TP1/Client/Jは,複数のプラットフォームに対応するため,JolietフォーマットのCD-ROMで提供しています。PC以外のマシンにインストールする場合は,一度PCにインストールしたあと,インストールしたいマシンにバイナリモードでファイル転送するなどしてインストールしてください。
なお,TP1/Client/Jのファイルはロングファイルネーム形式で格納されています。そのため,ファイル転送元のPCのOSは,ロングファイルネーム形式を識別できる必要があります。
TP1/Client/Jのファイルは,大きく分けて次の表に示す二つのディレクトリに格納されています。
表1-1 TP1/Client/Jのファイルと格納ディレクトリ
格納ディレクトリ | TP1/Client/Jのファイル | 説明 |
---|---|---|
LIB | TP1Client.jar | TP1/Client/Jのクラスライブラリが,jar形式で格納されています。 |
SAMPLES | AppletSample.html | TP1/Client/Jを使用するアプレット,アプリケーション,およびサーブレットのサンプルソースが格納されています。 |
AppletSample.java | ||
ApplicationSample.java | ||
betran.ini | ||
ServletSample.java |
クラスライブラリファイルのインストール先について説明します。
TP1/Client/Jでアクセスするファイルとそのファイルに必要なアクセス権限を次の表に示します。
表1-2 TP1/Client/Jで使用するファイルとアクセス権限
ファイル種別 | アクセス種別 | 格納場所 |
---|---|---|
TP1/Client/Jクラスライブラリ | 読み取り | 任意 |
TP1/Client/J環境定義 | 読み取り | 任意 |
UAPトレースファイル | 書き込み | TP1/Client/J環境定義のdcuaptracepathオペランド,またはsetUapTraceModeメソッドのpath引数で指定したディレクトリ |
データトレースファイル | 書き込み | TP1/Client/J環境定義のdcdatatracepathオペランド,またはsetDataTraceModeメソッドのpath引数で指定したディレクトリ |
メソッドトレースファイル | 書き込み | TP1/Client/J環境定義のdcmethodtracepathオペランド,またはsetMethodTraceModeメソッドのpath引数で指定したディレクトリ |
エラートレースファイル | 書き込み | TP1/Client/J環境定義のdcerrtracepathオペランド,またはsetErrorTraceModeメソッドのpath引数で指定したディレクトリ |
デバッグトレースファイル | 書き込み | Java VM実行ユーザのホームディレクトリ下のTP1clientJディレクトリ |
TP1/Client/Jを使用するクライアントプログラムを動作させるJava VMでセキュリティマネジャを適用する場合,TP1/Client/Jのクラスライブラリがこれらファイルにアクセスできるよう,適切なパーミッションをセキュリティポリシファイルに記述してください。Javaサーブレット,またはEJBの場合,これらコンテナを実装しているアプリケーションサーバ製品で,セキュリティの制約のためデフォルトでセキュリティマネジャを使用していることがあります。使用するアプリケーションサーバの仕様をご確認の上,適切に設定してください。