2.11.2 UAPトレース
UAPトレース情報は,setUapTraceModeメソッドのTrcPath引数で指定したディレクトリ,またはTP1/Client/J環境定義のdcuaptracepathオペランドで指定したディレクトリに,dcuap1.trcおよびdcuap2.trcというファイル名で出力します。ファイルのサイズはsetUapTraceModeメソッドのsize引数,またはTP1/Client/J環境定義のdcuaptracesizeオペランドで指定します。
UAPトレースは,TP1/Client/Jが提供するメソッドの開始時と終了時に次の情報を取得します。
-
日付
-
時刻
-
実行スレッド名
-
呼び出したメソッド名
-
発生した例外
-
指定した引数の情報
-
呼び出したメソッドに関係する情報
-
送受信したデータの内容
なお,送受信データ長が60バイトを超える場合は先頭の60バイトを取得します。
UAPトレースファイルの出力形式を次に示します。
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.uuu Location = lll ThreadName = ttt MethodName = nnnnnnnnnnnnnnnnnnnn Exception = eeeeeeeeeeeeeeeeeeee ADDRESS +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +a +b +c +d +e +f 0123456789abcdef 00000000 73 61 69 73 70 70 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 saispp.......... 00000010 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 ................ 00000020 73 61 69 73 76 72 30 31 00 00 00 00 00 00 00 00 saisvr01........ : : :
-
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.uuu:UAPトレースを取得した日時
-
lll:出入口種別
-
ttt:実行スレッド名
-
nnnnnnnnnnnnnnnnnnnn:呼び出したメソッド名
-
eeeeeeeeeeeeeeeeeeee:発生した例外
-
ADDRESS以降の文字列:各種情報(指定した引数の情報,呼び出したメソッドに関係する情報,および送受信したデータの内容)
各種情報に出力する情報は,メソッドおよび取得するタイミングによって異なります。各メソッドの各種情報に出力する情報を次に示します。
- 注※
-
host引数に65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(host引数で指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
url引数に129バイト以上の接続先URLを指定した場合,長さは指定した接続先URLのバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(url引数で指定した接続先URLのバイト数 − 128)分だけずれて出力されます。
- 注※
-
非応答型サービス要求の場合,出口情報は性能解析トレースの識別情報だけです。
- 注※1
-
65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
- 注※2
-
非応答型サービス要求の場合,出口情報は性能解析トレースの識別情報だけです。
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
最大応答待ち時間 |
0 |
0 |
4 |
最大応答待ち時間の値 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
問い合わせ間隔最大時間 |
0 |
0 |
4 |
問い合わせ間隔最大の値 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
サーバ通信遅延時間 |
0 |
0 |
4 |
サーバ通信遅延時間の値 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
入力ストリームチェック間隔 |
0 |
0 |
4 |
入力ストリームチェック間隔の値 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
拡張機能のレベル |
0 |
0 |
4 |
TP1/Client/Jの機能の拡張レベル |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
接続先ホスト名 |
0 |
0 |
64※ |
host引数で指定したホスト名 |
接続先ポート番号 |
40 |
64 |
4 |
port引数で指定したポート番号 |
|
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
host引数に65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(host引数で指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
TP1/Client/J環境定義ファイル名 |
0 |
0 |
256 |
deffilename引数で指定したTP1/Client/J環境定義ファイル名 引数を指定していないと,取得されません。その場合,領域はゼロクリアされます。 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
トランザクション中フラグ |
0 |
0 |
1 |
|
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
トランザクショングローバル識別子 |
0 |
0 |
16 |
メソッドが正常終了の場合だけ取得されます。 |
トランザクションブランチ識別子 |
10 |
16 |
16 |
メソッドが正常終了の場合だけ取得されます。 |
(凡例)−:該当なし
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
hostname引数に65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(hostname引数で指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
hostname引数に65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(hostname引数で指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
DCCM3論理端末の論理端末名称 |
0 |
0 |
64 |
inf引数で指定したDCCM3論理端末の論理端末名称 |
端末識別情報長 |
40 |
64 |
2 |
inf_len引数で指定した端末識別情報長 |
|
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
hostname引数に65バイト以上のホスト名を指定した場合,長さは指定したホスト名のバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(hostname引数で指定したホスト名のバイト数 − 64)分だけずれて出力されます。
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
サーバからの通知メッセージを受信するポート番号 |
0 |
0 |
4 |
port引数で指定した,サーバからの通知メッセージを受信するポート番号 |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
TrcPath引数に257バイト以上のパスを指定した場合,長さは指定したパスのバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(TrcPath引数で指定したパスのバイト数 − 256)分だけずれて出力されます。
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
TrcPath引数に257バイト以上のパスを指定した場合,長さは指定したパスのバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(TrcPath引数で指定したパスのバイト数 − 256)分だけずれて出力されます。
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
TrcPath引数に257バイト以上のパスを指定した場合,長さは指定したパスのバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(TrcPath引数で指定したパスのバイト数 − 256)分だけずれて出力されます。
(凡例)−:該当なし
- 注※
-
TrcPath引数に257バイト以上のパスを指定した場合,長さは指定したパスのバイト数になります。また,以降の項目の位置は,(TrcPath引数で指定したパスのバイト数 − 256)分だけずれて出力されます。
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
プライオリティ |
0 |
0 |
4 |
prio引数で指定したプライオリティ |
出口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
プライオリティ |
0 |
0 |
4 |
設定されているサービス要求のプライオリティ |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
性能解析トレースの識別情報 |
0 |
0 |
26 |
性能解析トレースの識別情報 |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
性能解析トレースの識別情報 |
0 |
0 |
26 |
性能解析トレースの識別情報 |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
性能解析トレースの識別情報 |
0 |
0 |
26 |
性能解析トレースの識別情報 |
(凡例)−:該当なし
取得場所 |
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|---|
16進数 |
10進数 |
||||
入り口 |
なし |
− |
− |
− |
− |
出口 |
性能解析トレースの識別情報 |
0 |
0 |
26 |
性能解析トレースの識別情報 |
(凡例)−:該当なし