MHPのオペレーションは,TP1/LiNKの起動中に行います。
MHPオペレーション時の画面構成を次の図に示します。
図3-2 MHPオペレーション時の画面構成
アプリケーション管理MHPを起動すると,アプリケーション管理画面が表示されます。
画面の表示項目について説明します。
上記に示すボタンには,OpenTP1で実行する運用コマンドに対応しているものがあります。それぞれのボタンと運用コマンドとの対応を次の表に示します。
表3-4 オペレーションボタンと対応する運用コマンド(TP1/Messagingアプリケーション管理MHP画面)
オペレーションボタン | 実行される運用コマンド |
---|---|
[起動]ボタン | dcsvstrt |
[停止]ボタン | dcsvstop |
[最新の情報に更新]ボタン | prcls |
[強制停止]ボタン | dcsvstop |
[サービス詳細]ボタン | mcftlssg |
[閉塞]ボタン | mcftdctsg |
[閉塞解除]ボタン | mcftactsg |
[プログラムのサーチパス]ボタン | - |
[サーバ定義]ボタン | - |
[終了]ボタン | - |
MHP状態表示部からMHPユーザサーバ名を選択し,[起動(S)]ボタンをクリックすると,選択したMHPユーザサーバが起動されます。このとき選択できるのは,ユーザサーバ状態が「停止中」のユーザサーバです。
MHPユーザサーバが正常に起動された場合は,該当するMHPの状態表示部の情報が更新されます。正常に起動されなかった場合はエラーとなり,メッセージが表示されます。
MHP状態表示部からMHPユーザサーバ名を選択し,[停止(T)]ボタンをクリックすると,選択したMHPユーザサーバが停止されます。このとき停止できるのは,ユーザサーバ状態が「閉塞」または「閉塞解除」のユーザサーバです。
MHPユーザサーバが正常に停止された場合は,該当するMHPの状態表示部の情報が更新されます。正常に停止されなかった場合はエラーとなり,メッセージが表示されます。
MHP状態表示部からMHPユーザサーバ名を選択し,[強制停止(O)]ボタンをクリックすると,選択したMHPユーザサーバが強制停止されます。このとき強制停止できるのは,ユーザサーバ状態が「閉塞」または「閉塞解除」のユーザサーバです。
MHPユーザサーバが正常に強制停止された場合は,該当するMHPの状態表示部の情報が更新されます。正常に強制停止されなかった場合はエラーとなり,メッセージが表示されます。
MHP状態表示部からMHPユーザサーバのサービスグループ名を選択し,[閉塞解除(R)]ボタンをクリックすると,選択したサービスグループが閉塞解除されます。このとき閉塞解除できるのは,ユーザサーバ状態が「閉塞」のサービスグループです。
サービスグループが正常に閉塞解除された場合は,該当するMHPの状態表示部の情報が更新されます。正常に閉塞解除されなかった場合はエラーとなり,メッセージが表示されます。
MHP状態表示部からMHPユーザサーバのサービスグループ名を選択し,[閉塞(D)]ボタンをクリックすると,選択したサービスグループが閉塞されます。このとき閉塞できるのは,ユーザサーバ状態が「閉塞解除」のサービスグループです。
サービスグループが正常に閉塞された場合は,該当するMHPの状態表示部の情報が更新されます。正常に閉塞されなかった場合はエラーとなり,メッセージが表示されます。
アプリケーション管理画面の[最新情報に更新(L)]ボタンをクリックすると,表示されているすべてのMHPについて,最新の情報を取得します。情報が正常に取得された場合は,MHP状態表示部に状態が表示されます。正常に取得されなかった場合は,エラーとなり,メッセージが表示されます。
サービスの状態を表示する場合,またはサービスに対してオペレーションをする場合は,MHP状態表示部からサービスグループ名を選択し,[サービス詳細(A)]ボタンをクリックしてください。
画面に表示されている項目について説明します。
上記に示すボタンには,OpenTP1で実行する運用コマンドに対応しているものがあります。それぞれのボタンと運用コマンドとの対応を次の表に示します。
