERREVT2の理由コード

C言語の理由コード
(16進数字)
COBOL言語の理由コード
(外部10進数字)
ERREVT2の通知理由
DCMCF_NO_SERV(0010)0010アプリケーション名に相当するMHPのサービスがありません。
DCMCF_SCD_ERR(0020)0020RPC障害,サーバ未起動などによってMHPまたはSPPの起動に失敗しました。
DCMCF_QUE_BUF_ERR(0030)0030メモリ不足のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。
DCMCF_QUE_FIL_OVER(0031)0031キューファイルが満杯のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。
DCMCF_QUE_LIMIT_OVER(0032)0032入力メッセージ最大格納数の定義指定値を超えたため,入力キューに書き込みませんでした。
DCMCF_QUE_IO_ERR(0033)0033入力キューへの書き込み時に障害が発生しました。
DCMCF_AP_CLOSE(0040)0040MHPのアプリケーションが閉塞中です。
DCMCF_AP_SECURE(0041)0041MHPのアプリケーションがセキュア状態です。
DCMCF_SERV_CLOSE(0042)0042MHPのサービスまたはサービスグループが閉塞中です。
DCMCF_SERV_SECURE(0043)0043MHPのサービスグループがセキュア状態です。
DCMCF_ABNORMAL_END(0050)0050MHPのセグメント受信関数にセグメントを渡す前に,MHPの異常が発生しました。

CERREVT発生時の理由コードを,次の表に示します。

表J-2 CERREVT発生時の理由コード

理由コード1
(16進数字)
理由コード2(16進数字)発生条件発生個所※1
DCMTCP_RSN1_MCF(00000001​)(MCF障害)DCMTCP_RSN2_CNNC(00000000​)コネクション確立不可能コネクション
DCMTCP_RSN2_CNER(00000001​)コネクション切断コネクション
DCMTCP_RSN2_RBFOF(00000002​)受信バッファオーバフローコネクション
DCMTCP_RSN2_SBFOF(00000003​)送信バッファオーバフロー論理端末
DCMTCP_RSN2_ERROR(00000004​)TP1/NET/TCP/IP内部論理矛盾コネクション
DCMTCP_RSN2_OTGET(00000005​)出力キュー読み込み障害論理端末
DCMTCP_RSN2_NOBUF(00000007​)受信バッファ取得失敗コネクション
DCMTCP_RSN2_SNDER(00000008​)メッセージ送信不可能コネクション
論理端末
DCMTCP_RSN2_NXTTO(00000009​)後続メッセージ監視タイムアウトコネクション
DCMTCP_RSN2_SNBUF(0000000​A)送信バッファ取得失敗論理端末
DCMTCP_RSN2_SRTO(0000000​B)同期型メッセージの送受信タイムアウトコネクション
DCMTCP_RSN2_DCTLE(0000000​C)論理端末仕掛り中のmcftdctleコマンド要求コネクション
DCMTCP_RSN2_RMSGLN(0000000​D)メッセージサイズエリア内容不正コネクション
DCMTCP_RSN2_NOTRFTO(0000000​F)無通信状態監視によるタイムアウト発生コネクション
DCMTCP_RSN2_ANBUF(00000010​)送達確認メッセージ(応答専用データ)用送信バッファ取得失敗コネクション
DCMTCP_RSN2_ERRMSG(00000011​)不正データ受信コネクション
DCMTCP_RSN2_ACKRTO(00000012​)送達確認メッセージ(応答専用データ)受信監視タイムアウトコネクション
DCMTCP_RSN2_ACKSTO(00000013​)送達確認メッセージ(応答専用データ)送信完了監視タイムアウトコネクション
DCMTCP_RSN2_RCVCOL(00000014​)送達確認メッセージ(応答専用データ)送信処理中一方送信メッセージの受信コネクション
DCMTCP_RSN2_RVFAIL(00000015​)受信メッセージ通知失敗コネクション
DCMTCP_RSN2_SRCOL(00000016​)送受信メッセージ衝突コネクション
DCMTCP_RSN2_DCTCNF(00000017​)運用コマンドまたはAPIによる強制解放コネクション
DCMTCP_RSN2_REPLACE(00000018​)コネクションリプレースによる切断コネクション
DCMTCP_RSN2_HLDLIMT(00000019​)受信メッセージの最大保留数の超過コネクション
DCMTCP_RSN2_NOCONT(0000001​A)次起動アプリケーション型不正コネクション
DCMTCP_RSN1_UOC(00000003​)(UOC障害)UOCからの詳細リターンコード入力セグメント判定UOCエラーリターンコネクション
UOCからの詳細リターンコード入力,および出力メッセージ編集UOCエラーリターン論理端末
DCMTCP_RSN2_BCNT(00000001​)使用バッファ数不正論理端末
DCMTCP_RSN2_SEG(00000002​)有効セグメント不正論理端末
DCMTCP_RSN2_BADR(00000003​)編集バッファアドレス不正論理端末
DCMTCP_RSN2_TIVL(00000005​)タイマ値不正コネクション
DCMTCP_RSN2_TICD(00000006​)タイマセット指示種別不正コネクション
DCMTCP_RSN2_SEGEND(00000007​)セグメント完/未完種別不正コネクション
DCMTCP_RSN2_NXTSIZ(00000008​)次メッセージサイズ不正コネクション
DCMTCP_RSN2_NXTADR(00000009​)次メッセージ先頭アドレス不正コネクション
DCMTCP_RSN2_NOWSIZ(0000000​A)該当メッセージサイズ不正コネクション
DCMTCP_RSN2_NOWSSI(0000000​B)残留該当メッセージサイズ不正コネクション
DCMTCP_RSN2_SPCCLS(00000012​)受信メッセージ判定UOCでのコネクション解放指示コネクション
DCMTCP_RSN2_SPCSTP(00000013​)受信メッセージ判定UOCでの送信停止指示論理端末
DCMTCP_RSN2_MRPARM(00000014​)受信メッセージ判定UOCでのパラメタ不正コネクション
DCMTCP_RSN2_MHPARM(00000015​)受信メッセージ保留判定UOCでのパラメタ不正コネクション
DCMTCP_RSN1_CLS2(00000004​)相手局からのコネクション解放コネクション
(凡例)
-:該当する内容がないことを表します。
注※1
発生個所に対応した障害要因コードが,CERREVTのerr_factに設定されます。
注※2
コネクション定義(mcftalccn -f)でcerrを指定した場合だけ有効になります。

MDELEVT発生時の理由コードを,次の表に示します。

表J-3 MDELEVT発生時の理由コード

理由コード(16進数字)MDELEVTの通知理由
DCMTCP_DRSN_UIND(00000001​)任意の相手システムとのメッセージ送達確認を使用している(コネクション定義(mcftalcle -u)のdelichkオペランドにuseを指定)場合に,受信メッセージ判定UOCで受信したメッセージの種別に破棄メッセージを指定しました。
DCMTCP_DRSN_CNDCT(00000003​)コネクション再確立時の未送信メッセージの送信抑止機能を使用している(論理端末定義(mcftalcle -d)のreplacemsgオペランドにdiscardを指定)場合に,MHPでメッセージ受信後にコネクションが再確立されました。
DCMTCP_DRSN_RCVDUP(00000004​)問い合わせ応答中および継続問い合わせ応答中の論理端末がメッセージを受信したため,破棄しました。
DCMTCP_DRSN_SRANS(00000005​)メッセージ送信処理中に問い合わせメッセージを受信したため,破棄しました。
DCMTCP_DRSN_SRCONT(00000006​)メッセージ送信処理中に継続問い合わせメッセージを受信したため,破棄しました。