TP1/Client/Jでは,RPCやTCP/IP通信機能でのコネクション確立要求時に,CUPの送信元ホストを指定できます。この機能を,送信元ホスト指定機能といいます。
CUPが動作するホスト上に,複数のネットワークアダプタが接続されている場合,CUPがこれらのコネクション確立要求時に使用する送信元ホストは,TCP/IPの制御で任意に決まります。しかし,送信元ホスト指定機能を使用すると,次のコネクション確立要求時の送信元ホストを固定できます。
CUPの送信元ホストは,TP1/Client/J環境定義のdccltcupsndhostオペランドで指定します。
送信元ホスト指定機能を使用しない場合と使用する場合について,次の図に示します。
図2-38 送信元ホスト指定機能を使用しない場合と使用する場合