2.3.1 GUIによる環境設定

TP1/Messagingでは,セットアップ完了時に,実行環境が初期設定されます。TP1/Messaging環境設定を起動すると,GUIの画面が表示されます。ボタンで任意の画面を選択し,初期設定された実行環境を実際の実行環境に変更してから,TP1/Messagingを開始してください。一度設定した実行環境を変更する場合は,画面を再度表示させ,変更したい項目を再設定してください。

GUIで設定するTP1/Messagingの環境設定項目を次の表に示します。

表2-1 TP1/Messagingの環境設定項目(GUIによる設定の場合)

設定種別設定項目内容
MCF環境設定アプリケーショングループ環境設定およびアプリケーション属性設定通信サービスを使用するアプリケーションの実行環境を設定します。
アプリケーション間通信環境設定ノード内通信のための通信サービスの実行環境を設定します。
TCP/IP通信環境設定およびTCP/IPコネクション属性設定TCP/IPプロトコルを使用して外部通信をするための実行環境を設定します。
MHP環境設定MHPユーザサーバ環境設定TP1/Messagingを使用してメッセージ送受信をするMHPユーザサーバの実行環境を設定します。
ユーザサーバ自動起動順位の設定ユーザサーバの自動起動の有無と,自動起動する場合の起動順位を設定します。

MCF環境設定時の画面構成について,次の図に示します。

図2-3 MCF環境設定時の画面構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) MCF環境設定
(2) MHP環境設定

(1) MCF環境設定

まず,TP1/Messaging環境設定を起動すると,開始画面が表示されます。

[図データ]

開始画面に表示されている項目について説明します。

アプリケーショングループ環境設定欄
[アプリケーショングループ名(G)]リストボックス
TP1/Messagingで定義しているアプリケーショングループ名を表示します。
[追加(B)]ボタン
[アプリケーショングループ名(G)]リストボックスに新規のアプリケーショングループ名を追加します。
[詳細設定(E)]ボタン
このボタンをクリックすると,アプリケーショングループ環境設定画面が表示されます。
アプリケーショングループ環境設定画面で行う詳細設定については,「2.3.1(1)(a) アプリケーショングループ環境設定」を参照してください。
[削除(I)]ボタン
リストボックスで選択されているアプリケーショングループを削除します。
アプリケーション間通信環境設定欄
[アプリケーション間通信サービス名(P)]リストボックス
TP1/Messagingで定義しているアプリケーション間通信サービスを表示します。
[追加(J)]ボタン
[アプリケーション間通信サービス名(P)]リストボックスに新規のアプリケーション間通信サービス名を追加します。
[詳細設定(K)]ボタン
このボタンをクリックすると,アプリケーション間通信環境の詳細設定画面が表示されます。
アプリケーション間通信環境設定画面での設定の詳細については,「2.3.1(1)(c) アプリケーション間通信環境設定」を参照してください。
[削除(L)]ボタン
リストボックスで選択されているアプリケーション間通信サービス名を削除します。
TCP/IP通信環境設定欄
[TCP/IP通信サービス名(T)]リストボックス
TP1/Messagingで定義しているTCP/IP通信サービスを表示します。
[追加(M)]ボタン
[TCP/IP通信サービス名(T)]リストボックスに新規のTCP/IP通信サービス名を追加します。
[詳細設定(N)]ボタン
このボタンをクリックすると,TCP/IP通信サービス環境の詳細設定画面が表示されます。
TCP/IP通信サービス環境設定画面での設定の詳細については,「2.3.1(1)(d) TCP/IP通信サービス環境設定」を参照してください。
[削除(O)]ボタン
リストボックスで選択されているTCP/IP通信サービス名を削除します。
[終了(C)]ボタン
MCFの環境設定を終了します。
設定内容が変更されている場合は,「定義内容変更確認メッセージ」のダイアログが表示されます。設定内容を変更して終了する場合は[はい(Y)]ボタンを,変更しないで終了する場合は[いいえ(N)]ボタンをクリックします。また,終了を取り消す場合は,[キャンセル]ボタンをクリックします。
メニューバー
[ファイル(F)]メニュー
このメニューから[終了(C)]を選択すると,環境設定を終了します。
[ヘルプ(H)]メニュー
このメニューから[バージョン情報]を選択すると,TP1/Messagingのバージョン情報が表示されます。

開始画面で設定する項目について,次の表に示します。

表2-2 開始画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
アプリケーショングループ名〈1~8文字の識別子〉
指定数:1~16
mcfaenv -a
【mcfagnn】(nn:整数)
アプリケーション間通信サービス名〈先頭が_muで始まる1~8文字の識別子〉
指定数:0~1
mcftenv -a
【_mupsnn】(nn:整数)
TCP/IP通信サービス名〈先頭が_muで始まる1~8文字の識別子〉
指定数:1~16
mcftenv -a
【_mutcnn】(nn:整数)
(a) アプリケーショングループ環境設定

