2.7 ノード間負荷バランス機能
OpenTP1では,RPCによる要求が特定のノードに集中しないようにノード間で負荷を分散する機能があります。これをノード間負荷バランス機能といいます。
ノード間負荷バランス機能を使用するためには,負荷分散の前提として次の条件を満たしている必要があります。
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複数のノードに同一のサービスを提供するユーザサーバが起動されていること。
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各OpenTP1ノードはシステム共通定義のall_nodeオペランドに自分以外のノードを定義して,お互いのOpenTP1ノードで起動されているユーザサーバの情報(ネーム情報)をやり取りしていること。
ここでは,OpenTP1のノード間負荷バランス機能を使用する場合のClient .NET側,TP1/Server側の関連する定義,処理,およびRPCの処理を説明します。
ノード間負荷バランス機能の詳細については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。