KFCA14816-Eメッセージが出力された場合の調査手順,および対処について説明します。
次のメッセージが出力されて,コネクションが解放されました。
KFCA14816-E mmm メッセージの受信に失敗しました。 コネクション名=aa....aa 論理端末名称=bb....bb 詳細エラーコード=cc....cc |
この障害の主な原因を次に示します。
相手システムから受信したメッセージの内容は,パケットトレースで確認してください。パケットトレースを取得していない場合,MCFトレースを取得してサポートセンタへ問い合わせてください。
次に示すフローに従って原因の調査と対処をしてください。
図10-11 KFCA14816-Eが出力された場合の調査手順(ステップ1)
対処 | 内容 |
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対処1 | 受信メッセージの組み立て機能を使用(mcftalccn -u masm=yes)している場合に,メッセージ長(メッセージの先頭4バイト)が4バイト以下※に設定されたメッセージを相手システムから受信したことが原因です。 相手システムの動作を調査してください。 |
対処2 | メッセージ送達確認機能を使用((mcftalccn -u delichk)にnouse以外の値を指定)している場合に,送達確認メッセージ(応答専用データ)の送信処理中に相手システムから一方送信メッセージを受信したことが原因です。 相手システムの動作を調査してください。 |
対処3 | 情報を取得してサポートセンタへ問い合わせてください。 |
図10-12 KFCA14816-Eが出力された場合の調査手順(ステップ2)
対処 | 内容 |
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対処4 | 受信バッファのバッファ長不足が原因です。 バッファグループ定義のバッファ長(mcftbuf -g length)を見直してください。 |
対処5 | メッセージ長(メッセージの先頭4バイト)に受信バッファ長を超える値※が設定されたメッセージを相手システムから受信したことが原因です。 相手システムの動作を調査してください。 |
対処6 | TP1/NET/TCP/IPの受信済みメッセージと,入力セグメント判定UOCで設定した残っている該当メッセージのサイズ(dctcp_sguoc_protのrest_data_size)の和が,受信バッファ長を超えていることが原因です。 入力セグメント判定UOCおよび相手システムの動作を調査してください。 |