8.2.3 TP1/Client/Wの設定方法
クライアント環境定義は,環境変数,またはクライアント環境定義ファイルで定義します。
環境変数の場合,「8.2.1 TP1/Client/Wの形式」の形式で設定します。環境変数の設定方法は,クライアントマシンのOS,および使用するシェルによって異なります。一般的に,環境変数は,sh(ボーンシェル)の場合は/etc/profile,または$HOME/.profileに,csh(Cシェル)の場合は/etc/cshrc,または$HOME/.cshrcに格納します。
クライアント環境定義ファイルの場合,任意のファイルを作成し,そのファイル中に「8.2.2 TP1/Client/Pの形式」の形式で定義します。このファイルは,次に示す関数の引数defpathに絶対パス名,または相対パス名で指定し,定義を読み込みます。
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dc_clt_cltin_s関数
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dc_clt_accept_notification_s関数
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dc_clt_cancel_notification_s関数
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dc_clt_open_notification_s関数
引数defpathにクライアント環境定義ファイルを指定した場合,環境変数に設定されている定義はすべて無効となります。クライアント環境定義ファイルに指定されていない定義はデフォルト値で動作します。引数defpathにNULLを指定した場合,環境変数の設定で動作します。環境変数が設定されていない場合はデフォルト値で動作します。
同一マシンでCUPを複数実行する場合,CUPごとに環境変数を設定,またはクライアント環境定義ファイルを作成してください。次に示すクライアント環境定義は,CUPごとに異なる値を指定する必要があります。
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DCRCVPORT
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DCCLTCUPRCVPORT
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DCTRCPATH
マルチスレッドで動作するCUPでスレッドごとにクライアント環境定義を変更したい場合,スレッドごとにクライアント環境定義ファイルを作成し,各スレッドで発行する定義ファイルを読み込む関数の引数defpathに指定するパス名を変更してください。