2.11 トラブルシュート機能

TP1/Client/Jは,トラブルシュート機能として,UAPトレース,データトレース,エラートレース,メモリトレース,メソッドトレース,デバッグトレース,性能解析トレース,および性能検証用トレースを取得できます。

UAPトレース,データトレース,エラートレース,およびメソッドトレースはファイルに出力されます。メモリトレースはCUPで用意したString型の配列に格納されます。デバッグトレースは,TP1/Client/Jのメモリ内に取得されます。また,TP1/Client/Jの提供するメソッドが例外を返した場合は,ファイルまたは標準出力に出力されます。性能解析トレースはCosminexus Application Server上で,性能検証用トレースはTP1/Server上で出力します。

Javaアプレットの場合,Javaのセキュリティの制約で,UAPトレース,データトレース,エラートレース,メソッドトレース,および性能検証用トレースは使用できません。また,性能解析トレースは取得できません。

Javaサーブレットの場合,使用するアプリケーションサーバによっては,セキュリティの制約で使用できないトレースがあります。Javaサーブレットのセキュリティの制約の詳細については,アプリケーションサーバのマニュアルを確認してください。

トレースを出力する場合,環境変数TZにタイムゾーンを設定してください。設定していないと,トレース情報の時刻が正しく出力されません。

<この節の構成>
2.11.1 トレースファイルの出力内容
2.11.2 UAPトレース
2.11.3 データトレース
2.11.4 エラートレース,メモリトレース
2.11.5 メソッドトレース
2.11.6 デバッグトレース
2.11.7 性能解析トレース