TP1/LiNKの終了形態について説明します。TP1/LiNKは,必ずOpenTP1管理者が終了してください。
TP1/LiNKの終了形態には,次の二つがあります。
TP1/LiNKを終了させることを停止といいます。停止する操作をすると,TP1/LiNKはクライアントからのサービス要求を受け付けなくなります。そして,すでに受け取っているスケジュール待ちのサービス要求をすべて処理してから,TP1/LiNKは終了します。
なお,TP1/LiNKの停止は,TP1/Server BaseのOpenTP1終了モードの「計画停止A」に相当します。
業務の都合によって,TP1/LiNKを強制的に停止させることを強制停止といいます。強制停止する操作をすると,TP1/LiNKはクライアントからのサービス要求を受け付けなくなります。そして,すでに受け取っているスケジュール待ちのサービス要求をすべて破棄して,TP1/LiNKはすぐに停止します。
トラブルが起こって,TP1/LiNKが停止してしまうことを異常終了といいます。すでに受け取っているスケジュール待ちのサービス要求はすべて破棄されます。
TP1/LiNKが異常終了した場合,自動起動されます。
10分内に3回連続でTP1/LiNKが異常終了した場合,KFCA00715-Eのエラーメッセージを出力して,システムの開始または再開始を中断します。この場合は,システムダウンした要因を取り除いてから,手動で開始または再開始してください。
net stopコマンドを含むWindowsのサービスでTP1/LiNKを停止した場合に,何らかの原因でTP1/LiNKを停止できないときは,再び停止要求をします。この停止もできない場合は,強制停止によって停止します。
TP1/LiNKの停止処理が1時間経過しても終了しない場合は,KFCA01864-Eのエラーメッセージを出力して,強制停止によって停止します。この場合,アボートコードWnts01で各サーバプロセスを異常終了させます。このとき再停止要求は拒否され,KFCA01869-Eのエラーメッセージが出力されます。