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OpenTP1 Version 7 TP1/Messaging 使用の手引


1.2.2 資源自動見積もり機能

TP1/Messagingでは,TP1/Messagingが動作するために必要な資源の容量を,自動的に見積もり,割り当てます。TP1/Messagingで必要となる資源は,共用メモリステータスファイルです。

共用メモリとは,複数のプロセスで共有して,データの参照や更新をするメモリです。主に,TP1/Messagingを制御するテーブル,および共用のバッファのために領域が取られます。共用メモリには,固定的なデータを格納するための静的共用メモリと,必要に応じて使用する動的共用メモリの2種類があります。

ステータスファイルは,TP1/Messagingの状態(ステータス)を示す情報を格納しておくファイルです。

TP1/Messagingでは,システム起動時に,上記の資源を自動的に確保します。ただし,TP1/Messagingを使用する状況によっては,共用メモリが不足する場合があります。オンライン中に共用メモリが不足した場合は,作業を中断し,直ちに保守員へ連絡してください。