分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編

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5.1.2 定義の規則

定義の説明に使用する各種の記号を説明します。

ここで述べる文法記述記号,属性表示記号,および構文要素記号は実際の定義には記述しません。

<この項の構成>
(1) 文法記述記号
(2) 属性記述記号
(3) 構文要素記号

(1) 文法記述記号

文法の記述について説明する記号です。

文法記述記号 意味
〔   〕 この記号で囲まれている項目は省略できることを示します。
(例)ホスト名〔:ポ−ト番号〕
これは,「ホスト名」と指定するか,または「ホスト名:ポ−ト番号」と指定することを示します。
この記号で仕切られた項目は選択できることを示します。
(例)dcnamuse=Y|N
これは,dcnamuse=Yと指定するか,またはdcnamuse=Nと指定することを示します。
記述が省略されていることを示します。この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できます。
(例)ホスト名〔:ポ−ト番号〕〔,ホスト名〔:ポ−ト番号〕,…〕
ホスト名〔:ポ−ト番号〕を続けて指定できることを示します。

(2) 属性記述記号

ユーザ指定値の範囲などを説明する記号です。

属性表示記号 意味
この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。
《 》 ユーザ指定値の省略値を示します。
〈 〉 ユーザ指定値の構文要素記号を示します。
(( )) ユーザ指定値の指定範囲を示します。

(3) 構文要素記号

ユーザ指定値の内容を説明する記号です。

構文要素記号 意味
〈英字〉 アルファベット(A〜Z,a〜z),および_(アンダースコア)
〈英数字〉 英字と数字(0〜9)
〈英字記号〉 アルファベット(A〜Z,a〜z),#,@,および\
〈符号なし整数〉 数字(0〜9)
〈符号なし16進整数〉 数字(0〜9),A〜F,a〜f
〈記号名称〉 英字記号と数字の並び(先頭は英字記号)
〈文字列〉 任意の文字の配列
〈パス名〉 記号名称,/,および .(ピリオド)
(ただし,パス名は使用するOSに依存)