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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Client for .NET Framework 使用の手引


2.5.2 一方通知連続受信機能の処理の流れ

一方通知連続受信機能を使用すると,OpenNotificationメソッドを実行してからCloseNotificationメソッドを実行するまでの間は,サーバ側からの一方通知メッセージを連続して受信できます。この機能を利用すると,サーバ側から送信される一方通知メッセージを受信できる状態になっていない場合,サーバ側から一方通知メッセージを送信しても,クライアント側はエラーリターンしません。その場合は,クライアント側が一方通知メッセージを受信するAcceptNotificationChainedメソッドを実行した時点で,待ち受けキューからメッセージを取り出すことができます。

一方通知連続受信機能の処理の流れを次の図に示します。

図2‒20 一方通知連続受信機能の処理の流れ

[図データ]

  1. 一方通知メッセージが送られてくるのを待ちます。

  2. TP1/Serverが起動して,クライアント業務が実行できる状態になったことを,一方通知メッセージを送信してCUP.NETに通知します。

  3. TCP/IPの待ち受けキューに一方通知メッセージが届いたため,一方通知メッセージを取り出して,CUP.NETに制御を戻します。

  4. AcceptNotificationChainedメソッドの発行時に,TCP/IPの待ち受けキューにサーバからの一方通知メッセージが届いたため,一方通知メッセージを取り出して,CUP.NETに制御を戻します。