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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引


4.3.1 クライアントスタブの生成

クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)を使用して,サービス定義からクライアントスタブおよびカスタムレコードクラスを生成します。

クライアントスタブおよびカスタムレコードクラスは,クライアントスタブを利用するクライアントアプリケーション(Connector .NETのアプリケーション)を記述するプログラム言語で生成してください。

データ型定義で指定された各メンバは,カスタムレコードクラスのpublicプロパティとなります。

クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)で-Xオプションを指定して,サービス定義からクライアントスタブを生成すると,引数および戻り値がXmlDocumentクラス(System.Xml.XmlDocument)となるサービスメソッドがクライアントスタブに追加されます。このサービスメソッドの名称は,「〈サービス定義で指定されたサービス名称〉ByXml」となります。

サービスメソッドの引数および戻り値のXmlDocumentクラスに指定できるXMLの形式は,クライアントスタブと一緒に生成される入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマで定義されます。XMLスキーマの詳細については,「4.1.1(4) .NETインタフェース定義からXMLスキーマへのマッピング」,および「4.1.2(3) サービス定義からXMLスキーマへのマッピング」を参照してください。

サービス定義,入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマ,ならびにクライアントスタブに追加されたサービスメソッドの引数および戻り値の関係を次の表に示します。

表4‒9 サービス定義,定義されるXMLスキーマ,ならびにクライアントスタブのサービスメソッドの引数および戻り値の関係

サービス定義

定義されるXMLスキーマ

出力されるサービスメソッド(クライアントスタブ)

引数

戻り値

入力データ型定義

入力データ用XMLスキーマ

XmlDocument

出力データ型定義

あり

出力データ用XMLスキーマ

XmlDocument

DC_NODATA

なし

なし

(凡例)

−:該当しません。