TP1/LiNKの開始形態について説明します。TP1/LiNKは,必ずOpenTP1管理者が開始してください。
TP1/LiNKの開始形態には,次の二つがあります。
新しくTP1/LiNKを開始することを正常開始といいます。前回の業務が終了したときの状態を何も引き継がない開始形態です。
前回の業務が終了したときの状態を引き継いで開始することを再開始(リラン)といいます。TP1/LiNKを再開始(リラン)すると,次の二つの内容を引き継いで開始します。
ユーザサーバの閉塞状態:前回の運用中に異常終了によって閉塞したユーザサーバがあると,再開始後も閉塞されたままとなります。
ユーザサーバの構成:前回の業務での定義設定がそのまま引き継がれます。
TP1/LiNKの運用では,通常は再開始(リラン)で開始します。初めてTP1/LiNKを使うときや前回の運用でトラブルが起こって停止したときは,正常開始で開始します。
[システム環境設定]ウィンドウの[トランザクション機能]欄にある[APの状態引き継ぎ(A)]チェックボックスをオンにしておきます。オンにしていない場合は,再開始(リラン)とはならないで正常開始となります。
次に示す場合,TP1/LiNKは正常開始で開始します。
また,次に示す場合,正常開始の操作でTP1/LiNKを開始してください。