TP1/Client/Jが提供するクラスライブラリを使用してJavaアプレット,Javaアプリケーション,またはJavaサーブレットを作成したあとに,主に五つのAPIを実行して操作します。
- TP1/Client/Jの使用準備
- TP1Clientクラスのインスタンス作成
- RPC環境の初期化
- TP1/Serverのrapサーバに接続(リモートAPI機能を使用したRPCを行う場合)
- 遠隔サービスの呼び出し(RPC)
- rapリスナー,rapサーバとの常設コネクションの切断(リモートAPI機能を使用してRPCを行っている場合)
- RPC環境の解放
実行順に各APIの概要と例を示します。クラスの詳細については,「4. TP1/Client/Jで使用するクラス」を参照してください。
- 注意
- TP1Clientクラスのメソッドは,スレッドセーフに作成されていません。複数のスレッドから,同一のTP1Clientクラスのインスタンスのメソッドを実行する場合,必ず排他を掛けて,同時に実行されることがないようにしてください。排他を掛けないで複数のスレッドから,同一のTP1Clientクラスのインスタンスのメソッドを実行した場合,該当するメソッドが予期しないエラーを返すことがあります。
- <この節の構成>
- 3.2.1 APIの実行順序
- 3.2.2 TP1/Client/J実行時の調整
- 3.2.3 障害情報の採取および機能の調整
- 3.2.4 トレース出力の指示