1.1 TP1/Messagingの概要

TP1/Messagingは,Windowsを組み込んだシステム環境で,OpenTP1のメッセージ制御をする製品です。TP1/LiNKがあらかじめ組み込まれている環境で動作し,TCP/IP通信機能を使用したオンラインシステムを構築できます。

TP1/Messagingのシステムでの位置づけを次の図に示します。

図1-1 システムでの位置づけ

[図データ]

TP1/Messagingを使用すると,WSサーバで動作しているOpenTP1のメッセージ制御機能(MCF)や,Windows以外のPCのクライアント機能(TP1/Client)と,TCP/IPプロトコルで接続できます。

TP1/Messagingを組み込んだシステムは,複雑なシステム構成を行う必要がありません。また,同じシステム構成を持つPCを,サーバとしてもクライアントとしても使用できます。そのため,柔軟なオンラインネットワークを構築できます。

TP1/Messagingを使用したオンラインネットワークの概要を次の図に示します。

図1-2 オンラインネットワークの概要

[図データ]

<この節の構成>
1.1.1 前提プログラム