付録B TP1/Client/Jが出力するファイル一覧
TP1/Client/Jが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,「表B-2 TP1/Client/Jが出力するファイルの説明」を参照してください。
- (凡例)
-
C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)
E:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)
M:ファイルの出力時に,該当するファイルの総数が定義で指定したファイル数を超える場合,更新日時の最も古いファイルを削除してから新しくファイルを作成するタイプ
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
TP1/Client/Jが出力するファイルの説明を次の表に示します。
項番 |
ファイル種別 |
関連する定義 |
サイズ |
最大ファイル数 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
デバッグトレースファイル |
<TP1/Client/J環境定義>
|
最大1メガバイト |
dccltdbgtrcfilecountで指定したファイル数※ |
障害調査用の保守資料です。内部メソッドの動作情報(トレース取得日時,実行スレッド名,インスタンスID,出入り口種別,デバッグトレース情報)を出力します。 デバッグトレースファイルを出力する時点で,デバッグトレースファイルの総数がdccltdbgtrcfilecountオペランドで指定したファイル数を超える場合は,更新日時の最も古いファイルを削除します。 |
2 |
データトレースファイル |
<TP1/Client/J環境定義>
|
dcdatatracesizeオペランドの指定値 |
2世代 |
障害調査用の保守資料です。CUPとTP1/Server間の送受信メッセージの内容を出力します。 dcdatatraceパラメタにYを指定した場合に出力します(デフォルトは出力しません)。 |
3 |
エラートレースファイル |
<TP1/Client/J環境定義>
|
dcerrtracesizeオペランドの指定値 |
2世代 |
障害発生時のエラー情報や通信先情報を出力します。dcerrtraceパラメタにYを指定した場合に出力します(デフォルトは出力しません)。 |
4 |
メソッドトレースファイル |
<TP1/Client/J環境定義>
|
dcmethodtracesizeオペランドの指定値 |
2世代 |
障害調査用の保守資料です。TP1Clientクラスの内部メソッドの実行順序や実行時刻を出力します。dcmethodtraceパラメタにYを指定した場合に出力します(デフォルトは出力しません)。 |
5 |
UAPトレースファイル |
<TP1/Client/J環境定義>
|
dcuaptracesizeオペランドの指定値 |
2世代 |
CUPが発行したTP1/Client/Jのメソッドの情報(指定情報,リターン情報)を出力します。 dcuaptraceパラメタにYを指定した場合に出力します(デフォルトは出力しません)。 |
- 注※
-
TP1/Client/J環境定義のdccltdbgtrcfilecountオペランドの指定値が0の場合は,ファイル数の制限はありません。