4.5.2 監査ログ機能を使用するときの実行環境の作成

監査ログ機能を使用するときの実行環境の作成方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 監査ログ機能に必要なフォルダとファイルの作成
(2) 実行環境を作成したあとの定義の変更

(1) 監査ログ機能に必要なフォルダとファイルの作成

監査ログ機能を使用するために必要なフォルダとファイルを作成します。フォルダとファイルを作成するために,dcauditsetupコマンドを実行します。このコマンドを実行すると,次のフォルダとファイルが作成されます。

表4-8 dcauditsetupコマンドの実行時に作成されるフォルダとファイル

フォルダとファイル内容
%DCDIR%¥auditlog監査ログファイルを格納するフォルダ
%DCDIR%¥auditlog¥audit.log監査ログファイル
注※
ログサービス定義のlog_audit_pathオペランドの指定を省略した場合のフォルダです。log_audit_pathオペランドを指定した場合,指定したフォルダが作成され,作成されたフォルダ下にファイルが作成されます。
なお,作成されるフォルダは最下層だけです。上位のフォルダは事前に準備しておく必要があります。

(2) 実行環境を作成したあとの定義の変更

実行環境を作成したあとに監査ログについての定義を変更する手順を次に示します。

  1. TP1/LiNKを停止します。
  2. 定義を変更します。
  3. dcauditsetupコマンドを実行します。
  4. TP1/LiNKを起動します。