表3-5 オペレーションボタンと対応する運用コマンド(サービス状態表示画面)
オペレーションボタン | 実行される運用コマンド |
---|---|
[サービス閉塞]ボタン | mcftdctsv |
[サービス閉塞解除]ボタン | mcftactsv |
[最新情報]ボタン | mcftlssv |
[終了]ボタン | - |
次に,サービス状態表示画面で行うオペレーションについて説明します。
サービス状態表示部からサービス名を選択し,[サービス閉塞解除(A)]ボタンをクリックします。このとき選択できるのは,状態が「閉塞」のサービスです。また,閉塞解除するサービスは複数選択できます。
サービス状態表示部からサービス名を選択し,[サービス閉塞(D)]ボタンをクリックします。このとき選択できるのは,状態が「閉塞解除」のサービスです。また,閉塞するサービスは複数選択できます。
サービス状態表示画面の[最新情報(N)]ボタンをクリックすると,表示されているすべてのサービスについて,最新の情報を取得します。情報が正常に取得された場合は,サービス状態表示欄の情報が更新されます。正常に取得されなかった場合は,エラーとなり,メッセージが表示されます。
サービス状態表示画面の[終了(C)]ボタンをクリックすると,サービスのオペレーションを終了し,アプリケーション管理画面に戻ります。
プログラムのサーチパスとは,アプリケーションがどのディレクトリにあるかを示す機能です。アプリケーションが属しているディレクトリまでの階層構造を,一つの連続した名称(パス名)で表現しています。サーチパス機能を使用することで,目的のアプリケーションがどのようなディレクトリを通って格納されているかが確認できます。
アプリケーション管理画面の[プログラムのサーチパス(P)]ボタンをクリックすると,サーチパス画面が表示されます。
サーチパス画面に表示されている項目について説明します。
上記に示すボタンには,OpenTP1で実行する運用コマンドに対応しているものがあります。それぞれのボタンと運用コマンドとの対応を次の表に示します。
表3-6 オペレーションボタンと対応する運用コマンド(TP1/Messagingサーチパス画面)
オペレーションボタン | 実行される運用コマンド |
---|---|
[設定]ボタン | prcpath |
[削除]ボタン | prcpath |
[終了]ボタン | - |
サーチパス画面で行えるオペレーションを次に示します。
サーチパス状態欄に表示されているサーチパスから,該当するサーチパスを参照します。
変更サーチパス名欄に,設定するサーチパス名を直接入力し,[設定(S)]ボタンをクリックしてください。サーチパスが正常に設定された場合は,サーチパス状態欄に新しいサーチパスが表示されます。正常に設定されなかった場合は,エラーとなり,メッセージが表示されます。
サーチパス状態欄から,削除するサーチパス名を選択し,変更サーチパス名欄に表示させてから,[削除(D)]ボタンをクリックしてください。サーチパスが正常に削除された場合は,サーチパス状態欄から該当するサーチパスが削除されます。正常に設定されなかった場合は,エラーとなり,メッセージが表示されます。
サーチパス画面の[終了(C)]ボタンをクリックすると,サーチパスのオペレーションが終了し,アプリケーション管理画面に戻ります。
アプリケーション管理画面のメニューバーで[ファイル(F)]を選択し,[バージョン情報]をクリックすると,バージョン情報が表示されます。表示内容は,MCFオペレーションの場合と同じです。詳細については,「3.2.1(3) バージョン情報の表示」を参照してください。
表示内容を確認後,[OK]ボタンをクリックすると,アプリケーション管理画面に戻ります。
サービス状態表示画面,およびサーチパス画面のオペレーションを終了する場合は,それぞれの画面に表示されている[終了(C)]ボタンをクリックします。
MHPのオペレーションをすべて終了する場合は,アプリケーション管理画面の[終了(C)]ボタンをクリックしてください。