開始画面のアプリケーショングループ環境設定欄でアプリケーショングループ名を選択したあと,[詳細設定(E)]ボタンをクリックすると,アプリケーショングループ環境設定画面が表示されます。

[図データ]

アプリケーショングループ環境設定画面に表示されている項目を,次に示します。

[アプリケーショングループ名(G)]テキストボックス
開始画面で選択したアプリケーショングループ名が表示されます。
アプリケーション名を変更したい場合は,テキストボックスに名称を直接入力します。アプリケーショングループ名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。例えばmcfag01とmcfAG01は同じアプリケーショングループ名になります。
アプリケーション属性設定欄
[アプリケーション名(P)]リストボックス
選択したアプリケーショングループに属するアプリケーション名を表示します。
[追加(A)]ボタン
アプリケーショングループに新しいアプリケーションを一つ追加します。リストボックスには,追加されたアプリケーション名が表示されます。
追加するアプリケーションには,該当するアプリケーショングループ内で重複しない名称(一意名)を付けてください。
[詳細設定(T)]ボタン
このボタンをクリックすると,リストボックスで選択されているアプリケーションのアプリケーション属性設定画面が表示されます。
アプリケーション属性設定画面の詳細については,「2.3.1(1)(b) アプリケーション属性設定」を参照してください。
[削除(D)]ボタン
リストボックスで選択されているアプリケーションを,該当するアプリケーショングループから削除します。
[終了(C)]ボタン
アプリケーショングループ環境設定を終了します。

アプリケーショングループ環境設定画面で設定する項目について,次の表に示します。

表2-3 アプリケーショングループ環境設定画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
アプリケーショングループ名〈1~8文字の識別子〉mcfaenv -a
【mcfagnn】(nn:整数)
アプリケーション名〈1~8文字の識別子〉
指定数:1~64
mcfaalcap -a
【mcfapnn】(nn:整数)
(b) アプリケーション属性設定

アプリケーショングループ環境設定画面の[アプリケーション名(P)]欄でアプリケーション名を選択したあと,[詳細設定(T)]ボタンをクリックすると,アプリケーション属性設定画面が表示されます。

[図データ]

アプリケーション属性設定画面に表示されている項目について説明します。

[アプリケーション名(A)]テキストボックス
アプリケーショングループ環境設定画面で選択したアプリケーション名を表示します。アプリケーション名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいアプリケーション名を直接入力します。アプリケーション名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。例えばmcfap01とmcfAP01は同じアプリケーション名になります。
[アプリケーションの種別]オプションボタン
[アプリケーション名(A)]テキストボックスに表示されているアプリケーションの種別を表示します。種別を変更する場合は,この欄にあるオプションボタンの中から,選択する種別をクリックします。
[アプリケーションの型]オプションボタン
[アプリケーション名(A)]テキストボックスに表示されているアプリケーションの型を表示します。型を変更する場合は,この欄にあるオプションボタンの中から,選択する種別をクリックします。ただし,TP1/Messagingでは,応答型,および継続問い合わせ応答型は選択できません。
[サービスグループ名(G)]テキストボックス
[アプリケーション名(A)]テキストボックスに表示されているアプリケーションに対応するサービスが属するサービスグループ名を表示します。サービスグループ名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいサービスグループ名を直接入力します。
[サービス名(S)]テキストボックス
[アプリケーション名(A)]テキストボックスに表示されているアプリケーションに対応するサービス名を表示します。サービス名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいサービス名を直接入力します。
[トランザクション機能(T)]チェックボックス
アプリケーションで,トランザクション機能を使用するかどうかを表示します。使用する場合は,ボックスにチェック(×印)を表示させ,使用しない場合は空白にします。チェック表示は,ボックスをクリックして行います。
[終了(C)]ボタン
アプリケーション属性設定を終了し,アプリケーショングループ環境設定の画面に戻ります。
このボタンをクリックしたとき,アプリケーション属性設定の内容に誤りがある場合は,エラーメッセージのダイアログが表示されます。
エラーメッセージの内容を確認後,ダイアログ内の[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログの表示が消え,アプリケーション属性設定画面に戻ります。
設定内容がすべて正しい場合は,アプリケーション属性設定を終了し,アプリケーショングループ環境設定の画面に戻ります。

アプリケーション属性設定画面で設定する項目を次の表に示します。

表2-4 アプリケーション属性設定画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
アプリケーション名〈1~8文字の識別子〉mcfaalcap -n name
【mcfapnn】(nn:整数)
アプリケーションの種別ユーザのアプリケーション|MCFイベント
(オプションボタンで選択)
mcfaalcap -n kind
アプリケーションの型非応答型mcfaalcap -n type
サービスグループ名〈1~31文字の識別子〉mcfaalcap -g servgrpn
【mhpsgnn】(nn:整数)
サービス名〈1~31文字の識別子〉mcfaalcap -v servname
【mhpsvnn】(nn:整数)
(c) アプリケーション間通信環境設定

