4.8.3 サンプルプログラムの実行手順
Connector .NETのサンプルプログラムの実行手順を説明します。
(1) SPP.NETのサンプルプログラムの起動
各サンプルプログラムを実行するためには,Extension .NETのサンプルプログラムのうち,各サンプルプログラムが利用するSPP.NETを起動します。各サンプルプログラムが利用するSPP.NETを次の表に示します。
SPP.NETの起動方法については,マニュアル「TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引」を参照してください。
|
サンプルプログラムの種類 |
利用するSPP.NET |
ユーザサーバ名 |
|---|---|---|
|
C#\CSWABIN |
C#\SPPBIN |
CSSPPBIN |
|
C#\CSWSCR |
C#\SPPBIN |
CSSPPBIN |
|
C#\CSWAIF |
C#\SPPIF |
CSSPPIF |
|
C#\CSWAXML |
C#\SPPIF |
CSSPPIF |
|
J#\VJWABIN |
J#\SPPBIN |
VJSPPBIN |
|
J#\VJWSCR |
J#\SPPBIN |
VJSPPBIN |
|
J#\VJWAIF |
J#\SPPIF |
VJSPPIF |
|
J#\VJWAXML |
J#\SPPIF |
VJSPPIF |
|
VB.NET\VBWABIN |
VB.NET\SPPBIN |
VBSPPBIN |
|
VB.NET\VBWSCR |
VB.NET\SPPBIN |
VBSPPBIN |
|
VB.NET\VBWAIF |
VB.NET\SPPIF |
VBSPPIF |
|
VB.NET\VBWAXML |
VB.NET\SPPIF |
VBSPPIF |
|
COBOL.NET\CBWSBIN |
COBOL.NET\SPPOBJ |
CBSPPOBJ |
|
WCF\CSWINWCF |
C#\SPPBIN |
CSSPPBIN |
|
WCF\VBWINWCF |
VB.NET\SPPBIN |
VBSPPBIN |
(2) 構成ファイルの変更
利用するOpenTP1サーバ環境に応じて,構成ファイルのClient .NET構成定義を変更します。例えば,Visual BasicのWAIFサンプルで,OpenTP1のホスト名やネームサービスのポート番号などを変更する場合は,%DCCNNDIR%\examples\VB.NET\VBWAIF\web.configファイルのtp1Server要素,rpc要素およびnameService要素を変更します。
(3) IISでの公開
ビルド済みのサンプルプログラムのディレクトリを指定して仮想ディレクトリを新規作成します。手順は次のとおりです。なお,WCF連携機能のサンプルプログラムではこの作業は不要です。
-
「コントロールパネル」の「管理ツール」から,「インターネットインフォメーションサービス」でIISの管理画面を表示します。
-
「ローカルコンピュータ」−「サイト」−「Default Web Site」を選択し,仮想ディレクトリの追加」を選択します。
-
「エイリアス」にサンプルプログラム名称を,「物理パス」にサンプルプログラムのディレクトリを指定します。
- 【例】Visual BasicのWAIFサンプルの場合
-
エイリアス:VBWAIF
物理パス:%DCCNNDIR%\examples\VB.NET\VBWAIF
-
作成した仮想ディレクトリの「アクセス許可の編集」を選択し,「プロパティ」−「セキュリティ」でアクセス許可を設定します。
-
作成した仮想ディレクトリの「アプリケーションへの変換」を選択します。
(4) クライアントからのアクセス
クライアントを実行してアクセスします。
ASP.NET Webアプリケーションの場合
Webブラウザ(Microsoft Internet Explorer)を起動して,次のURLを入力してアクセスします。
http://<アドレス>/<仮想ディレクトリ名>/WebForm<サンプル名>.aspx
- 【例】Visual BasicのWAIFサンプルの場合
http://localhost/VBWAIF/WebFormVBWAIF.aspx
ASP.NET XML Webサービスの場合
-
サンプルプログラムをビルドして起動します。
- C#,J#,およびVisual Basicの場合
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WSClientサンプルプログラムを使用します。
【例】%DCCNNDIR%\examples\WSClient\WSClient.exe
- COBOL言語の場合
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WSCltCBサンプルプログラムを使用します。
【例】%DCCNNDIR%\examples\WSCltCB\WSCltCB.exe
-
次のURLを入力してアクセスします。
http://<アドレス>/<仮想ディレクトリ名>/CUSTOMSVWebService.asmx
- 【例】Visual Basic のWSCRサンプルの場合
-
http://localhost/VBWSCR/CUSTOMSVWebService.asmx
WCF連携機能のサンプルプログラムの場合
そのままWCF連携機能のサンプルプログラムを起動します。
- 【例】Visual BasicのWINWCFサンプルの場合
%DCCNNDIR%\examples\WCF\VBWINWCF\VBWinWCF.exe