3.2 APIの使用方法

TP1/Client/Jが提供するクラスライブラリを使用してJavaアプレット,Javaアプリケーション,またはJavaサーブレットを作成したあとに,主に五つのAPIを実行して操作します。

  1. TP1/Client/Jの使用準備
  2. TP1Clientクラスのインスタンス作成
  3. RPC環境の初期化
  4. TP1/Serverのrapサーバに接続(リモートAPI機能を使用したRPCを行う場合)
  5. 遠隔サービスの呼び出し(RPC)
  6. rapリスナー,rapサーバとの常設コネクションの切断(リモートAPI機能を使用してRPCを行っている場合)
  7. RPC環境の解放

実行順に各APIの概要と例を示します。クラスの詳細については,「4. TP1/Client/Jで使用するクラス」を参照してください。

注意
TP1Clientクラスのメソッドは,スレッドセーフに作成されていません。複数のスレッドから,同一のTP1Clientクラスのインスタンスのメソッドを実行する場合,必ず排他を掛けて,同時に実行されることがないようにしてください。排他を掛けないで複数のスレッドから,同一のTP1Clientクラスのインスタンスのメソッドを実行した場合,該当するメソッドが予期しないエラーを返すことがあります。
<この節の構成>
3.2.1 APIの実行順序
3.2.2 TP1/Client/J実行時の調整
3.2.3 障害情報の採取および機能の調整
3.2.4 トレース出力の指示