開始画面のアプリケーション間通信環境設定欄でアプリケーション間通信サービス名を選択したあと,[詳細設定(K)]ボタンをクリックすると,アプリケーション間通信環境設定画面が表示されます。

[図データ]

アプリケーション間通信環境設定画面に表示されている項目について説明します。

[アプリケーション間通信サービス名(S)]テキストボックス
開始画面で選択したアプリケーション間通信サービス名と同じ名称を表示します。アプリケーション間通信サービス名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいサービス名を直接入力します。アプリケーション間通信サービス名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。例えば_mups01と_muPS01は同じアプリケーション間通信サービス名になります。
[実行形式プログラム名(E)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているアプリケーション間通信サービスの実行形式プログラム名を表示します。この名称は,変更できません。
[アプリケーション間通信サービス識別子(I)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているアプリケーション間通信サービスの識別子を表示します。この識別子は変更できません。
[アプリケーショングループ名(G)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているアプリケーション間通信サービスに対応するアプリケーショングループ名を表示します。アプリケーショングループ名を変更する場合は,このテキストボックスに新しい名称を直接入力します。
[内部通信路名(P)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているアプリケーション間通信サービスに対応する内部通信路名を表示します。内部通信路名を変更する場合は,このテキストボックスに新しい名称を直接入力します。
論理端末属性欄
[論理端末名(L)]リストボックス
テキストボックスに表示されているアプリケーション間通信サービスの論理端末名を表示します。論理端末名は,変更できません。
このリストボックスには,最大二つの論理端末名を設定できます。
[追加(A)]ボタン
リストボックスに論理端末名を一つ追加します。
[削除(D)]ボタン
リストボックスから,選択されている論理端末名を削除します。
[端末タイプ]オプションボタン
リストボックスで選択されている論理端末の端末タイプを表示します。
一方送信型だけ指定できます。
[終了(C)]ボタン
アプリケーション間通信環境設定を終了し,開始画面に戻ります。
このボタンをクリックしたとき,アプリケーション間通信環境設定の内容に誤りがある場合は,エラーメッセージのダイアログが表示されます。
エラーメッセージの内容を確認後,ダイアログ内の[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログの表示が消え,アプリケーション間通信環境設定画面に戻ります。
設定内容がすべて正しい場合は,アプリケーション間通信環境設定を終了し,開始画面に戻ります。

アプリケーション間通信環境設定画面で設定する項目を次の表に示します。

表2-5 アプリケーション間通信環境設定画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
アプリケーション間通信サービス名〈_muで始まる1~8文字の識別子〉定義オブジェクトファイル名
【_mupsnn】(nn:整数)
アプリケーショングループ名〈1~8文字の識別子〉mcftenv -a
【mcfagnn】(nn:整数)
内部通信路名〈1~8文字の識別子〉mcftpsvr -c
【cpsvnn】(nn:整数)
論理端末名〈1~8文字の識別子〉
指定数:1~2
mcftalcle -l
【psvlenn】(nn:整数)
端末タイプ一方送信型mcftalcle -t
(d) TCP/IP通信サービス環境設定

開始画面のTCP/IP通信環境設定欄でTCP/IP通信サービス名を選択したあと,[詳細設定(N)]ボタンをクリックすると,TCP/IP通信サービス環境設定画面が表示されます。

[図データ]

TCP/IP通信サービス環境設定画面に表示されている項目について説明します。

[TCP/IP通信サービス名(S)]テキストボックス
開始画面で選択したTCP/IP通信サービス名と同じ名称を表示します。TCP/IP通信サービス名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいサービス名を直接入力します。TCP/IP通信サービス名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。例えば_mutc01と_muTC01は同じTCP/IP通信サービス名になります。
[実行形式プログラム名(E)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているTCP/IP通信サービスの実行形式プログラム名を表示します。この名称は,変更できません。
[通信サービス識別子(I)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているTCP/IP通信サービスの通信サービス識別子を表示します。この名称は,変更できません。
[アプリケーショングループ名(G)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているTCP/IP通信サービスに対応するアプリケーショングループ名を表示します。アプリケーショングループ名を変更する場合は,このテキストボックスに新しい名称を直接入力します。
[ユーザメッセージ長]オプションボタン
TCP/IP通信サービスで1回に送受信するユーザメッセージの長さを表示します。ユーザメッセージ長を変更する場合は,オプションボタンの中からどれかを選択し,ボタンをオンにします。
コネクション属性欄
[コネクション名(N)]リストボックス
TCP/IP通信サービスのコネクション名の一覧が表示されます。
[追加(A)]ボタン
TCP/IP通信サービスに新しいコネクションを一つ追加します。リストボックスには,追加されたコネクション名が表示されます。
[詳細設定(T)]ボタン
このボタンをクリックすると,リストボックスで選択されているコネクションのコネクション属性設定画面が表示されます。
コネクション属性設定画面の詳細については,「2.3.1(1)(e) TCP/IPコネクション属性設定」を参照してください。
[削除(D)]ボタン
リストボックスで選択されているコネクションを削除します。
[終了(C)]ボタン
TCP/IP通信サービス環境設定を終了し,開始画面に戻ります。
このボタンをクリックしたとき,TCP/IP通信サービス環境設定の内容に誤りがある場合は,エラーメッセージのダイアログが表示されます。
エラーメッセージの内容を確認後,ダイアログ内の[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログの表示が消え,TCP/IP通信サービス環境設定画面に戻ります。
設定内容がすべて正しい場合は,TCP/IP通信サービス環境設定を終了し,開始画面に戻ります。

