RPCに関して詳細な設定をするときは,[システム環境設定]ウィンドウの[詳細設定(H)...]ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると,[RPC詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
図3-3 [RPC詳細設定]ダイアログボックス
[応答待ち時間]タブは,図3-3を参照してください。
図3-4 他ノードのサーバUAPにサービスを要求する概要
# ALL RIGHTS RESERVED, COPYRIGHT (C)1994, HITACHI, LTD.
# LICENSED MATERIAL OF HITACHI,LTD.
# *
# * システム共通定義
# * 環境名: betranrc
# *
# TP1/LiNK (betranrc)
set name_port = 10000
set rpc_trace = N
set rpc_datacomp = N
set client_uid_check = N
set node_id = LiNK
set all_node = "Server01:10000",¥
"Server02:20000",¥
"Server03:30000"
set rpc_delay_statistics = Y
set name_notify = Y
set all_node_ex = "EXServer01:10000",¥
"EXServer02:20000",¥
"EXServer03:30000"
表3-1 [ドメイン定義ファイルを使用する(F)]チェックボックスの指定による機能差
TP1/LiNKの状態 | チェックボックスの指定値 | |
---|---|---|
オン | オフ | |
正常開始 | [システム環境設定]ウィンドウの[システムを構成するノード]欄に指定した値を無視して,ドメイン定義ファイルの指定でTP1/LiNKシステムを構成する。 | [システム環境設定]ウィンドウの[システムを構成するノード]欄の指定でTP1/LiNKシステムを構成する。 |
再開始 (リラン) | 再開始が発生した時点の,[システム環境設定]ウィンドウの[システムを構成するノード]欄の指定を無視して,ドメイン定義ファイルの指定でTP1/LiNKシステムを構成する。 | 再開始時点の,[システム環境設定]ウィンドウの[システムを構成するノード]欄の指定でTP1/LiNKシステムを構成する。 |
稼働中 | namchgflコマンドでドメイン構成を変更できる。コマンド実行時点のドメイン定義ファイルの指定でドメイン構成を変更する。 | namchgflコマンドでドメイン構成を変更できない。TP1/LiNK起動時点の環境不正となり,コマンドがエラーリターンする。 |
表3-2 OpenTP1で使用するポート番号使用量の見積もり式
区分 | 使用量見積もり式 |
---|---|
TCP/IP通信受け付け(listenポート) | OpenTP1システムプロセス数+ユーザサーバプロセス数 |
システムプロセス間通信用送信ポート | 他ノードと通信するシステムプロセス数×他ノード数(namd,istd※1,trnrmd,trnrvd×n※2) |
RPC送信用送信ポート | UAPプロセスがRPCを発行するノード数(UAPプロセス当たり) |
RPC応答用送信ポート | UAPプロセスがRPCを発行するクライアントプロセス数(UAPプロセス当たり) |
注※1 TP1/SharedTableAccessを使用している場合の値です。
注※2 nはトランザクションサービス定義のtrn_recovery_process_count指定値です。TP1/LiNKの場合は1になります。
最大使用メモリ量=指定値×64×2(単位:メガバイト)