Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引


構成ファイルの形式

Client .NET構成定義は,アプリケーション構成ファイル,またはマシン構成ファイルにカスタム構成セクションとして記述します。

〈このページの構成〉

カスタム構成セクションの宣言

形式

<configSections>
  <section
    name="hitachi.opentp1.client"
    type="Hitachi.OpenTP1.Common.Util.ProfileSectionHandler,
          Hitachi.OpenTP1.Client,Version=7.0.0.0,Culture=neutral,
          PublicKeyToken=2440cf5f0d80c91c,Custom=null"/>
</configSections>

説明

カスタム構成セクション宣言の<section>要素は,<configSections>要素の子要素として,各アプリケーション構成ファイルに記述するか,マシン構成ファイルに記述します。マシン構成ファイルに記述した場合,各アプリケーション構成ファイルに記述する必要はありません。

カスタム構成セクション宣言は,必ず<hitachi.opentp1.client>要素よりも前に記述してください。

構成定義の記述

形式

<hitachi.opentp1.client>
  <common>
    〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"〕…〕/>〕…〕
  </common>
  〔〔<profile id="プロファイルID">
    〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"…〕…〕/>〕…〕
      </profile>〕…〕
</hitachi.opentp1.client>

説明

<hitachi.opentp1.client>要素の子要素として,<common>要素と<profile>要素が記述できます。<profile>要素は複数記述できます。<common>要素または<profile>要素の子要素として,各構成定義要素が記述できます。

有効になる要素について,次の場合に分けて説明します。

  • OpenRpcメソッドを呼び出さない場合

  • 引数なしのOpenRpcメソッドを呼び出す場合

  • OpenRpcメソッドの引数でプロファイルIDを指定する場合

OpenRpcメソッドを呼び出さない場合

すべての構成定義要素はデフォルト値が有効になります。

引数なしのOpenRpcメソッドを呼び出す場合

<common>要素内に記述された構成定義要素が有効になります。これは,OpenRpcメソッドの引数でプロファイルIDにnull(Nothing)または空文字列("")を指定した場合も同様です。

OpenRpcメソッドの引数でプロファイルIDを指定する場合
  • <common>要素内および<profile>要素内に,同じ構成定義要素が記述されている場合,または<profile>要素内にだけ該当する構成定義要素が記述されている場合,<profile>要素内に記述された構成定義要素が有効になります。

  • <profile>要素内に該当する構成定義要素が記述されていない場合,<common>要素内に記述された構成定義要素が有効になります。

なお,<common>要素内または1つの<profile>要素内に,複数記述できない構成定義要素が複数記述されている場合は,最後に記述した構成定義要素が有効になります。

また,メソッドの呼び出しに必要な構成定義要素が記述されていない場合は,該当するメソッドを呼び出すときにエラーが発生します。

相手先のサーバ別,通信方式別など,カテゴリ別に<profile>要素を記述しておくと便利です。

外部ファイルでの構成定義の記述

形式

<hitachi.opentp1.client import="絶対パスの外部XMLファイル名">
</hitachi.opentp1.client>

外部ファイルの形式

<hitachi.opentp1.client>
  <common>
    〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"〕…〕/>〕…〕
  </common>
  〔〔<profile id="プロファイルID">
    〔〔<構成定義要素名〔〔属性名="属性値"…〕…〕/>〕…〕
      </profile>〕…〕
</hitachi.opentp1.client>

説明

<hitachi.opentp1.client>要素のimport属性を指定すると,外部ファイルで定義した構成定義を読み込ませることができます。複数のアプリケーションで同じ構成定義を使用したい場合に指定します。

外部ファイルは,カスタム構成セクションの<hitachi.opentp1.client>要素をルート要素とするXMLファイルで指定します。また,import属性には外部ファイルのパスを絶対パスで指定してください。

【外部ファイルの指定例】

c:\MyApp\tp1config.xml

注意事項