TCP/IP通信サービス環境設定画面で設定する項目を次の表に示します。

表2-6 TCP/IP通信サービス環境設定画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
TCP/IP通信サービス名〈_muで始まる1~8文字の識別子〉定義オブジェクトファイル名
【_mutcnn】(nn:整数)
アプリケーショングループ名〈1~8文字の識別子〉mcfaenv -a
【mcfagnn】(nn:整数)
ユーザメッセージ長4キロバイト|16キロバイト|32キロバイト
(オプションボタンで選択)
mcftbuf -g length
コネクション名〈1~8文字の識別子〉
指定数:1~16
mcftalccn -c
【ctcpnn】(nn:整数)
(e) TCP/IPコネクション属性設定

TCP/IP通信サービス環境設定画面の[TCP/IP通信サービス名(S)]テキストボックスでTCP/IP通信サービス名を選択したあと,[詳細設定(T)]ボタンをクリックすると,TCP/IPコネクション属性設定画面が表示されます。

[図データ]

TCP/IPコネクション属性設定画面に表示されている項目について説明します。

[コネクション名(N)]テキストボックス
開始画面のコネクション属性欄で選択したコネクション名と同じ名称を表示します。コネクション名を変更する場合は,このテキストボックスに新しいコネクション名を直接入力します。コネクション名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。例えばctcp01とctCP01は同じコネクション名になります。
[論理端末名(L)]テキストボックス
テキストボックスに表示されているコネクションに対応する論理端末名を表示します。論理端末名を変更する場合は,このテキストボックスに新しい論理端末名を直接入力します。
[アプリケーション名(A)]テキストボックス
メッセージを受信した場合に起動するアプリケーション名を表示します。テキストボックスに,アプリケーション名を直接入力してください。なお,このテキストボックスの設定は省略できます。
[確立モード]オプションボタン
自システムのコネクション確立モードを表示します。確立モードを変更する場合は,オプションボタンの中から選択し,ボタンをオンにします。
[コネクションの自動確立]オプションボタン
自システムがクライアントの場合,OpenTP1システム開始時にコネクションの自動確立をするかどうかを表示します。オプションボタンの中から選択し,ボタンをオンにします。なお,自システムがサーバの場合は,ボタンは選択できません。
[コネクションリプレースの使用]オプションボタン
自システムがサーバの場合に,コネクションリプレースを使用するかどうかを指定します。なお,自システムがクライアントの場合は,ボタンは選択できません。
自システム属性欄
[ポート番号]オプションボタン[任意のポート番号]オプションボタン
自システムがサーバの場合に,ポート番号の属性を表示します。ポート番号の属性を変更する場合は,オプションボタンの中から選択し,ボタンをオンにします。
相手システム属性欄
[ホスト名称設定]テキストボックス
hostsファイルに記述してある相手システムのホスト名称を表示します。ホスト名称を変更する場合は,テキストボックスに新しい名称を直接入力してください。
[IPアドレス指定]テキストボックス
相手システムのIPアドレスを直接入力してください。
ホスト名称,およびIPアドレスは,該当するオプションボタンをオンにしてから指定します。
[ポート番号]オプションボタン[ポート番号Free]オプションボタン
ポート番号を選択したときに,相手システムのポート番号の属性を表示します。属性を変更する場合は,該当するオプションボタンを選択します。なお,[ポート番号Free]オプションボタンは,自システムがサーバの場合だけ選択できます。
[終了(C)]ボタン
TCP/IPコネクション属性設定を終了します。
このボタンをクリックしたとき,TCP/IPコネクション属性設定の内容に誤りがある場合は,エラーメッセージのダイアログが表示されます。
エラーメッセージの内容を確認後,ダイアログ内の[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログの表示が消え,TCP/IPコネクション属性設定画面に戻ります。
設定内容がすべて正しい場合は,TCP/IPコネクション属性設定を終了し,TCP/IP通信サービス環境設定画面に戻ります。

