2.1.5 RPCの機能

<この項の構成>
(1) RPC送受信メッセージの最大長拡張機能

(1) RPC送受信メッセージの最大長拡張機能

RPC送受信メッセージの最大長拡張機能を使用すると,TP1ClientクラスのCallメソッドおよびCallToメソッドで送受信できるユーザメッセージの最大長を,1~8メガバイトで指定できます。

この機能を使用する場合,<rpc>要素のmaxMessageSize属性を指定してください。ただし,<rpc>要素のmaxMessageSize属性を指定した場合,次の機能は使用しないでください。通信先のTP1/Serverノードでエラーが発生します。

システム共通定義のrpc_max_message_sizeオペランドをサポートしているTP1/Server(バージョン06-02以降)以外のTP1/Serverにサービス要求した場合のCallメソッドの動作については,次の表を参照してください。

表2-2 <rpc>要素のmaxMessageSize属性に2以上を指定した場合のCallメソッドの動作

メソッドRPCの種類(<rpc>要素のuse属性)窓口となるTP1/Serverのバージョンノードのバージョン※1
06-02より前の場合06-02以降の場合※2
Callrap06-02より前×※3×※3
06-02以降×※4
nam06-02より前×※4
06-02以降×※4
(凡例)
○:サービスを要求できます。
×:サービスを要求できません。
注※1
窓口となるTP1/Serverに指定されているall_nodeオペランドで定義された,SPPを起動しているノードのバージョンです。
注※2
システム共通定義にrpc_max_message_sizeオペランドを指定している場合。
注※3
入力データ長が1メガバイトより大きい場合,ErrMessageTooBigExceptionが発生します。
入力データ長が1メガバイト以下,かつ応答データ格納領域長が1メガバイトより大きい場合,ErrInvalidArgsExceptionが発生します。
注※4
ErrNoSuchServiceGroupExceptionが発生します。