1.1.2　OpenTP1 for .NET Frameworkの利点

.NET Frameworkに対応したOpenTP1 for .NET Frameworkを使用すると，次のような利点があります。

〈この項の構成〉

(1)　高信頼/高性能

OpenTP1が持つトランザクション制御機能，スケジューリング制御機能，プロセス管理機能，障害回復機能などを.NET Framework環境で利用できます。

.NET Frameworkの活用によって，OpenTP1のアプリケーションを開発する言語をC#，J#，Visual Basic，およびCOBOL言語から柔軟に選択できます。

また，サーバアプリケーションからクライアントアプリケーションまでを，一貫して同一のプログラム言語で開発することもできます。
.NET Frameworkが持つ優れた開発環境やライブラリなどを活用することによって，アプリケーション開発を迅速に行うことができます。これによって，システム構築に掛かる時間を短縮し，システム開発の生産性の向上が図れます。

ASP.NET XML WebサービスやASP.NETなどに代表されるMicrosoftのアプリケーション開発技術を，OpenTP1環境で利用できます。

これによって，OpenTP1のサービスを，ASP.NET XML Webサービスとして公開できます。
定義されたインタフェース情報からASP.NET XML Webサービスを自動生成する機能が利用できます。

サービス関数のインタフェースをサービス定義として定義することによって，C言語，C++言語，およびCOBOL言語で作成したOpenTP1の基幹業務アプリケーションを.NET Framework環境から呼び出すことができます。