TP1/NET/TCP/IPを使用したメッセージ送受信の形態を次に示します。
TP1/NET/TCP/IPを使用したメッセージ送受信の例を次の図に示します。
図1-3 TP1/NET/TCP/IPを使用したメッセージ送受信の例
相手システムとのメッセージ送受信に使用するUAPインタフェースを,メッセージ送受信関数と呼びます。
自システムから,一方送信メッセージを相手システムに送信する形態です。トランザクションと連動して相手システムにメッセージを送信する場合に使用します。
一つのトランザクションで複数のメッセージを一方送信した場合でも,トランザクションが決着するまで相手システムへメッセージは送信されません。
相手システムからの一方送信メッセージを,自システムで受信する形態です。トランザクションと連動してメッセージを受信する場合に使用します。
相手システムに対して,メッセージを送信する形態です。トランザクションと連動しないで相手システムにメッセージを送信する場合,つまりメッセージの送信要求と相手システムへのメッセージ送信処理を同期させる場合に使用します。
一つのトランザクションで複数のメッセージを同期送信した場合は,メッセージの送信要求のたびに相手システムへメッセージが送信されます。
相手システムからの応答は要求しません。メッセージ送信処理が完了すると,送信を要求したUAPにリターンします。
相手システムから,メッセージを受信する形態です。トランザクションと連動しないで相手システムからのメッセージを受信する場合に使用します。
相手システムからのメッセージの受信を待ちます。メッセージを受信すると,受信を要求したUAPにリターンします。
自システムからメッセージを送信し,相手システムからの応答を受信する形態です。トランザクションと連動しないでメッセージの送受信をする場合に使用します。
相手システムからのメッセージを受信したときに,同期送受信を要求したUAPにリターンします。
相手システムからの問い合わせメッセージを,自システムで受信したあと,自システムから応答メッセージを相手システムに送信する形態です。トランザクションと連動してメッセージを送受信する場合に使用します。
一つのトランザクションで複数のメッセージを応答送信した場合でも,トランザクションが決着するまで相手システムへメッセージは送信されません。