RPC要求インタフェースに.NETインタフェース定義を使用する場合,Extension .NETが入出力パラメタや戻り値と,送受信メッセージの間の変換をします。ただし,送受信メッセージがRPCメッセージの最大長を超えないように,要求メッセージ長および応答メッセージ長の値を見積もっておく必要があります。
要求メッセージ長および応答メッセージ長の見積もり式を次に示します
要求メッセージ長=(メソッドの入力パラメタおよび参照パラメタの最大データ長の合計値)+512
応答メッセージ長=(メソッドの出力パラメタ,参照パラメタ,および戻り値の最大データ長の合計値)+512
最大データ長の合計値には,データ型ごとの最大データ長を合計した値を代入してください。各データ型の最大データ長を次の表に示します。
表4-6 各データ型の最大データ長
データ型 | 最大データ長(バイト)※ |
---|---|
System.Byte | 1 |
System.Int16 | 3 |
System.Int32 | 7 |
System.Int64 | 15 |
System.String | 格納された文字数×2+13 |
System.Byte[] | a+11 |
System.Int16[] | 2×a+11 |
System.Int32[] | 4×a+11 |
System.Int64[] | 8×a+11 |
System.String[] | ![]() |
TP1ユーザ構造体 | 各メンバの最大長の合計+4 |
TP1ユーザ構造体配列 | ![]() |