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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引


4.8.2 COBOL言語でのSUP.NETの実装

COBOL言語でSUP.NETを作成する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) SUP.NET

SUP.NETは,TP1/ServerのCOBOL言語のサービスルーチンをプラットフォーム呼び出し(P/Invoke)する方法を使って作成します。従来のSUPを作成する方法と同じです。作成方法やサービスルーチンの詳細については,次のマニュアルを参照してください。

注意事項

従来のSUPでは,同じサービスルーチンに対する複数の呼び出しで,引数の数が異なるものがあっても問題ありませんでした。しかし,SPP.NETでは同じサービスルーチンに対する複数の呼び出しで引数の数が異なるものがあるとSystem.InvalidProgramException例外が発生します。System.InvalidProgramException例外については,マニュアル「COBOL2002 for .NET Framework ユーザーズガイド」を参照してください。

(2) SUP.NETのコンパイル

SUP.NETのコンパイルには,コマンドライン上でコンパイルする方法とVisual Studio上でコンパイルする方法があります。

(a) コマンドラインでのコンパイル方法

次のようにコンパイルします。

[図データ]

(b) Visual Studioでのコンパイル方法

Visual Studio上でコンパイルする場合は,通常のCOBOL2002 for .NET Frameworkのアプリケーションの作成と同様の方法でコンパイルしてください。

TP1/ServerのCOBOL言語のサービスルーチンを利用する場合には,コンパイラオプションの設定で,P/Invoke指示ファイルを引数とした-PInvokeオプションを設定してください。