付録A OpenTP1のプロセスの一覧

ここでは,Windows版OpenTP1のシステムサービスプロセスを,製品別に説明します。

「稼働数」は,一つのノード内でOpenTP1が一つ稼働する場合の,一つのノード当たりのシステムサービスプロセス数です。
<この節の構成>
(1) TP1/Server Base
(2) TP1/FS/Direct Access
(3) TP1/FS/Table Access
(4) TP1/Message Control
(5) TP1/Message Queue

(1) TP1/Server Base

TP1/Server Baseのシステムサービスプロセスを,次に示します。

表A-1 システムサービスプロセス(TP1/Server Base)

実行形式ファイル名稼働数サービス関連するシステム定義入出力するファイル
admrsvre0以上部分回復プロセスサービス定義なし
cltcond0以上CUP実行サービスクライアントサービス定義なし
cltd0または1クライアント拡張サービスクライアントサービス定義なし
clttrnd0以上クライアント実行プロセスクライアントサービス定義なし
cpdd1以上チェックポイントダンプサービスジャーナルサービス定義
チェックポイントダンプサービス定義
チェックポイントダンプファイル
dcservice1Windowsサービスプロセスなしなし
itvd1インタバルタイマサービスインタバルサービス定義なし
jnld1ジャーナル管理サービスジャーナルサービス定義なし
jnliod1~161ジャーナルファイル入出力サービスなしシステムジャーナルファイル
jnlswd1ジャーナルファイル管理サービスシステムジャーナルサービス定義なし
jnlutld0または12ジャーナルユティリティサービスシステムジャーナルサービス定義システムジャーナルファイル
logd1ログサービスログサービス定義メッセージログファイル
namaudtd0または1ネームサービスネームサービス定義なし
namd1※3ネームサービスネームサービス定義なし
prcd1プロセスサービス(スーパユーザプロセス)プロセスサービス定義なし
prctee0または1※4標準出力リダイレクトサービスシステム環境定義標準出力リダイレクトファイル
prfiop50,8,または96性能検証用トレース取得サービスシステム共通定義トレースファイル
qued0または1キューサービスメッセージキューサービス定義メッセージキューファイル
rapclman0または1リモートAPI機能rapクライアントマネジャサービス定義なし
raplisnr0~1024リモートAPI機能rapリスナーサービス定義トレースファイル
rapservr0~1024リモートAPI機能rapリスナーサービス定義トレースファイル
rtsspp0以上リアルタイム統計情報サービスリアルタイム取得項目定義RTSログファイル
rtssup0以上リアルタイム統計情報サービスリアルタイム取得項目定義RTSログファイル
scdd1※3スケジューラスケジュールサービス定義なし
scdmltd0以上スケジューラスケジュールサービス定義なし
stsd1ステータスサービスステータスサービス定義ステータスファイル
tjld1トランザクションジャーナルサービスなしトランザクションリカバリジャーナルファイル
trnd1※3トランザクション管理サービストランザクションサービス定義なし
trnrmd1リソースマネジャ監視サービストランザクションサービス定義なし
trnrvd1以上トランザクション回復サービストランザクションサービス定義なし
注※1
この値は,次に示す計算式で算出されます。
a×b
a:ジャーナルを二重化しているときは2,二重化していないときは1。
b:システムジャーナルファイルの並列アクセス機能での最大分散数
注※2
システムジャーナルサービス定義のjnl_auto_unloadオペランドにYを指定した場合,稼働数が1になります。
注※3
OpenTP1プロセスの監視を行う場合は,これらのプロセスのどれかを監視対象プロセスとして設定してください。
注※4
システム環境定義のredirect_fileオペランドにYを指定した場合,稼働数が1になります。
注※5
トレース取得用のプロセスです。このプロセスはprclsコマンドでは表示されません。起動有無を確認する場合は,Windowsのタスクマネジャのプロセス一覧で確認してください。
注※6
システムの稼働数は,次のとおりです。
・システム共通定義のprf_traceオペランドにNを指定した場合
 稼働数は0になります。
・システム共通定義のprf_traceオペランドにYを指定した場合
 MCFを使用しないとき,稼働数は8になります。
 MCFを使用するとき,稼働数は9になります。

(2) TP1/FS/Direct Access

TP1/FS/Direct Accessのシステムサービスプロセスを,次に示します。

表A-2 システムサービスプロセス(TP1/FS/Direct Access)

実行形式ファイル名稼働数サービス関連するシステム定義入出力するファイル
damd0または1DAMサービスDAMサービス定義DAMファイル

(3) TP1/FS/Table Access

TP1/FS/Table Accessのシステムサービスプロセスを,次に示します。

表A-3 システムサービスプロセス(TP1/FS/Table Access)

実行形式ファイル名稼働数サービス関連するシステム定義入出力するファイル
tamd0または1TAMサービスTAMサービス定義TAMファイル
tamiod0または1TAMファイル入出力サービスTAMサービス定義TAMファイル

(4) TP1/Message Control

TP1/Message Controlのシステムサービスプロセスを,次に示します。

表A-4 システムサービスプロセス(TP1/Message Control)

実行形式ファイル名稼働数サービス関連するシステム定義入出力するファイル
mapsmgrd0または1マッピングサービスマッピングサービス定義
マッピングサービス属性定義
なし
mcfmngrd0または1MCFマネジャMCFマネジャ定義トレースファイル
ユーザ指定0以上MCF通信サービスMCF通信構成定義
MCFアプリケーション定義
なし
注※
TP1/Messagingを使用した場合は,mcfutcpdおよびmcfupsvdで固定となります。

(5) TP1/Message Queue

TP1/Message Queueのシステムサービスプロセスを,次に示します。

表A-5 システムサービスプロセス(TP1/Message Queue)

実行形式ファイル名稼働数サービス関連するシステム定義入出力するファイル
mqacmd0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)オンラインコマンドサービスMQAサービス定義MQAキューファイル
mqad0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)MQAサービスMQAサービス定義MQAキューファイル
MQ管理情報ファイル
mqaiod0または1以上メッセージキューイング(TP1/Message Queue)キューファイル入出力サービスMQAサービス定義MQAキューファイル
mqamnd0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)満了メッセージ監視サービスMQAサービス定義なし
mqcdtcp0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)MQCサービスMQAサービス定義
MQCサービス定義
トレースファイル
mqcgwp0または1以上メッセージキューイング(TP1/Message Queue)MQCゲートウェイサーバユーザサービス定義MQAキューファイル
トレースファイル
mqrspp0または1以上メッセージキューイング(TP1/Message Queue)リポジトリ管理サーバSPPユーザサービス定義(%DCCONFPATH%¥mqrspp)MQAキューファイル
mqrsup0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)リポジトリ管理サーバSUPユーザサービス定義(%DCCONFPATH%¥mqrsup)MQAキューファイル
トレースファイル
mqtdtcp0または1以上メッセージキューイング(TP1/Message Queue)MQT通信サービスMQT通信構成定義
MQTサービス定義
MQAキューファイル
チャネル管理情報格納ファイル
トレースファイル
ユーザ定義ファイル
MQ管理情報ファイル
mqtmngd0または1メッセージキューイング(TP1/Message Queue)MQT通信マネジャサービスMQAサービス定義チャネル管理情報格納ファイル