[テスト実行情報設定]ダイアログボックスは,TP1/Server Baseの場合とTP1/LiNKの場合とで異なります。
(a) ダイアログボックスの説明
指定したプロジェクトをExtension .NETに配置します。
図9-5 [テスト実行情報設定]ダイアログボックス【TP1/Server Base】
![[図データ]](figure/zu210041.gif)
図9-6 [テスト実行情報設定]ダイアログボックス【TP1/LiNK】
![[図データ]](figure/zu210050.gif)
(b) ダイアログボックスに設定する項目
- [プロジェクト]欄
- [プロジェクト(P)]
SPP.NETとして配置するアセンブリのプロジェクトを選択します。
- [アセンブリ情報]欄
- [.NETインタフェース定義を使用する(D)]
デバッグ対象のSPP.NETが.NETインタフェース定義を使用している場合,チェックボックスをオンにします。.NETインタフェース定義を使用していない場合は,チェックボックスをオフにしてください。
.NETインタフェース定義を使用している場合,[テスト実行画面]ダイアログボックスで指定したサービスを指定した条件でデバッグします。
.NETインタフェース定義を使用していない場合は,ユーザサービス定義が自動生成され,任意のブレークポイントからデバッグできますが,SPP.NETを呼び出すデバッグ用のクライアントアプリケーションを作成する必要があります。
- [.NETインタフェース定義(N)]
既存の.NETインタフェース定義のファイルパスを完全パスで指定します。[参照(R)]ボタンをクリックすると表示されるダイアログボックスからパスを指定することもできます。
[.NETインタフェース定義を使用する(D)]チェックボックスをオンにした場合は,必ず指定してください。
- [インタフェース名称(I)] ~<1~125文字の識別子とピリオド>
.NETインタフェース定義のインタフェース名称を指定します。名前空間を含む完全限定名で指定してください。
[.NETインタフェース定義を使用する(D)]チェックボックスをオンにした場合は,必ず指定してください。
- [実装クラス名称(S)] ~<1~128文字の識別子とピリオド>
SPP.NETの実装クラス名称を指定します。名前空間を含む完全限定名で指定してください。
- [登録情報]欄
- [サービスグループ名称(G)] ~<1~31文字の識別子>
Extension .NETにSPP.NETを登録するためのサービスグループ名称を指定します。
- [ユーザサーバ名称(U)] ~<1~8文字の識別子>
Extension .NETにSPP.NETを登録するためのユーザサーバ名称を指定します。
- [その他]欄
- [RPCメッセージの最大長(L)] ~<符号なし整数>((1~8))《1》(単位:メガバイト)
サービスメソッドが指定するRPCメッセージの最大長を指定します。
1~8以外を指定した場合は,エラーが発生します。なお,RPCメッセージの最大長を変更する場合,ここで指定する値以上の値を,あらかじめ[RPC詳細設定]ダイアログ([その他]タブ)の[RPC送受信電文の最大長(M)]で指定してください。[RPC詳細設定]ダイアログについては,マニュアル「TP1/LiNK 使用の手引」を参照してください。
- [メッセージ送受信機能を使用する(M)]
メッセージ送受信機能を使用するかどうかを指定します。
チェックボックスをオンにすると,メッセージ送受信機能が使用できます。チェックボックスがオフの場合,メッセージ送受信機能は使用できません。
- [トランザクション制御用ライブラリ(T)]【TP1/Server Base】
使用するトランザクション制御用ライブラリを完全パスで指定します。[参照(L)]ボタンをクリックすると表示されるダイアログボックスからパスを指定することもできます。
- [任意の定義(E)]【TP1/Server Base】
SPP.NETデバッガが自動的に出力するユーザサービス定義のオペランド以外に出力させたいユーザサービス定義のオペランドを指定します。SPP.NETデバッガが自動的に出力するオペランドと同じオペランドを指定した場合,動作の保証はしません。SPP.NETデバッガが自動的に出力するオペランドを次に示します。
・set atomic_update
・set auto_restart
・set balance_count
・set hold
・set hold_recovery
・set message_buflen
・set message_store_buflen
・set module
・set nice
・set njs_appbase_directory
・set njs_input_max_message_size
・set njs_output_max_message_size
・set njs_server_assembly
・set njs_server_implement_class
・set njs_server_stub_class
・set njs_use_interface
・set njs_use_mcf
・set njs_xa_connect
・set node_down_restart
・set parallel_count
・set polling_control_data
・set receive_from
・set rpc_rap_auto_connect
・set schedule_delay_abort
・set schedule_priority
・set service
・set service_group
・set type
オペランドを複数指定する場合は,一つのオペランドを1行で指定してください。ユーザサービス定義のオペランドの詳細については,3章の「ユーザサービス定義」およびマニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
- [リソースマネジャ拡張子(D)]【TP1/LiNK】
デバッグ対象のSPP.NETが利用するOracleのリソースマネジャ拡張子を指定します。利用するリソースマネジャがOracleでない,またはOpenもしくはClose文字列に対応するリソースマネジャ拡張子を設定していない場合は,省略してください。
(c) ボタンの使い方
- [XA接続(X)...]ボタン【TP1/LiNK】
- [XA接続]ダイアログボックスが表示されます。DABroker for .NET Frameworkを使用してトランザクション連携をするSPP.NETをデバッグする場合にクリックします。[XA接続]ダイアログボックスについては,「5.2.4(1) [XA接続]ダイアログボックス」を参照してください。
- [登録(A)]ボタン
- SPP.NETを,ダイアログボックスに入力されている情報でExtension .NETに登録します。
- [.NETインタフェース定義を使用する(D)]チェックボックスをオンにした場合は,[テスト実行画面]ダイアログボックスが表示されます。
- [キャンセル(C)]ボタン
- ダイアログボックスで編集中の情報を破棄して,[テスト実行情報設定]ダイアログボックスを閉じます。