6.2.1 Windowsの[サービス]ダイアログによるOpenTP1の開始

Windowsの[サービス]ダイアログでは,OpenTP1は次の方法で開始できます。

ここでは,それぞれの開始方法について説明します。

参考
Windowsの[サービス]ダイアログは,[コントロールパネル]から開きます。
<この項の構成>
(1) OpenTP1の手動開始
(2) OpenTP1の自動開始
(3) OpenTP1の強制正常開始
(4) 注意事項

(1) OpenTP1の手動開始

OpenTP1を手動で開始させる手順を次に示します。

  1. Windowsの[サービス]ダイアログを開きます。
  2. 表示されたサービスの一覧から,「OpenTP1」(マルチOpenTP1の場合は「OpenTP1_XXXX」(XXXXはユーザが指定した識別子))を選択します。
  3. [開始]ボタンをクリックします。
    [サービスコントロール]ダイアログボックスが表示され,OpenTP1が開始します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。

(2) OpenTP1の自動開始

Windows起動時には,OpenTP1を自動開始させます。OpenTP1を自動で開始させる手順を次に示します。

  1. Windowsの[サービス]ダイアログを開きます。
  2. 表示されたサービスの一覧から,「OpenTP1」(マルチOpenTP1の場合は「OpenTP1_XXXX」(XXXXはユーザが指定した識別子))を選択し,ダブルクリックします。
  3. 「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。

(3) OpenTP1の強制正常開始

OpenTP1を強制正常開始させる手順を次に示します。

  1. Windowsの[サービス]ダイアログを開きます。
  2. 表示されたサービスの一覧から,「OpenTP1」(マルチOpenTP1の場合は「OpenTP1_XXXX」(XXXXはユーザが指定した識別子))を選択し,ダブルクリックします。
  3. 「開始パラメタ」テキストボックスに,"normal"を入力します。
  4. [開始]ボタンをクリックします。

(4) 注意事項

「デスクトップとの対話をサービスに許可」チェックボックスをOFFにした状態で,OpenTP1を開始しないでください。デスクトップヒープの不足によって,システムダウンするおそれがあります。「デスクトップとの対話をサービスに許可」チェックボックスは,Windowsの[サービス]ダイアログでOpenTP1のサービス名を右クリックし,プロパティを選択して表示される[OpenTP1のプロパティ]ダイアログボックスの[ログオン]タブにあります。

この状態でOpenTP1を開始すると,メッセージKFCA26524-Wがイベントビューアに出力されます。このメッセージが出力されたあともOpenTP1は通常どおり起動しますが,いったんOpenTP1を終了させたあと,「デスクトップとの対話をサービスに許可」チェックボックスをONにして再起動してください。

なお,Version 6以降のOpenTP1では,デフォルトではコンソールが表示されません。コンソールを表示するには,OpenTP1コンソール出力機能を使用してください。OpenTP1コンソール出力機能については,「2.2.3 OpenTP1コンソール出力機能」を参照してください。