2.4.1 メッセージの一方送信
CUPからMHPへ一方的にメッセージを送信できます。これをメッセージの一方送信といいます。
CUPからcltSendメソッドを実行して,MHPへメッセージを送信します。メッセージの組み立て機能を使用する場合は,cltAssemSendメソッドを実行します。
メッセージを一方送信するには,次に示す指定をしておく必要があります。
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接続先のノード名を次のどちらかの方法で指定します。
(a) cltSendメソッド,またはcltAssemSendメソッドの引数hostnameに指定
(b) TP1/Client/J環境定義dcsndhostオペランドに指定
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接続先のポート番号(MCF通信構成定義の定義コマンドmcftalccnのportnoで指定したポート番号)を次のどちらかの方法で指定します。
(a) cltSendメソッド,またはcltAssemSendメソッドの引数portnumに指定
(b) TP1/Client/J環境定義dcsndportオペランドに指定
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TP1/Client/J環境定義dcsndrcvtypeオペランドにDCCLT_ONEWAY_SNDを指定します。
メッセージの一方送信を次の図に示します。
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MHPが起動されたあと,CUPを起動し,cltSendメソッドを実行します。
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cltSendメソッドを発行したときに,MHPからコネクションが解放されていた場合,CUPに例外ErrNetDownExceptionを返します。
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再びメッセージを一方送信するには,cltSendメソッドを実行します。