分散トランザクション処理機能 TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引
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(1) 配置ディレクトリ
SPP.NETのアセンブリ(DLL形式),SUP.NETのアセンブリ(EXE形式)は,「%DCDIR%\aplibディレクトリ」または任意のディレクトリに配置します。
これらのアセンブリが参照しているアセンブリ(グローバルアセンブリキャッシュに登録されているものを除く)も必ずSPP.NET,およびSUP.NETのアセンブリと同じディレクトリに配置してください。
また,SPP.NET,およびSUP.NETのアセンブリはグローバルアセンブリキャッシュに登録しないでください。
(a) SPP.NETを任意のディレクトリに配置した場合
- 【TP1/Server Base】
- njs_appbase_directoryオペランドでアプリケーションベースディレクトリの設定が必要です。ユーザサービスデフォルト定義,およびユーザサービス定義のnjs_appbase_directoryオペランドでアプリケーションベースディレクトリの設定をしない場合は,「%DCDIR%\aplib」がアプリケーションベースディレクトリとなります。ユーザサービスデフォルト定義,およびユーザサービス定義については,「3. システム定義【TP1/Server Base】」を参照してください。
- 【TP1/LiNK】
- TP1/LiNKの実行環境設定のGUIでアプリケーションベースディレクトリの設定が必要です。アプリケーションベースディレクトリの設定をしない場合は「%DCDIR%\aplib」がアプリケーションベースディレクトリとなります。TP1/LiNKの実行環境設定のGUIについては,「5. TP1/LiNKでのユーザサーバの実行環境設定【TP1/LiNK】」を参照してください。
(b) SUP.NETを任意のディレクトリに配置した場合
- 【TP1/Server Base】
- プロセスサービス定義のprcsvpathコマンドの設定が必要です。プロセスサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
- 【TP1/LiNK】
- TP1/LiNKの実行環境設定のGUIでプログラムのサーチパスの設定が必要です。TP1/LiNKの実行環境設定のGUIについては,「5. TP1/LiNKでのユーザサーバの実行環境設定【TP1/LiNK】」およびマニュアル「TP1/LiNK 使用の手引」を参照してください。
(2) アプリケーションが参照するアプリケーション構成ファイル
SPP.NET,SUP.NETの各アプリケーションからアプリケーション構成ファイルにアクセスする場合は,次のディレクトリに次に示す名称でアプリケーション構成ファイルを作成します。
(a) SPP.NETの場合
SPP.NETの場合,ディレクトリ名,ファイル名は次の表に従って指定します。
| 項目 |
指定値 |
| ディレクトリ |
アプリケーションベースディレクトリ
(%DCDIR%\aplib,または任意のディレクトリ) |
| ファイル名 |
〈ユーザサーバ名〉.config |
- 【指定例】
- ユーザサーバ名がSERVER1,アプリケーションベースディレクトリが「%DCDIR%\aplib」の場合,次のように指定します。
- %DCDIR%\aplib\SERVER1.config
(b) SUP.NETの場合
SUP.NETの場合,ディレクトリ名,ファイル名を次の表に従って指定します。
| 項目 |
指定値 |
| ディレクトリ |
SUP.NET配置ディレクトリ
(%DCDIR%\aplib,または任意のディレクトリ) |
| ファイル名 |
〈SUP.NETアセンブリファイル名〉.config |
- 【指定例】
- SUP.NETアセンブリファイル名が「mysup2.exe」,SUP.NET配置ディレクトリが「D:\TP1app」の場合,次のように指定します。
- D:\TP1app\mysup2.exe.config
- 参考
- アプリケーション構成ファイルについては,.NET Frameworkのドキュメントを参照してください。
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