TCP/IPコネクション属性設定画面で設定する項目を次の表に示します。

表2-7 TCP/IPコネクション属性設定画面で設定する項目

項目名指定値対応する定義
コネクション名〈1~8文字の識別子〉mcftalccn -c
【ctcpnn】(nn:整数)
論理端末名〈1~8文字の識別子〉mcftalcle -l
【leidnn】(nn:整数)
アプリケーション名〈1~8文字の識別子〉mcftalcle -v
確立モードサーバ|クライアント
(オプションボタンで選択)
mcftalccn -y
コネクションの自動確立する|しない
(オプションボタンで選択)
mcftalccn -i
コネクションリプレースの使用する|しない
(オプションボタンで選択)
mcftalccn -h chgconn
ポート番号(自システム)ポート番号|任意のポート番号
(オプションボタンで選択)
mcftalccn -r portno
(ポート番号を選択した場合)
〈整数〉((1024~65535))【10001】
ホスト名称〈255文字以内のホスト名〉mcftalccn -o hostname
IPアドレス〈整数〉((0~255))mcftalccn -o oipaddr
【nnn.nnn.nnn.nnn】(nnn:整数)
ポート番号(相手システム)ポート番号|ポート番号free
(オプションボタンで選択)
mcftalccn -o oportno
(ポート番号を選択した場合)
〈整数〉((1~65535))【20001】
(f) 環境設定終了時の表示画面

MCF環境設定を終了する場合は,開始画面の[終了(C)]ボタンをクリックします。定義内容変更確認メッセージボックスが表示されます。

[図データ]

定義内容を変更する場合は[はい(Y)]ボタンを,変更しない場合は,[いいえ(N)]ボタンをクリックします。また,環境設定の終了を取りやめて開始画面に戻る場合は,[キャンセル]ボタンをクリックします。

[はい(Y)]ボタンをクリックし,環境設定の内容に変更があった場合だけ,次の定義オブジェクト作成中を示す画面が表示されます。

[図データ]

定義オブジェクトの作成が終了した場合,または環境設定の内容に変更がない場合は,次に示す環境設定終了メッセージボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,環境設定がすべて終了します。

[図データ]

(g) バージョン情報の表示

環境設定時,メニューバーの[ファイル(F)]メニューから[バージョン情報]を選択すると,バージョン情報画面が表示されます。この画面には,次の情報が表示されます。

表示内容を確認し,[OK]ボタンをクリックすると,バージョン情報表示画面が終了し,環境設定画面に戻ります。

(h) 生成されるファイル

GUIの画面からMCF環境設定をすると,設定内容に基づいて定義テキストファイルが生成されます。このファイルは,次回にGUIでMCF環境設定をするときの,入力ファイルとなります。それぞれの設定画面には,定義テキストファイルの設定内容が,初期値として仮定されます。

MCF環境設定で生成される定義テキストファイルの一覧を次の表に示します。

表2-8 MCF環境設定で生成される定義テキストファイル一覧

定義種別定義ソースファイルパス名
(TEXTPATH=%DCCONFPATH%¥mcfconf¥text)
マネジャ定義TEXTPATH¥mng¥mcfmngr
アプリケーション定義TEXTPATH¥apl¥アプリケーショングループ名
アプリケーション間通信サービス定義通信構成定義共通部TEXTPATH¥psv¥ccm¥アプリケーション間通信サービス名
アプリケーション起動環境定義TEXTPATH¥psv¥cpr¥アプリケーション間通信サービス名
TCP/IP通信サービス定義通信構成定義共通部TEXTPATH¥tcp¥ccm¥TCP/IP通信サービス名
TCP/IP定義TEXTPATH¥tcp¥cpr¥TCP/IP通信サービス名
注※
MCF環境設定GUIで指定した各通信サービス名称の先頭'_'を削除した名称となります。

生成された定義テキストファイルはTP1/Messagingが提供する定義変換コマンドによって,定義オブジェクトファイルに変換されます。定義変換コマンドの詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

MCF環境設定で生成される定義オブジェクトファイルの一覧を次の表に示します。

表2-9 MCF環境設定で生成される定義オブジェクトファイル一覧

定義種別定義変換コマンド名定義オブジェクトファイルパス名
(OBJPATH=%DCCONFPATH%¥mcfconf¥obj)
マネジャ定義mcfmngrOBJPATH¥mng¥_mumngr
アプリケーション定義mcfapliOBJPATH¥apl¥アプリケーショングループ名
アプリケーション間通信サービス定義通信構成定義共通部mcfcomnOBJPATH¥psv¥ccm¥アプリケーション間通信サービス名
アプリケーション起動環境定義mcfpsvOBJPATH¥psv¥cpr¥アプリケーション間通信サービス名
上記の結合後
ファイル
mcflinkOBJPATH¥psv¥アプリケーション間通信サービス名
TCP/IP通信サービス定義通信構成定義
共通部
mcfcomnOBJPATH¥tcp¥ccm¥TCP/IP通信サービス名
TCP/IP定義mcftcpOBJPATH¥tcp¥cpr¥TCP/IP通信サービス名
上記の結合後
ファイル
mcflinkOBJPATH¥tcp¥TCP/IP通信サービス名
注※
MCF環境設定GUIで指定した各通信サービス名称の先頭'_'を削除した名称となります。

