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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編


6.3 タイマ設定値の妥当性

TCP/IP通信を使用したシステムでは,TCP/IPの制限から,障害の発生をリアルタイムには検出できません。このため,障害検出の契機は時間監視のタイムアウト時です。OpenTP1システムでは,処理ごとに時間監視を設定できるので,各設定値には最適な値を設定してください。

rapサーバへのコネクション確立中,rapサーバ側でシステムダウンなどの障害があった場合,Javaではコネクションが切断されたことを検知できません。この場合,setDcwatchtimメソッドで指定した応答待ち時間を満了するまで待ったあと,ErrTimedOutException例外でエラーリターンします。