dcsetupml(マルチOpenTP1のセットアップと削除)
形式
dcsetupml 〔-{u|d}〕 マルチOpenTP1セットアップフォルダ 識別子
機能
マルチOpenTP1形態のTP1/LiNKをセットアップ,更新,および削除します。
第1引数に指定したフォルダにマルチOpenTP1形態のTP1/LiNKをセットアップします。また,第2引数の識別子は同一ホスト内のTP1/LiNKを識別するために使われます。TP1/LiNKがオフラインのとき実行できます。識別子は半角英数字1~2文字でユーザが任意に設定できます。なお,このコマンドは,マルチOpenTP1用のコマンドプロンプトからは実行できません。
オプション
- -u
引数に対応するマルチOpenTP1を最新の状態に更新します。すでにマルチOpenTP1環境を構築した状態で,オリジナルのTP1/LiNKにソフトウェアをインストールまたは削除するなどして環境を変更した場合,オリジナルのTP1/LiNKとの同期を取るためにマルチOpenTP1を更新します。
- -d
引数に対応するマルチOpenTP1を削除します。
コマンド引数
- マルチOpenTP1セットアップフォルダ ~〈パス名〉((50文字以内))
マルチOpenTP1をセットアップするフォルダを50文字以内で指定します。
- 識別子 ~〈1~2文字の識別子〉
マルチOpenTP1形態のTP1/LiNKを識別するためのマルチOpenTP1識別子を指定します。
ただし,「o1」はオリジナル用として使用できません。また,アルファベットの大文字と小文字は区別されません。
注意事項
- このコマンドは,オリジナルのTP1/LiNKおよびセットアップ先のマルチOpenTP1が停止している状態で実行してください。また,Administratorsグループに所属しているユーザで実行してください。
- このコマンドは,TP1/LiNKインストールフォルダ下の各フォルダ(bin,etc,sample,include,lib)をコピーします。ユーザがTP1/LiNKインストールフォルダ下の各フォルダのファイルを変更または追加した場合,そのままコピーされるので注意してください。confフォルダに関しては,マルチOpenTP1セットアップフォルダ先に必要なシステム定義ファイルがない場合だけ,システム定義ファイル(初期値)がコピーされます。ユーザサーバ定義はコピーされません。