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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引


2.13 送信元ホスト指定機能

Client .NETでは,RPCやTCP/IP通信機能でのコネクション確立要求時に,CUP.NETの送信元ホストを指定できます。この機能を,送信元ホスト指定機能といいます。

CUP.NETが動作するホスト上に,複数のネットワークアダプタが接続されている場合,CUP.NETがこれらのコネクション確立要求時に使用する送信元ホストは,TCP/IPの制御で任意に決まります。しかし,送信元ホスト指定機能を使用すると,次のコネクション確立要求時の送信元ホストを固定できます。

Client .NET構成定義の<socket>要素のcupSendHost属性を指定することで,CUP.NETの送信元ホストを指定できます。

送信元ホスト指定機能を使用しない場合と使用する場合について,次の図に示します。

図2‒23 送信元ホスト指定機能を使用しない場合と使用する場合

[図データ]