Visual StudioのプロジェクトでUAPを作成する場合について説明します。ここではVisual Studio 2008の場合を例に説明します。
指定するプロジェクトの種類は,「Win32プロジェクト」です。
指定するファイルは,プロジェクトを構成するソースファイルとして作成したアプリケーションのソース,およびスタブソースファイル※です。
Visual Studioのプロジェクトの設定内容を次に示します。
表3-2 Visual Studioのプロジェクトの設定内容
カテゴリ | 項目 | 設定値 | |
---|---|---|---|
C/C++ | 全般 | 追加のインクルードディレクトリ | OpenTP1インストールフォルダ¥include |
コード生成 | ランタイムライブラリ | マルチスレッドDLL(/MD) | |
プリコンパイル済みヘッダー | プリコンパイル済みヘッダーの作成/使用 | プリコンパイル済みヘッダーを使用しない | |
リンカ | 全般 | 追加のライブラリディレクトリ | OpenTP1インストールフォルダ¥lib |
入力 | 追加の依存ファイル |
| |
すべての既定のライブラリの無視 | はい(/NODEFAULTLIB) | ||
システム | サブシステム | コンソール(/SUBSYSTEM:CONSOLE) |
ここでは,TP1/Server Base C言語サンプルのSPPをプロジェクトで作成する場合について記載します。
次のソースファイルをプロジェクトに追加してください。
「(3) プロジェクトの設定」で示した設定に加えて,次の設定をする必要があります。
表3-3 サンプルプログラムを作成する場合に必要な設定
カテゴリ | 項目 | 設定値 | |
---|---|---|---|
C/C++ | プリプロセッサ | プリプロセッサの定義 | _CRT_SECURE_NO_DEPRECATE |
ライブラリアン | 全般 | 出力ファイル | UAP共用ライブラリを作成する場合 libsv.lib |
関数のエクスポート | /export:refer /export:update | ||
リンカ | 全般 | 出力ファイル | basespp.exe サービス関数動的ローディング機能の場合 basespp2.exe UAP共用ライブラリを作成する場合 libsv.dll |
入力 | 追加の依存ファイル | UAP共用ライブラリを作成する場合 libsv.exp |