はじめに

このマニュアルは,プログラムプロダクトuCosminexus TP1/Messagingの概要と使用方法について説明したものです。

対象読者

Windowsが組み込まれているシステム環境の下でuCosminexus TP1/Messagingを運用するシステム管理者の方を対象としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 概要
TP1/Messagingの概要と機能について説明しています。
第2章 環境設定
TP1/Messagingの具体的な環境設定の方法について説明しています。
第3章 オペレーション
TP1/Messagingの運用操作の方法について説明しています。
第4章 トラブルが発生したら
TP1/Messaging運用中に発生するトラブルと,その対処方法について説明しています。
付録A 参照するマニュアルの制限事項
TP1/Messagingの関連マニュアルを参照するときに,制限がある機能について説明しています。
付録B バージョンアップ時の変更点
各バージョンでのGUI,および定義の変更点について説明しています。
付録C サンプルプログラム
TP1/MessagingのUAPを作成するためのサンプルプログラムについて説明しています。
付録D 用語解説
TP1/Messagingで使用する用語について説明しています。

関連マニュアル

[図データ]

OpenTP1の関連マニュアルには,TP1/Messagingで使用できない機能について説明している個所があります。関連マニュアルのうち,TP1/Messagingで使用できない機能については,「付録A 参照するマニュアルの制限事項」を参照してください。

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて直接章を選択して読むことができます。利用目的別に,次の流れに従ってお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

文法の記号

(1)文法記述記号

文法の記述記号について説明する記号です。

文法記述記号意味

(ストローク)
この記号で仕切られた項目は,選択できることを示します。
(例)サーバ|クライアント
サーバまたはクライアントのうち,どちらかを選択できることを示します。

(2)属性表示記号

ユーザ指定値の範囲などを説明する記号です。

属性表示記号意味
《 》ユーザが指定を省略したときに仮定される値を示します。
〈 〉ユーザ指定値の構文要素を示します。
(( ))ユーザ指定値の指定範囲を示します。
[ ]GUIの画面に表示されるボックス,ボタンなどを示します。
【 】GUIで値を設定する場合の初期値を示します。

(3)構文要素記号

ユーザ指定値の内容を説明する記号です。

構文要素記号意味
英字アルファベット(A~Z,a~z),および_(アンダスコア)の文字
英数字英字と数字(0~9)
符号なし整数数字(0~9)
識別子先頭がアルファベット(A~Z,a~z)で始まる英数字列
文字列任意の文字の配列
パス名記号名称,/,および .(ピリオド)
(ただし,パス名は使用するOSに依存)

このマニュアルでの表記

このマニュアルで使用する製品名称の略称を次に示します。

名称略称
uCosminexus TP1/LiNKTP1/LiNK
uCosminexus TP1/Message ControlTP1/Message Control
uCosminexus TP1/MessagingTP1/Messaging
uCosminexus TP1/Server BaseTP1/Server Base
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter EditionWindows Server 2003 (32ビット用)Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 EditionWindows Server 2003 (64ビット用)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Vista(R) Business (x86)Windows Vista(32ビット用)Windows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise (x86)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate (x86)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Business (x64)Windows Vista(64ビット用)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise (x64)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate (x64)
Microsoft(R) Windows(R) XP ProfessionalWindows XP

略語一覧

このマニュアルで使用する英略語の一覧を示します。

英略語英字での表記
FATFile Allocation Table
GUIGraphical User Interface
MCFTP1/Message Control (Facility)
MHPMessage Handling Program
NTFSNew Technology File System
OSIOpen Systems Interconnection
PCPersonal Computer
SPPService Providing Program
SUPService Using Program
TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocol
UAPUser Application Program
UOCUser Own Coding
WSWorkstation

常用漢字以外の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ),閉塞(へいそく)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。