TP1/Client/JのTCP/IP通信機能は,CUPがクライアント型かサーバ型かによって通信方法が異なります。CUPがクライアント型の場合は,CUPから定義や引数で指定した通信相手に対してコネクションを確立して通信します。CUPがサーバ型の場合は,定義で指定したポートで通信相手がコネクションを確立してくるのを待って通信します。コネクション確立後は,引数で指定した領域に対してデータの送受信を行います。
- 注意
- TCP/IP通信機能を使用することによってMHPと通信できるようになるため,ここでは,通信する相手システムを「MHP」と呼んでいますが,相手システムはMHPに限らず,ユーザが自由に選択できます。
TCP/IP通信機能を使用したメッセージの送受信には次に示す3種類があります。
- CUPからMHPへのメッセージの一方送信
- MHPからCUPへのメッセージの一方受信
- MHPとCUPとの間でのメッセージの送受信
- <この節の構成>
- 2.4.1 メッセージの一方送信
- 2.4.2 メッセージの一方受信
- 2.4.3 メッセージの送受信
- 2.4.4 受信メッセージの組み立て機能
- 2.4.5 TCP/IP通信機能を使用するときの注意事項