4.3.3 .NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETの実装
.NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETは,SUP.NETやCUP.NETなどのOpenTP1 for .NET FrameworkのUAP以外にも,C言語およびCOBOL言語で作成したアプリケーション(SUP,CUPなど)から呼び出すことができます。
SPP.NETをOpenTP1 for .NET FrameworkのUAP以外のクライアントアプリケーションから利用する可能性がある場合は,必ず.NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETを実装しておきます。
.NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETを実装する場合,次のプログラム言語が使用できます。
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C#
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J#
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Visual Basic
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COBOL言語
COBOL言語で実装する方法については,「4.8 COBOL言語でのUAPの作成方法」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) SPP.NETを実装する場合の規則
SPP.NETを実装する場合は,次の規則に従って各プログラム言語でクラスを実装します。
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Hitachi.OpenTP1.Server.SPPBaseクラスを継承します。
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publicクラス(Publicクラス)として宣言します。
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SPP.NETのサービスメソッドをpublicメソッドとして実装します。各メソッドには必ずTP1RpcMethod属性を宣言します(COBOL言語の場合はTP1RPCMETHOD翻訳指令を追加します)。なお,メソッド名はSPP.NETのサービス名になります。
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SPP.NETの初期化処理はInitializeSPPメソッド,終了時処理はFinalizeSPPメソッドで実装します。それぞれの処理が不要な場合はInitializeSPPメソッド,またはFinalizeSPPメソッドを実装する必要はありません。