定義オブジェクトファイルのうち,次に示す定義オブジェクトファイルについては,%DCCONFPATH%の下にも同じファイルが生成されます。

MCF環境設定GUIによって%DCCONFPATH%下に作成される定義関連ファイルの一覧を次の表に示します。これらのファイルがMCF起動時の入力ファイルとなります。

表2-10 MCF環境設定時%DCCONFPATH%下に生成されるファイル一覧

定義関連ファイル種別ファイル名
マネジャ定義オブジェクトファイル_mumngr
アプリケーション定義オブジェクトファイルアプリケーショングループ名
アプリケーション間通信サービス定義(結合)オブジェクトファイルアプリケーション間通信サービス名
TCP/IP通信サービス定義(結合)オブジェクトファイルTCP/IP通信サービス名

TP1/Messagingでは,%DCCONFPATH%下に作成するマネジャ定義オブジェクトファイル名は,OBJPATH¥mng¥_mumngr固定です。

GUIの画面を使用しないで環境設定する場合も,マネジャ定義オブジェクトファイル名は'_mumngr'としてください。

(2) MHP環境設定

MHP環境設定時の画面構成を次の図に示します。

図2-4 MHP環境設定時の画面構成

[図データ]

(a) MHP管理

アプリケーション管理MHPを起動すると,アプリケーション管理画面にMHPの状態が表示されます。

[図データ]

アプリケーション管理画面に表示されている項目について説明します。

メニューバー
[ファイル(F)]メニュー
このメニューから[終了]を選択すると,MHPの環境設定を終了します。
[ヘルプ(H)]メニュー
このメニューから[バージョン情報]を選択すると,TP1/Messagingのバージョン情報が表示されます。
MHP状態表示部
MHPの状態を一覧で表示します。
表示されるのは,ユーザサーバ状態,ユーザサーバ名,サービスグループ名,および常駐・非常駐の区別です。
[サーバ定義(E)]ボタン
MHPの環境を設定します。
新規に環境を設定する場合は,MHP状態表示部からユーザサーバ名を選択しないで,このボタンをクリックします。クリック後,アプリケーション環境画面が表示されます。
すでに定義されているMHPの設定を変更する場合は,ユーザサーバ名を選択してから,ボタンをクリックしてください。MHP環境設定画面が表示されます。
また,MHPの一覧を表示したい場合は,ユーザサーバ名を選択しないで,ボタンをクリックします。
MHP環境設定画面での操作については,「2.3.1(2)(c) MHP環境設定」を参照してください。
[終了(C)]ボタン
MHPの環境設定を終了します。
アプリケーション管理画面では,上記以外にもボタンが表示されます。その他のボタンの説明については,「3.3 MHPのオペレーション」を参照してください。
(b) MHP一覧表示

アプリケーション管理画面の[サーバ定義(E)]ボタンをクリックすると,アプリケーション環境画面に,MHPの一覧が表示されます。

[図データ]

アプリケーション環境画面に表示されている項目について説明します。

MHP一覧表示部
定義されているMHPユーザサーバ名,およびMHP環境設定画面の[コメント]で設定された内容を表示します。MHP環境設定については,「2.3.1(2)(c) MHP環境設定」を参照してください。
[新規作成(N)]ボタン
MHPユーザサーバの環境設定画面を表示します。新規にMHPの環境を設定する場合は,このボタンをクリックします。
[開く(O)]ボタン
すでに設定されているMHPの環境を表示します。MHP一覧表示部でユーザサーバ名を選択してから,ボタンをクリックすると,MHP環境設定画面が表示されます。MHP環境設定画面については,「2.3.1(2)(c) MHP環境設定」を参照してください。
[削除(D)]ボタン
すでに設定されているMHPの環境を削除します。MHP一覧表示部でユーザサーバ名を選択してから,ボタンをクリックすると,該当するMHPの環境設定内容が削除されます。
[自動起動設定(A)]ボタン
MHPユーザサーバの自動起動について,属性の表示および設定をします。ボタンをクリックすると,自動起動設定画面が表示されます。自動起動設定画面については,「2.3.1(2)(d) 自動起動設定」を参照してください。
[終了(C)]ボタン
アプリケーション環境画面での設定を終了し,アプリケーション管理画面に戻ります。
(c) MHP環境設定

アプリケーション環境画面で[新規作成(N)]ボタンをクリックするか,またはユーザサーバ名を選択してから[開く(O)]ボタンまたは[削除(D)]ボタンをクリックすると,MHP環境設定の画面が表示されます。

この画面では,MHP環境の参照,設定,および削除ができます。

[図データ]

