nameService
形式
<nameService port="ネームサービスのポート番号"
cacheCapacity="ネームキャッシュの最大エントリ数"
randomSelect="true|false"
loadBalance="true|false"
cacheTime="キャッシュの有効期限
multiHomedHost="true|false"/>
説明
ネームサービスを使用したRPCに関する指定をします。
<rpc>要素のuse属性でnamを指定した場合,この要素は省略できません。その場合,必ず<common>要素内または<profile>要素内にこの要素を一つ以上指定してください。
属性
●port="ネームサービスのポート番号" ~〈符号なし整数〉((5001~65535))《10000》
クライアントが属しているOpenTP1のシステム共通定義のname_portオペランドで指定したネームサービスのポート番号を指定します。
<tp1Server>要素のport属性が省略された場合,この属性の値が有効になります。
この属性は省略できます。省略する場合,必ず<tp1Server>要素のport属性の値を指定してください。
●cacheCapacity="ネームキャッシュの最大エントリ数" ~〈符号なし整数〉((2~256))《8》
Client .NETで使用するサービス情報をキャッシュするためのキャッシュの最大エントリ数を指定します。
キャッシュのエントリはLRU方式で管理します。キャッシュのエントリ数が指定値を超える場合は,最も過去に呼び出されたサービス情報を削除します。
この属性は省略できます。
●randomSelect="true|false" ~《false》
窓口となるTP1/Serverをランダムに選択するかどうかを指定します。
この属性は,窓口となるTP1/Serverを複数指定した場合にだけ有効です。
この属性は省略できます。
●loadBalance="true|false" ~《false》
ネームサーバから得た複数のサービス要求先スケジューラの情報から,負荷レベルが最も低いサービス要求先スケジューラの情報をキャッシュに格納するかどうかを指定します。
trueを指定した場合の処理を説明します。
キャッシュに格納されたサービス要求先スケジューラが複数ある場合,最初のサービス要求先スケジューラは,ランダムに選択されます。RPCでのサービス要求が2度目以降の場合,キャッシュに格納されたサービス要求先スケジューラが,ラウンドロビン方式で選択されます。
負荷レベルの詳細については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。
この属性は省略できます。
●cacheTime="キャッシュの有効期限" ~〈符号なし整数〉((0~65535))《30》(単位:秒)
サービス要求先スケジューラの情報をキャッシュに格納した時点からの,キャッシュの有効期限を指定します。キャッシュの有効期限を満了したサービス要求先スケジューラの情報は,キャッシュから削除されます。その後,サービス要求先スケジューラの情報を再度取得して,その情報をキャッシュに格納することで,キャッシュを更新します。0を指定した場合は,キャッシュの有効期限は無しになります。
この属性は,<nameService>要素のloadBalance属性でtrueを指定したときだけ有効です。
この属性は省略できます。
●multiHomedHost="true|false" ~《false》
マルチホームドホスト形態のTP1/Serverに対してネームサービスを使用したRPCを行うかどうかを指定します。
詳細については,「2.1.4(2)(c) マルチホームドホスト形態のTP1/Serverに対してRPCを行う場合の定義」を参照してください。
この属性は省略できます。
記述例
<nameService port="10000"
cacheCapacity="8"
randomSelect="false"
loadBalance="true"
cacheTime="30"
multiHomedHost="true"/>