(a) ダイアログボックスの説明
Visual Studioのメニューから,[OpenTP1]-[TP1 Service Proxyの追加]を選択して,[TP1 Service Proxyの追加]ダイアログボックスを表示し,TP1 Service Proxyのソースコードを追加します。
図9-14 [TP1 Service Proxyの追加]ダイアログボックス
![[図データ]](figure/zu210180.gif)
(b) ダイアログボックスに設定する項目
- [プロジェクト]欄
- [プロジェクト(P)]
TP1 Service Proxyを追加するプロジェクトを指定します。
ドロップダウンリストには,作成中のソリューションにあるすべてのプロジェクト名称が表示されます。
TP1 Service Proxyを開発するプログラム言語は,指定したプロジェクトと同じプログラム言語となります。
- [定義ファイルの選択]欄 ~<[.NETインタフェース定義(D)]|[サービス定義(S)]>
- TP1 Service Proxyを作成するための定義ファイルを指定します。
- SPP.NETのTP1 Service Proxyを作成する場合は,[.NETインタフェース定義(D)]を選択します。SPPのTP1 Service Proxyを作成する場合は,[サービス定義(S)]を選択します。
- [.NETインタフェース定義(D)]を選択した場合,[.NETインタフェース定義]欄が活性化し,[サービス定義]欄は活性化しません。
- [サービス定義(S)]を選択した場合,[サービス定義]欄が活性化し,[.NETインタフェース定義]欄は活性化しません。
- [定義ファイル名称]
定義ファイルの絶対パスを指定します。[参照(R)...]ボタンをクリックすると,[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されます。[ファイルを開く]ダイアログボックスから定義ファイルを選択すると,自動的に絶対パスが指定されます。選択する定義ファイルのプログラム言語は,[開発言語(L)]で選択したプログラム言語と同じ必要はありません。
- [.NETインタフェース定義]欄
- [インタフェース名称(I)]
[定義ファイルの選択]欄で[.NETインタフェース定義(D)]を選択したときに,.NETインタフェース定義のインタフェース名称を指定します。
ドロップダウンリストから任意のインタフェース名称を選択できます。
なお,[定義ファイルの選択]欄の[定義ファイル名称]に定義ファイルの絶対パスを指定すると,ドロップダウンリストにインタフェース名称が追加されます。
- [.NETインタフェース定義にTP1ユーザ構造体が定義されていた場合、TP1ユーザ構造体をプロジェクトに追加する(T)]
指定した.NETインタフェース定義にTP1ユーザ構造体が定義されていた場合,それぞれのTP1ユーザ構造体をプロジェクトに追加するかどうかを指定します。
チェックボックスをオンにすると,定義されているTP1ユーザ構造体をプロジェクトに追加します。
追加するTP1ユーザ構造体の完全限定名は,指定した.NETインタフェース定義に定義されているTP1ユーザ構造体の完全限定名と同じ名称です。そのため,複数のTP1 Service Proxyで同じTP1ユーザ構造体を使用する場合は,チェックボックスをオフにしてください。
- [サービス定義]欄
- [文字列領域の未使用領域に埋める文字(U)]
[定義ファイルの選択]欄で[サービス定義(S)]を選択したときに,データ型定義で指定した文字列領域の余った領域に埋める文字を指定します。「半角スペース」または「ヌル文字」から選択できます。
- [RPC要求データの文字列のエンコーディング(I)]
RPCで送信する要求データを,エンコードするときに従うエンコーディング方式のエンコーディング名を指定します。指定できるエンコーディング名については,.NET Frameworkのドキュメントを参照してください。
何も指定しなかった場合,プラットフォームのデフォルトエンコーディング名になります。
サポートされているエンコード方式は,プラットフォームによって異なります。代表的なエンコーディング名は次のとおりです。
エンコーディング名 | エンコード(Windows上の表示名) |
---|
euc-jp | 日本語(EUC) |
iso-8859-1 | 西ヨーロッパ言語(ISO) |
shift_jis | 日本語(シフト JIS) |
unicodeFFFE | Unicode(Big-Endian) |
us-ascii | US-ASCII |
utf-8 | Unicode(UTF-8) |
utf-16 | Unicode |
- [RPC応答データの文字列のエンコーディング(O)]
RPCで受信した応答データを,デコードするときに従うエンコーディング方式のエンコーディング名を指定します。指定できるエンコーディング名については,.NET Frameworkのドキュメントを参照してください。
何も指定しなかった場合,プラットフォームのデフォルトエンコーディング名になります。
サポートされているエンコード方式は,プラットフォームによって異なります。代表的なエンコーディング名は,[RPC要求データの文字列のエンコーディング(I)]の表を参照してください。
- [RPC要求データのエンディアン(Q)]
[定義ファイルの選択]欄で[サービス定義(S)]を選択したときに指定します。
ドロップダウンリストから「ビッグエンディアン」または「リトルエンディアン」が選択できます。RPCで送信する要求データは,選択したエンディアンに変換されます。
- [RPC応答データのエンディアン(A)]
[定義ファイルの選択]欄で[サービス定義(S)]を選択したときに指定します。
ドロップダウンリストから「ビッグエンディアン」または「リトルエンディアン」が選択できます。RPCで受信した応答データは,選択したエンディアンであると仮定されて変換されます。
- [構成定義]欄
- [プロファイルID(F)]
Connector .NETが利用する構成定義のプロファイルIDを指定します。
空文字を指定した場合,デフォルトプロファイルの情報を利用してConnector .NETを使用します。
- [SPP.NET]欄
- [サービスグループ名(G)]
呼び出したいSPP.NETまたはSPPのサービスグループ名を指定します。
(c) ボタンの使い方
- [完了(N)]ボタン
- 指定された情報を基に,指定されたプロジェクトに「TSPX」(X:数字)というフォルダを作成し,そのフォルダにTP1 Service Proxyを追加します。
- [キャンセル(C)]ボタン
- すべての作業をキャンセルします。