4.1.1 TP1/Messagingのトラブル

<この項の構成>
(1) TP1/Messagingを開始できない場合
(2) TP1/Messagingを終了できない場合
(3) TP1/Messagingが異常終了した場合
(4) 定義内容の矛盾によってエラーが発生した場合

(1) TP1/Messagingを開始できない場合

TP1/Messagingを開始できない原因には,次の理由が考えられます。

(a) TP1/Messagingが正しくセットアップされていない

TP1/Messagingをセットアップし直してください。セットアップし直す場合は,1度アンインストールしてから,再度インストールしてください。

(b) メモリの容量不足,またはディスクの容量不足

メモリ,またはディスクの容量が不足していることを知らせるメッセージが出力されます。

稼働中の不要なユーザサーバを停止させるか,または不要なファイルを削除してから,TP1/Messagingを再び開始させてください。

(c) MCFまたはMHPの環境設定が正しく行われていない

(2) TP1/Messagingを終了できない場合

TP1/Messagingのアプリケーション管理MHPの画面,TP1/LiNKアプリケーション管理SPPの画面,またはTP1/LiNKアプリケーション管理SUPの画面から,[最新情報に更新(L)]ボタンをクリックして,現在のユーザサーバの状態を確認してください。ユーザサーバが終了していない場合は,終了を待つか,または終了していないユーザサーバを強制停止させてください。

(3) TP1/Messagingが異常終了した場合

TP1/Messagingの内部処理で異常を検出した場合,メッセージ,および異常の原因を示す理由コードが出力されます。これらの情報を保守員へ連絡してください。

(4) 定義内容の矛盾によってエラーが発生した場合

MCF環境設定とMHP環境設定で設定する定義内容に矛盾がある場合,エラーダイアログボックスが表示されることがあります。エラーダイアログボックスが表示された場合は,ここで説明する事例と対策方法を参考にしてエラーの要因を取り除いてください。問題が解決しない場合は,保守員に連絡してください。

(a) サービスグループ名の不一致

アプリケーション管理MHPのGUI画面を操作中に,次に示すエラーダイアログボックスが表示されることがあります。

[図データ]

このエラーダイアログボックスが表示される要因と対策を次に示します。

要因
GUIで環境設定をする場合
アプリケーション属性設定画面で設定したサービスグループ名とMHP環境設定で設定したサービスグループ名との間に,一致するサービスグループがない場合に発生します。
定義ソースファイルを直接編集して環境設定をする場合
アプリケーション属性定義のservgrpnオペランドで設定したサービスグループ名とMHP環境設定画面で設定したサービスグループ名との間に,一致するサービスグループがない場合に発生します。
対策
アプリケーション属性設定画面で設定したサービスグループ名,またはアプリケーション属性定義のservgrpnオペランドで設定したサービスグループ名とMHP環境設定画面で設定したサービスグループ名が一致するように再度環境設定をしてください。
(b) サービス名の不一致

アプリケーション管理MHPのGUI画面を操作中に,次に示すエラーダイアログボックスが表示されることがあります。

[図データ]

このエラーダイアログボックスが表示される要因と対策を次に示します。

要因
GUIで環境設定をする場合
アプリケーション属性設定画面で設定したサービス名とMHP環境設定画面で設定したサービス名との間に,一致するサービスがない場合に発生します。
定義ソースファイルを直接編集して環境設定をする場合
アプリケーション属性定義のservnameオペランドで設定したサービス名とMHP環境設定画面で設定したサービス名との間に,一致するサービスがない場合に発生します。
対策
アプリケーション属性設定画面で設定したサービス名,またはアプリケーション属性定義のservnameオペランドで設定したサービス名とMHP環境設定画面で設定したサービス名が一致するように再度環境設定をしてください。