1.4.5 アプリケーションプログラムに付ける名称

アプリケーションプログラムの実行環境を設定するときには,次に示す名称を付けておきます。

<この項の構成>
(1) サービスグループ名とサービス名
(2) ユーザサーバ名

(1) サービスグループ名サービス名

TP1/LiNKのリモートプロシジャコールでは,SPPに付けたサービスグループ名とサービス名を使ってサービスを要求します。

サービスグループ名とは,アプリケーションプログラムの実行形式ファイルをサービスの集合と見なして付ける名称です。SPPの実行形式ファイル名と対応させて,サービスグループ名を付けます。

サービス名とは,リモートプロシジャコールで要求するサービスのことです。サービス名にはSPPのサービス関数(サービスプログラム)を対応づけます。

サービスグループ名とサービス名は,SPPにだけ必要です。SUPには,サービスグループ名とサービス名は付けません。

(2) ユーザサーバ名

TP1/LiNKのアプリケーションプログラム(SPP,SUP)は,各種のサービスを提供することから,ユーザサーバといいます。アプリケーションの環境を設定するときには,ユーザサーバ名をプログラムの実行形式ファイル名と対応させて設定します。ユーザサーバ名には,1~8文字の識別子(先頭がアルファベットで始まる英数字)という条件があります。

以降,このマニュアルでは,TP1/LiNKで使うアプリケーションプログラムをユーザサーバと表記します。