dcmakecon(マルチOpenTP1操作コンソールの作成)

形式

dcmakecon 〔識別子〕

機能

OpenTP1識別子に対応するOpenTP1でコマンドを実行するための新しいコンソールを作成します。識別子の指定を省略した場合は,オリジナルのOpenTP1でコマンドを実行するための新しいコンソールを作成します。OpenTP1のオンライン,オフラインに関係なく実行できます。

このコマンドは,オリジナルのOpenTP1のコンソールからだけ実行できます。

マルチOpenTP1では,オリジナルのOpenTP1でこのコマンドを実行して作成したコンソールからコマンドを実行します。ただし,次のコマンドはマルチOpenTP1のコンソールからは実行できません。

このコマンドを実行して新しく作成したコンソールでは,次に示す表のとおり環境変数が設定されます。なお,この設定値は,設定したコンソールの中でだけ有効となります。

表7-2 コンソール中での環境変数の設定

環境変数設定
DCCONFPATH"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ¥conf¥env"で定義した環境変数DCCONFPATHと同じ値が設定されます。
DCDIR"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ"が設定されます。
DCUAPCONFPATH"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ¥conf¥env"で定義した環境変数DCUAPCONFPATHと同じ値が設定されます。
INCLUDE"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ¥include"が先頭に追加されます。
LIB"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ¥lib"が先頭に追加されます。
PATH対応するOpenTP1のコマンドを最優先で実行するために,"OpenTP1識別子に対応するOpenTP1セットアップフォルダ¥bin"が先頭に追加されます。

コマンド引数

●識別子  ~〈1~4文字の半角英数字〉

マルチOpenTP1をセットアップしたときに設定した文字列を指定します。

コマンド引数を指定しないで実行した場合は,オリジナルのOpenTP1を操作するためのコンソールが作成されます。

出力メッセージ

メッセージID内容出力先
KFCA26551-Eコマンドの実行に失敗しました標準エラー出力
KFCA26552-Eコマンド引数の指定に誤りがあります標準エラー出力
KFCA26555-Iヘルプメッセージ標準エラー出力

注意事項