SPP.NETデバッガを利用すると,Visual Studioを利用して開発中のSPP.NETのデバッグができます。SPP.NETデバッガを利用するには,TP1/ServerおよびExtension .NETがVisual Studioと同じマシンにインストールされている必要があります。
なお,.NETインタフェース定義を使用したSPP.NETと使用しないSPP.NETとで,デバッグ前に必要な作業が異なります。
- .NETインタフェース定義を使用したSPP.NETの場合
- SPP.NETの登録情報からデバッグ対象となるSPP.NETを呼び出すデバッグ用のSUP.NETとサーバスタブを自動生成します。このため,SPP.NETを呼び出すデバッグ用のクライアントアプリケーションを作成する必要はありません。なお,.NETインタフェース定義を使用したSPP.NETの場合,SPP.NETデバッガを利用すると,デバッグの実行結果を保存できるため,リグレッションテストなどが容易になります。
- .NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETの場合
- SPP.NETの登録情報からデバッグ対象となるSPP.NETを呼び出すデバッグ用のクライアントアプリケーションを作成する必要があります。なお,.NETインタフェース定義を使用しないSPP.NETの場合,ユーザサービス定義が自動生成され,デバッグ対象となるSPP.NETのプロセスにアタッチし,デバッグを実行します。
- <この節の構成>
- 9.3.1 SPP.NETデバッガを利用したデバッグ手順
- 9.3.2 SPP.NETデバッガ使用時に設定するダイアログボックス
- 9.3.3 SPP.NETデバッガの出力画面例
- 9.3.4 SPP.NETデバッガ使用時の注意事項