Client .NETで発生するおそれがある障害の種類とユーザが取る処置を次の表に示します。
表7-1 障害の種類とユーザの取る処置
障害の種類 | 障害の内容 | Client .NETの処理 | ユーザが取る処置 |
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通信障害 |
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| 障害原因を調査して取り除くか,または障害回復を待ち,再度クライアント処理を実行してください。 必要に応じて構成定義の内容,またはTP1/Server側の定義の内容を見直してください。 |
サーバアプリケーション障害※1 | SPP.NETでの例外発生(ユーザ例外) | TP1UserExceptionをCUP.NETに通知します。 | SPP.NETの処理,入力データなどを見直してください。 |
SPP.NETでの例外発生(ユーザ例外以外) | TP1RemoteExceptionをCUP.NETに通知します。 | SPP.NETの処理,実行環境などを見直してください。 | |
データ変換障害 | クライアントスタブでのデータ変換エラー | TP1MarshalExceptionをCUP.NETに通知します。 | 使用している.NETインタフェース定義の内容を見直してください。または,サービス定義およびデータ型定義の内容を見直してください。 |
クライアント環境障害 |
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| 障害の要因を取り除いてください。 |
メッセージ受信障害 | 不正データ(4バイト以下のメッセージ)の受信 |
| 相手システムを見直してください。 |
受信メッセージ格納領域の超過 |
| ReceiveAssembledMessageメソッドに指定した受信メッセージ格納領域のサイズ,または相手システムを見直してください。 | |
最大待ち時間の超過 |
| ReceiveAssembledMessageメソッドに指定した最大待ち時間,または相手システムを見直してください。 |