2.4.4 DBMSとの連携
DABroker for .NET Frameworkは,.NET Frameworkのデータベースアクセス技術であるADO.NETに準拠した.NET Frameworkデータプロバイダです。DABroker for .NET Frameworkを使用することで,X/Openに準拠したXAインタフェースによって,DBMSとのトランザクション連携ができます。
ADO.NETの.NET Frameworkデータプロバイダ,またはDBMSが提供する.NET Framework用のデータプロバイダを使用する場合は,OpenTP1のグローバルトランザクションに参加できません。この場合,DBMSとのローカルトランザクションだけが使用できます。そのため,グローバルトランザクションの開始および終了(コミット,ロールバック)はできますが,ローカルトランザクションとは別のトランザクションとして動作します。なお,OpenTP1 for .NET FrameworkのUAP以外のサーバアプリケーション(SPPなど)を呼び出す場合は,グローバルトランザクションと連携してリソースマネジャの更新処理を実行できます。
DBMSとの連携を次の図に示します。
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連携できるDBMSとそのバージョンについては,「Readmeファイル」,およびマニュアル「DABroker for .NET Framework」を参照してください。