MCFのオペレーションは,必ずTP1/LiNKおよびTP1/Messagingの起動中に行います。
MCFオペレーション時の画面構成を次の図に示します。
図3-1 MCFオペレーション時の画面構成
MCFオペレーションを起動すると,オペレーション画面が表示されます。
画面に表示されている項目について説明します。
MCFオペレーション画面で[コネクション・論理端末(C)]ボタンをクリックすると,コネクションおよび論理端末の画面が表示されます。この画面では,TP1/Messagingで環境設定されている通信サービスのコネクション,および論理端末について,情報および状態を一覧で表示します。
画面に表示されている項目について説明します。
上記に示すボタンには,OpenTP1で実行する運用コマンドに対応しているものがあります。それぞれのボタンと運用コマンドとの対応を次の表に示します。
表3-1 オペレーションボタンと対応する運用コマンド(コネクション・論理端末画面)
オペレーションボタン | 実行される運用コマンド |
---|---|
[最新の情報]ボタン | mcftlscn mcftlsle |
[コネクションの確立]ボタン | mcftactcn |
[コネクションの解放]ボタン | mcftdctcn |
[論理端末の閉塞解除]ボタン | mcftactle |
[論理端末の閉塞]ボタン | mcftdctle |
[終了]ボタン | - |
コネクション・論理端末画面から行える操作について説明します。
解放状態のコネクションのコネクション名を状態表示欄から選択し,[コネクションの確立(A)]ボタンをクリックすると,選択したコネクションが確立されます。コネクションは,複数を選択して確立することもできます。
コネクションが確立されると,選択されたコネクションの状態は「確立」になります。
確立状態のコネクションのコネクション名を状態表示欄から選択し,[コネクションの解放(D)]ボタンをクリックすると,選択したコネクションが解放されます。コネクションは,複数を選択して解放することもできます。
コネクションが解放されると,選択されたコネクションの状態は「解放」になります。
閉塞状態の論理端末の論理端末名を状態表示欄から選択し,[論理端末の閉塞解除(S)]ボタンをクリックすると,選択した論理端末が閉塞解除されます。論理端末は,複数を選択して閉塞解除することもできます。
論理端末が閉塞解除されると,選択された論理端末の状態は「閉塞解除」になります。
閉塞解除状態の論理端末の論理端末名を状態表示欄から選択し,[論理端末の閉塞(F)]ボタンをクリックすると,選択した論理端末が閉塞されます。論理端末は,複数を選択して閉塞することもできます。
論理端末が閉塞されると,選択された論理端末の状態は「閉塞」になります。
[最新の情報(N)]ボタンをクリックすると,コネクション,および対応する論理端末の最新の情報が表示されます。
表示されるコネクションの状態を次に示します。
また,表示される論理端末の状態は次のとおりです。
状態表示されるコネクションおよび論理端末は,TP1/Messagingで環境設定されている通信サービスのコネクション,および論理端末です。なお,一つのコネクションに対して一つの論理端末が対応しています。
オペレーション画面で[アプリケーション(A)]ボタンをクリックすると,アプリケーションの画面が表示されます。この画面では,TP1/Messagingで環境設定されている通信サービスに対応するアプリケーションについて,情報および状態を一覧で表示します。
一つのアプリケーションが複数の通信サービスに対応している場合は,同じアプリケーション名が複数表示されます。
画面に表示されている項目について説明します。
上記に示すボタンには,OpenTP1で実行する運用コマンドに対応しているものがあります。それぞれのボタンと運用コマンドとの対応を次の表に示します。
表3-2 オペレーションボタンと対応する運用コマンド(アプリケーション画面)
オペレーションボタン | 実行される運用コマンド |
---|---|
[閉塞解除]ボタン | mcfaactap |
[閉塞]ボタン | mcfadctap |
[最新の状態]ボタン | mcfalsap |
[終了]ボタン | - |
次に,アプリケーション画面から行える操作について説明します。
入力状態またはスケジュール状態が「閉塞」のアプリケーション名を状態表示欄から選択し,[閉塞解除(A)]ボタンをクリックすると,選択したアプリケーションが閉塞解除されます。アプリケーションは,複数を選択して閉塞解除することもできます。
アプリケーションが正常に閉塞解除されると,選択されたアプリケーションの状態は「閉塞解除」になります。
入力状態またはスケジュール状態が「閉塞解除」のアプリケーション名を状態表示欄から選択し,[閉塞(D)]ボタンをクリックすると,選択したアプリケーションが閉塞されます。アプリケーションは,複数を選択して閉塞することもできます。
アプリケーションが正常に閉塞されると,選択されたアプリケーションの状態は「閉塞」になります。
アプリケーション名を状態表示欄から選択し,[最新の状態(N)]ボタンをクリックすると,すべてのアプリケーションの状態が表示されます。
表示されるアプリケーションの状態を次に示します。
状態表示されるアプリケーションは,TP1/Messagingで環境設定されている通信サービスのアプリケーションです。なお,一つのコネクションに対して,一つまたは複数の論理端末が対応しています。
オペレーション画面のメニューバーで[ファイル(F)]を選択し,[バージョン情報]をクリックすると,バージョン情報画面が表示されます。この画面には,次の情報が表示されます。
表示内容を確認後,[OK]ボタンをクリックすると,オペレーション画面に戻ります。
コネクションおよび論理端末のオペレーション,またはアプリケーションのオペレーションを終了する場合は,それぞれの画面に表示されている[終了(E)]ボタンをクリックします。
MCFのオペレーションをすべて終了する場合は,オペレーション画面のメニューバーから[ファイル(F)]を選択し,[終了(E)]をクリックしてください。