Windows版OpenTP1では,GUIを使用してOpenTP1の環境設定や,OpenTP1の起動と停止ができます。これらの操作はそれぞれ独立しているため,例えば,GUIで環境設定をして,コマンドプロンプトからOpenTP1を起動するという操作ができます。
なお,Windows版OpenTP1のGUIを使用する前に,次のことを確認してください。
- .NET Frameworkのバージョン
GUIを使用するためには,.NET Framework 2.0以降が必要です。.NET Framework 2.0以降がインストールされていない場合は,インストールしてください。
- ユーザーアカウント制御の設定
Windows Vista以降,およびWindows Server 2008以降でGUIを使用する場合,GUIの起動前に,[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されます。[許可(A)]ボタンをクリックしてください。
- セキュリティポリシーの設定
次に示すファイルに完全信頼を指定してください。完全信頼を指定しないと,GUIを使用できません。セキュリティポリシーの設定方法については,.NET Frameworkのドキュメントを参照してください。
- %DCDIR%¥tp1_tools¥Control.exe
- %DCDIR%¥tp1_tools¥Environment.exe
- コマンドログ,および監査ログの出力先
GUIを使用すると,コマンドログ,および監査ログが出力されることがあります。ただし,GUIの操作対象に関係なく,各ログは,マルチOpenTP1には出力されません。
- <この節の構成>
- 6.7.1 GUIによる環境設定
- 6.7.2 GUIによるOpenTP1の起動と停止