4.3.1 .NETインタフェース定義を使用したSPP.NETの実装
SPP.NETがOpenTP1 for .NET FrameworkのUAPからだけ利用されることが明らかな場合,.NETインタフェース定義を使用したSPP.NETを実装しておくと便利です。
.NETインタフェース定義を使用してSPP.NETを実装する場合,.NETインタフェース定義およびSPP.NETの実装には次のプログラム言語が使用できます。
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C#
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J#
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Visual Basic
- 注意事項
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.NETインタフェース定義を使用したSPP.NETは,C言語およびCOBOL言語で作成されたアプリケーションから呼び出すことはできません。
(1) SPP.NETを実装する場合の規則
SPP.NETを実装する場合は,次の規則に従って各プログラム言語でクラスを実装します。
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インタフェースを定義したプログラム言語と同じ言語で実装します。
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Hitachi.OpenTP1.Server.SPPBaseクラスを継承します。
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publicクラス(Publicクラス)として宣言します。
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SPP.NETの.NETインタフェース定義で宣言したインタフェースを一つだけ実装します。
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SPP.NETの.NETインタフェース定義で宣言した各メソッドをpublicメソッドとして実装します。各メソッドには必ずTP1RpcMethod属性を宣言します。なお,メソッド名はSPP.NETのサービス名になります。
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SPP.NETの初期化処理はInitializeSPPメソッド,終了時処理はFinalizeSPPメソッドで実装します。それぞれの処理が不要な場合はInitializeSPPメソッド,またはFinalizeSPPメソッドを実装する必要はありません。
(2) .NETインタフェース定義を使用してSPP.NETを実装する場合の注意事項
.NETインタフェース定義を変更した場合,SPP.NETの実装側ではサーバスタブ,利用側ではクライアントスタブを必ず再生成する必要があります。.NETインタフェース定義と,サーバスタブおよびクライアントスタブが一致していない場合,RPCが正しく実行されません。