MHP環境設定画面に表示されている項目について説明します。

[ユーザサーバ名(U)]テキストボックス
環境を設定したいMHPのユーザサーバ名を表示します。ユーザサーバを変更したい場合は,このテキストボックスに該当するユーザサーバ名を直接入力します。ユーザサーバ名には,英字の大文字と小文字の区別はありません。小文字で指定しても,すべて大文字で管理されます。
[サービスグループ名(G)]テキストボックス
[ユーザサーバ名(U)]テキストボックスに表示されているMHPのサービスグループ名を表示します。サービスグループを変更したい場合は,このテキストボックスに該当するサービスグループ名を直接入力します。
[プログラム名(P)]テキストボックス
[ユーザサーバ名(U)]テキストボックスに表示されているMHPのプログラム名を表示します。プログラムを変更したい場合は,このテキストボックスに該当するプログラム名を直接入力します。
プロセス数欄
[常駐(R)]ボックスおよび[非常駐(N)]ボックス
MHPの実行プロセスのうち,常駐プロセスおよび非常駐プロセスの数をそれぞれ表示します。ボタンをクリックして値を表示させるか,またはボックスに直接入力します。
優先順位欄
[プロセス(M)]ボックスおよび[スケジュール(H)]ボックス
MHPを実行する場合の,プロセスおよびスケジュールの優先順位をそれぞれ表示します。ボタンをクリックして値を表示させるか,またはボックスに直接入力します。
スケジュール情報欄
[サービス滞留件数(Q)]ボックス
MHPを実行する場合に,常駐プロセスで処理するサービス要求の,スケジュール待ち最大数を表示します。ボタンをクリックして値を表示させるか,またはボックスに直接入力します。サービス滞留件数がここで指定した値を超えると,非常駐プロセスが起動されます。
[トランザクション機能(T)]チェックボックス
MHPで,トランザクション機能を使用するかどうかを表示します。使用する場合は,ボックスにチェック(×印)を表示させ,使用しない場合は,空白にします。チェック表示は,ボックスをクリックして行います。
登録するサービス欄
[登録するサービス]リストボックス
MHPに登録されているサービス名と,エントリポイント名の一覧を表示します。
[サービス名(S)]テキストボックス
MHPに登録,またはMHPから削除するサービス名を表示します。サービス名は,キーボードから直接入力してください。
[エントリポイント名(E)]テキストボックス
MHPに登録,またはMHPから削除するエントリポイント名を表示します。エントリポイント名は,キーボードから直接入力してください。
[設定(J)]ボタン
[サービス名(S)]テキストボックスおよび[エントリポイント名(E)]テキストボックス内にある名称を,MHPとして登録します。
[削除(K)]ボタン
[サービス名(S)]テキストボックスおよび[エントリポイント名(E)]テキストボックス内にある名称を,MHPの登録から削除します。
ユーザサーバの環境変数欄
[グローバル]リストボックス
MHPのグローバル環境変数を表示します。
[ローカル]リストボックス
MHPのローカル環境変数を表示します。
[変数(Y)]テキストボックス
MHPの環境変数として設定,または削除する変数名を表示します。変数名は,キーボードから直接入力してください。
[値(Z)]テキストボックス
MHPの環境変数として設定,または削除する変数の値を表示します。値は,キーボードから直接入力してください。
[設定(W)]ボタン
[変数(Y)]テキストボックスおよび[値(Z)]テキストボックス内にある値を,MHPの環境変数として設定します。
[削除(X)]ボタン
[変数(Y)]テキストボックスおよび[値(Z)]テキストボックス内にある値を,MHPの環境変数から削除します。
[初期値設定(I)]ボタン
次に示す項目を初期値(標準値)に戻します。
  • プロセス数欄
  • 優先順位欄
  • スケジュール情報欄
  • [トランザクション機能(T)]チェックボックス
[自動起動設定(A)]ボタン
MHPユーザサーバの自動起動について,属性の表示および設定をします。ボタンをクリックすると,自動起動設定画面が表示されます。自動起動設定画面については,「2.3.1(2)(d) 自動起動設定」を参照してください。
[開く(O)]ボタン
[ユーザサーバ名(U)]テキストボックスに設定されているMHPの環境設定の内容を表示します。
[削除(D)]ボタン
[ユーザサーバ名(U)]テキストボックスに表示されているMHPの環境設定の内容を削除します。
[上書き保存(V)]ボタン
表示されている環境設定内容を,[ユーザサーバ名(U)]テキストボックスに表示されているMHPの環境として保存します。
[終了(C)]ボタン
MHPの環境設定を終了し,この画面を表示する前の画面に戻ります。
このボタンをクリックしたとき,表示されているMHP環境設定の内容が保存されていない場合は,保存確認のダイアログが表示されます。ダイアログ内の[はい(Y)]ボタンをクリックすると,設定内容を保存して終了します。[いいえ(N)]ボタンをクリックすると,設定内容を保存しないで,MHP環境設定画面を表示する前の画面に戻ります。

