2.12.2 データ圧縮機能を使用するときの注意事項
データ圧縮機能を使用する場合の注意事項を次に示します。
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スケジューラダイレクト機能を使用したRPCでサービス要求先のTP1/Serverのバージョンが03-03未満である場合,RPCを行ったときに,SPPのサービス関数に不正なデータを渡すおそれがあります。したがって,この場合,TP1/Serverに対して,データ圧縮機能を使用してサービスを要求しないでください(dccltdatacompオペランドにNを指定してください)。
なお,ネームサービス機能を使用したRPCでサービス要求先のTP1/Serverのバージョンが03-03未満である場合,データ圧縮機能を使用するように設定しても,この設定は無視されるためデータ圧縮機能は使用できません。
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圧縮前より圧縮後のデータの方がデータが大きくなってしまう場合やサービス要求先のTP1/Serverがデータ圧縮機能をサポートしていない場合は,TP1/Client/Jのエラートレースファイルにデータを圧縮しなかった旨のメッセージが出力され処理は続行されます。この場合,データは圧縮されません。
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DCCM3の論理端末に常設コネクションを確立しサービスを要求する場合,データ圧縮機能は使用できません。
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rpcCallメソッドがエラーを返した場合のサービスの応答(out_data)は保証しません。
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RPCメッセージの最大長(rpcCallメソッドで送受信できるユーザメッセージの最大長)は,データ圧縮機能の使用に関係なく,常にdccltrpcmaxmsgsizeオペランドで指定した値か,または省略時仮定値(1メガバイト)です。
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uCosminexus TP1 ConnectorまたはCosminexus TP1 ConnectorからXAトランザクション連携機能を使用している場合で,通信相手のTP1/Serverのバージョンが07-00以前のとき,TP1/Client/Jではデータ圧縮機能を使用できません。通信相手のTP1/Serverのバージョンが07-00以前の場合にデータ圧縮機能を使用すると,KFCA32042-Wのメッセージが出力されることがあります。