Windows版OpenTP1では,標準出力・標準エラー出力の内容をファイルに直接出力できます。この機能を,標準出力リダイレクト機能といいます。この機能を使用すれば,システムサーバおよびユーザサーバが標準出力・標準エラー出力する内容(KFCA-xxxxxメッセージや,ユーザが標準出力に指定した内容すべて)を,ファイルに出力できます。出力されたファイルの内容を見たいときは,毎回ファイルを開く必要があります。
ここでは,標準出力リダイレクト機能を使用するための環境設定,および注意事項を説明します。
標準出力リダイレクト機能を使用するためには,次のシステム定義を指定します。
それぞれのオペランドの詳細については,「5.3 システム定義の詳細」の「システム環境定義」を参照してください。
なお,この機能は,システム共通定義のprc_portオペランド,およびrpc_port_baseオペランドを指定している場合は使用できません。これらのオペランドを指定し,かつredirect_fileオペランドにYを指定した場合,KFCA26520-Wメッセージを出力し,redirect_fileオペランドの指定を無視してOpenTP1の起動を続行します。KFCA26520-Wメッセージが出力された場合は,prc_portオペランドおよびrpc_port_baseオペランド,またはredirect_fileオペランドのどちらかを削除してください。