MHP環境設定画面で設定する項目を次の表に示します。

表2-11 MHP環境設定画面で設定する項目

項目名指定値対応するユーザサービス定義項目
ユーザサーバ名〈1~8文字の識別子〉ユーザサービス定義ファイル名
サービスグループ名〈1~31文字の識別子〉service_group
プログラム名〈1~14文字の識別子〉module
プロセス数常駐〈符号なし整数〉((0~128))【1】parallel_count
非常駐〈符号なし整数〉((0~128))【0】
優先順位プロセス〈符号なし整数〉((0~39))【0】nice
スケジュール〈符号なし整数〉((1~16))【8】schedule_priority
スケジュール情報サービス滞留件数〈符号なし整数〉((0~512))【3】balance_count
トランザクション機能【オフ】atomic_update
登録するサービスサービス名エントリポイント名〈1~31文字の識別子〉service
ユーザサーバの環境変数ローカル変数値〈1~63文字の英数字〉環境変数名
環境変数値
グローバル変数値〈1~63文字の英数字〉ユーザサービスデフォルト定義の環境変数名
ユーザサービスデフォルト定義の環境変数値
注※
MHPの環境設定で定義したMHPプロセスの数を,TP1/LiNKのシステム環境設定画面の[サーバ数]欄内の[SPP(P)]欄で設定するSPPプロセス数に加えてください。
(d) 自動起動設定

アプリケーション環境画面,またはMHP環境設定画面で,[自動起動設定]ボタンをクリックすると,自動起動設定画面が表示されます。この画面では,あらかじめ環境設定されているMHPユーザサーバについて,属性の表示,および自動起動順位の設定をします。

[図データ]

自動起動設定画面に表示されている項目について説明します。

[自動起動あり]リストボックス
自動起動するMHPユーザサーバ名を一覧で表示します。
リストボックスは,優先順位別に,1番目から5番目までに分かれています。これらのボックスは,TP1/LiNK起動時に,該当するMHPユーザサーバが,ユーザサーバ内で何番目に自動起動されるかを示します。表示内容を次に示します。
  • 1番目:優先順位1番で起動されるMHPユーザサーバ名
  • 2番目:優先順位2番で起動されるMHPユーザサーバ名
  • 3番目:優先順位3番で起動されるMHPユーザサーバ名
  • 4番目:優先順位4番で起動されるMHPユーザサーバ名
  • 5番目:優先順位5番で起動されるMHPユーザサーバ名
[自動起動なし]リストボックス
TP1/LiNK起動時に自動起動しないMHPユーザサーバ名を一覧で表示します。
MHPユーザサーバの自動起動の属性,または自動起動の優先順位を変更する場合は,該当するMHPユーザサーバ名をドラッグし,変更したい属性のリストボックスへドロップしてください。移動したMHPユーザサーバ名の属性または優先順位は,自動的に変更されます。
[上書き保存(V)]ボタン
自動起動設定画面に表示されている設定内容を保存します。
[終了(C)]ボタン
自動起動設定を終了し,この画面を表示する前の画面に戻ります。
(e) バージョン情報の表示

環境設定時,メニューバーの[ファイル(F)]メニューから[バージョン情報]を選択すると,バージョン情報画面が表示されます。

表示内容の詳細については,「2.3.1(1)(g) バージョン情報の表示」を参照してください。

(f) 生成されるファイル
ユーザサービス定義テキストファイル
GUIの画面からMHP環境設定を行うと,設定内容に基づいて%DCCONFPATH%に定義テキストファイルが作成されます。また,これらの定義テキストファイルは,次回に環境設定GUIを起動したときの入力ファイルになるため,定義テキストファイルの設定内容が,MHP環境設定のGUI画面の初期値として仮定されます。
MHPユーザサーバ用スタブソースファイル
GUIの画面からMHP環境設定を行うと,設定内容に基づいて,MHPユーザサーバ別にスタブソースファイルが生成されます。スタブソースファイルは,%DCDIR%¥APLIBディレクトリに,×××_sstb.cという名称で生成されます。×××はMHPユーザサーバ名を示します。
MHP用のアプリケーションの実行形式ファイル名を作成する場合は,上記のスタブソースファイルをC言語のコンパイラでコンパイルし,MHP用のアプリケーションのオブジェクトファイルとリンケージさせてください。
ユーザサービス構成定義テキストファイル
MHP環境設定の自動起動設定画面から自動起動設定を行うと,設定内容に基づいて%DCCONFPATH%にあるユーザサービス構成定義テキストファイル(usrconf)が更新されます。
ユーザサービスデフォルト定義テキストファイル
MHP環境設定のMHP環境設定画面からグローバル変数の設定を行うと,設定内容に基づいて%DCCONFPATH%にあるユーザサービスデフォルト定義テキストファイル(usrrc)が更新されます。