TP1/Client/Jから利用できるTP1/Webのサービスセットを次に示します。
- Java to SPPゲートウェイ機能(DC_JGW機能)
- Java toユーザサービス機能(DC_JUSR機能)
各サービスセットの詳細については,マニュアル「TP1/Web 使用の手引」を参照してください。
TP1/Webと連携したRPC機能のサービス要求の流れを図2-25~図2-29に示します。
図2-25 dcrapautoconnect=Yを指定した場合の連携
![[図データ]](figure/zu022000.gif)
dcrapautoconnect=Yを指定した場合,次のような流れになります。
- TP1/Client/Jが提供するTP1Clientクラスのインスタンスを作成する。
- rpcOpenメソッドを呼び出してCUPのRPC環境を初期化する。
- rpcCallメソッドを呼び出して該当するSPPにサービス要求を行う。
rpcCallメソッド内部では,次のように処理される。
dcrapautoconnect=Yなので,まずdcweburlオペランドに定義されたTP1/WebのCGIプロセスに対してセションを開始する。次に,サービス要求メッセージを送信する。
- rpcCloseメソッドを呼び出してRPC環境を解放する(セションを終了する)。
図2-26 dcrapautoconnect=Nを指定し,dcweburlオペランドを定義した場合の連携
![[図データ]](figure/zu022100.gif)
dcrapautoconnect=Nを指定し,dcweburlオペランドを定義した場合,次のような流れになります。
- TP1/Client/Jが提供するTP1Clientクラスのインスタンスを作成する。
- rpcOpenメソッドを呼び出してCUPのRPC環境を初期化する。
- 引数なしのopenConnectionメソッドを呼び出してdcweburlで定義されたTP1/WebのCGIプロセスに対してセションを開始する。
- rpcCallメソッドを呼び出して該当するSPPにサービス要求を行う。
- rpcCloseメソッドを呼び出してRPC環境を解放する(セションを終了する)。
図2-27 URLを指定したopenConnectionメソッドを使用する場合の連携
![[図データ]](figure/zu022200.gif)
URLを指定したopenConnectionメソッドを使用する場合,次のような流れになります。
- TP1/Client/Jが提供するTP1Clientクラスのインスタンスを作成する。
- URLを指定したopenConnectionメソッドを呼び出してTP1/WebのCGIプロセスに対してセションを開始する。
- rpcCallメソッドを呼び出して該当するSPPにサービス要求を行う。
- rpcCloseメソッドを呼び出してRPC環境を解放する(セションを終了する)。
図2-28 DC_JGWサービスセットを使用した場合にサービスが実行される流れ
![[図データ]](figure/zu022300.gif)
図2-29 DC_JUSRサービスセットを使用した場合にサービスが実行される流れ
![[図データ]](figure/zu022400.gif)