TP1/Client/WまたはTP1/Client/PとTP1/LiNKのサーバが通信する形態です。TP1/Client/WまたはTP1/Client/Pのシステムでアプリケーションを作成して,TP1/LiNKのアプリケーションと通信します。
TP1/Client/WまたはTP1/Client/PのどちらかとTP1/LiNKの通信では,通信プロトコルにTCP/IPを使います。また,リモートAPI機能を使うとインターネット/イントラネットを経由して通信できます。リモートAPI機能については,「5.5 リモートAPI機能の使い方」を参照してください。
TP1/Client/WまたはTP1/Client/Pのアプリケーションからリモートプロシジャコールを使って,TP1/LiNKのサービスを要求します。
TP1/Client/WはWS向け,TP1/Client/PはPC向けの製品です。クライアント側に期待する性能や接続数に応じてクライアントのハードウェアを選べます。
クライアントにPCを使うときには,リレーショナルデータベース管理システム Accessを使って,TP1/Client/Pのアプリケーションプログラムを呼び出せます。また,TP1/Client Objectsを使うと,APPGALLERYまたはVisual Basicの標準部品と組み合わせて,TP1/Client/PのアプリケーションをGUI環境で開発できます。
TP1/Client/WまたはTP1/Client/Pからサービス要求が来ると,TP1/LiNKのアプリケーションはDBMSにアクセスしてサービスを提供します。アプリケーションとして定型業務を作成しておいて,TP1/Client/WまたはTP1/Client/Pからのサービス要求に応じてサービスを実行します。
ここでは,例としてTP1/Client/Pを使ったクライアント/サーバシステムを次の図に示します。
図1-7 TP1/Client/Pを使ったクライアント/サーバシステム