TP1/LiNKのアボートコード(異常停止要因コード)の内容を次の表に示します。
表9-1 アボートコードの内容
アボートコード | 原因 | 対策 |
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asini33 | 環境変数DCCONFPATHが示すフォルダに必要な定義ファイルがないか,またはTP1/LiNKで解析できないファイルがあります。 | 次の対策後,TP1/LiNKを再び開始してください。
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jput206 | TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルでエラーが起こりました。 | メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。 |
jswl202 | TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルの切り替え(スワップ)でトラブルが起こりました。 | メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。 |
r550002 | 次に示す原因で,トランザクション処理でエラーが起こりました。
| ユーザサーバの環境設定で,トランザクション機能を使用しないように指定してください。 オンラインで同時に起動するトランザクションブランチの数を適切な値に変更してください。 |
Wsig06 | メモリが不足しています。 | 仮想メモリのページファイルサイズを見積もり直して,TP1/LiNKを再び開始してください。 |
Wsig10 | メモリが不足しています。 | 仮想メモリのページファイルサイズを見積もり直して,TP1/LiNKを再び開始してください。 |
Wsig21 | 16ビットアプリケーションなどの不正な実行ファイルをユーザサーバに指定したおそれがあります。 | 実行ファイルを正しく実行できるかどうかを調査して,対策してください。 ユーザサーバには32ビットアプリケーションを指定してください。 |
Wshm02 | OpenTP1ホームディレクトリ下のディスク容量が不足しています。 | OpenTP1ホームディレクトリ下のディスク容量を見積もり直して,TP1/LiNKを再び開始してください。 |
Wnts01 | 強制停止要求を受けました。 | UAPでのトランザクションブランチ処理時間またはサービス関数処理時間が,限界値を超えた原因を調査して,対策してください。 なお,このアボートコードがdcstop -fdコマンドまたはdcsvstop -fdコマンドの実行時に出力された場合は,問題ありません。 タイミングによって,次のアボートコードとあわせて出力される場合があります。
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