3.3.1 クライアントスタブの生成

クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)を使用して,サービス定義からクライアントスタブおよびカスタムレコードクラスを生成します。

クライアントスタブおよびカスタムレコードクラスは,クライアントスタブを利用するクライアントアプリケーション(Connector .NETのアプリケーション)を記述するプログラム言語で生成してください。

データ型定義で指定された各メンバは,カスタムレコードクラスのpublicプロパティとなります。

クライアントスタブ生成コマンド(spp2cstub)で-Xオプションを指定して,サービス定義からクライアントスタブを生成すると,引数および戻り値がXmlDocumentクラス(System.Xml.XmlDocument)となるサービスメソッドがクライアントスタブに追加されます。このサービスメソッドの名称は,「〈サービス定義で指定されたサービス名称〉ByXml」となります。

サービスメソッドの引数および戻り値のXmlDocumentクラスに指定できるXMLの形式は,クライアントスタブと一緒に生成される入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマで定義されます。XMLスキーマの詳細については,「3.1.1(4) .NETインタフェース定義からXMLスキーマへのマッピング」,および「3.1.2(3) サービス定義からXMLスキーマへのマッピング」を参照してください。

サービス定義,入力データ用XMLスキーマおよび出力データ用XMLスキーマ,ならびにクライアントスタブに追加されたサービスメソッドの引数および戻り値の関係を次の表に示します。

表3-9 サービス定義,定義されるXMLスキーマ,ならびにクライアントスタブのサービスメソッドの引数および戻り値の関係

サービス定義定義されるXMLスキーマ出力されるサービスメソッド(クライアントスタブ)
引数戻り値
入力データ型定義入力データ用XMLスキーマXmlDocument
出力データ型定義あり出力データ用XMLスキーマXmlDocument
DC_NODATAなしなし
(凡例)
-:該当しません。