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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引


4.11.3 サンプルプログラムの実行手順

Extension .NETのサンプルプログラムの実行手順を説明します。

〈この項の構成〉

(1) ビルドしたアセンブリをOpenTP1環境にコピー

ビルドによって生成されたアセンブリを,%DCDIR%\aplibディレクトリにコピーします。

【例】Visual BasicのSPPIFサンプルの場合

copy %DCSMPDIR%\ExtNET\VB.NET\SPPIF\VBSample.SPPIF.dll %DCDIR%\aplib

【例】Visual BasicのSUPIFサンプルの場合

copy %DCSMPDIR%\ExtNET\VB.NET\SUPIF\VBSample.SUPIF.exe %DCDIR%\aplib

(2) ユーザサービス定義ファイルをOpenTP1環境にコピー

実行したいサンプルプログラムのユーザサービス定義ファイルを,%DCCONFPATH%にコピーします。

【例】Visual BasicのSPPIFサンプルの場合

copy %DCSMPDIR%\ExtNET\CONF\VBSPPIF %DCCONFPATH%

(3) OpenTP1の起動

次の手順でOpenTP1を起動します。

【TP1/Server Base】

コマンドライン上で,「net start OpenTP1」を実行します。

【TP1/LiNK】
  1. [スタート]−[プログラム]−[TP1_LiNK]−[TP1_LiNKコントロール]メニューを選択します。

    [TP1_LiNKコントロール]ウィンドウが表示されます。

  2. OpenTP1の状態がオンラインでない場合は,[起動(S)]ボタンをクリックします。

(4) SPP.NET環境定義の設定

SPP.NETの場合,次の手順でSPP.NET環境定義を設定します。

【TP1/Server Base】
  1. %DCCONFPATH%にコピーしたユーザサービス定義ファイルをnotepad.exeから開きます。

    【例】Visual BasicのSPPIFサンプルの場合

      notepad.exe %DCCONFPATH%\VBSPPIF

  2. set njs_appbase_directoryの値の「%DCDIR%」の部分をOpenTP1インストールディレクトリの絶対パスに変更します。

    【例】OpenTP1インストールディレクトリがC:\OpenTP1の場合

      C:\OpenTP1\aplib

【TP1/LiNK】
  1. [スタート]−[プログラム]−[TP1_LiNK]−[アプリケーション管理SPP]メニューを選択します。

    [TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウが表示されます。

  2. ユーザサービス定義ファイルと同じ名前のユーザサーバを選択し,[サーバ定義(E)...]ボタンをクリックします。

    [SPP.NET環境定義]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [アプリケーションベースディレクトリ(1)]の「%DCDIR%」の部分をOpenTP1インストールディレクトリの絶対パスに変更します。

    【例】OpenTP1インストールディレクトリがC:\OpenTP1の場合

      C:\OpenTP1\aplib

(5) SPP.NETまたはSUP.NETの実行

次の手順でSPP.NETまたはSUP.NETを実行します。

【TP1/Server Base】

コマンドライン上で,次のコマンドを実行します。

【例】Visual BasicのSPPIFサンプルの場合

dcsvstart -u VBSPPIF

【TP1/LiNK】
SPP.NETの場合
  1. [スタート]−[プログラム]−[TP1_LiNK]−[アプリケーション管理SPP]メニューを選択します。

    [TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウが表示されます。

  2. ユーザサービス定義ファイルと同じ名前のユーザサーバを選択し,[起動(S)]ボタンをクリックします。

SUP.NETの場合
  1. [スタート]−[プログラム]−[TP1_LiNK]−[アプリケーション管理SUP]メニューを選択します。

    [TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウが表示されます。

  2. ユーザサービス定義ファイルと同じ名前のユーザサーバを選択し,[起動(S)]ボタンをクリックします。