5.8.5 ローリングアップデートの運用

ローリングアップデートを実行すると,システムを停止させることなく,OSやUAPのセキュリティ対策パッチを適用します。これによって,システムを連続運転できます。

TP1/LiNKの停止および削除によってTP1/LiNKシステムが停止するおそれのあるノードは,ローリングアップデートを実行しないでください。

<この項の構成>
(1) ローリングアップデートの運用モデル
(2) ローリングアップデートのシナリオ構成

(1) ローリングアップデートの運用モデル

ローリングアップデートを実行する場合の運用モデルを次の図に示します。

図5-19 ローリングアップデートの運用モデル

[図データ]

(2) ローリングアップデートのシナリオ構成

ローリングアップデートの実行順序を,次の図に示します。

図5-20 ローリングアップデートの実行順序

[図データ]

各シナリオテンプレートの説明を次の表に示します。

表5-11 ローリングアップデートのシナリオテンプレート

項番シナリオテンプレートの名称説明
1OpenTP1_Stop※1TP1/LiNKの停止
2OpenTP1_Undeploy※1TP1/LiNKの削除
3Patch※2パッチの適用
4OpenTP1_Deploy※1TP1/LiNKの登録
5OpenTP1_Start※1TP1/LiNKの起動
注※1
TP1/LiNKが提供します。詳細については,「付録B シナリオテンプレートの詳細」を参照してください。
注※2
ユーザが作成します。