2.1.3 COBOL2002 for .NET Frameworkを使用したUAPの開発および実行

COBOL2002 for .NET Frameworkを使用することで,COBOL言語でSPP.NETおよびSUP.NETの開発・実行ができます。COBOL2002 for .NET Frameworkを使用すると,次のような利点があります。

UAPの開発手順の詳細については,「4.8 COBOL言語でのUAPの作成方法」を参照してください。COBOL言語の仕様については,マニュアル「COBOL2002 for .NET Framework ユーザーズガイド」を参照してください。また,COBOL言語でSPP.NETおよびSUP.NETを開発する場合のOpenTP1のAPIについては,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編」を参照してください。

なお,COBOL言語で開発したSPP.NETおよびSUP.NETの実行手順は,ほかの言語で開発した場合と同じです。

<この項の構成>
(1) Extension .NETが提供するP/Invoke指示ファイルのサンプル
(2) 注意事項

(1) Extension .NETが提供するP/Invoke指示ファイルのサンプル

Extension .NETは,COBOL2002 for .NET FrameworkでUAP開発時に必要となる,P/Invoke指示ファイル(.piv)のサンプルを提供しています。TP1/Server BaseまたはTP1/LiNKと併用する場合のサンプルは,それぞれ次のディレクトリに格納されています。

【TP1/Server Base】

〈インストールディレクトリ〉¥examples¥ExtNET¥COBOL.NET¥PIV¥TP1Base.piv

【TP1/LiNK】

〈インストールディレクトリ〉¥sample¥ExtNET¥COBOL.NET¥PIV¥TP1LiNK.piv

P/Invoke指示ファイルの使用方法については,「4.8.3 TP1/ServerのCOBOL言語のサービスルーチンの利用」を参照してください。

(2) 注意事項

(a) UAPの開発時の注意事項

COBOL2002 for .NET Frameworkを使用する場合,次の機能は利用できません。

注※
Extension .NETが提供するクラスライブラリを使用できない代わりに,TP1/Serverが提供するCOBOL言語のサービスルーチンを使用できます。COBOL言語のサービスルーチンについては,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編」を参照してください。
(b) UAPの実行時の注意事項