6.3.4 CBLDCRPS('SETWATCH') − サービス応答待ち時間の更新
(1) 形式
(a) マルチスレッド環境の場合
■ PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCRPS' USING 一意名1 一意名2 一意名3
■ DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'SETWATCH'. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名C PIC S9(9) COMP VALUE ZERO. 02 データ名D PIC 9(9) COMP-X. 01 一意名2. 02 FILLER PIC X(1). 01 一意名3. 02 FILLER PIC X(1).
(b) シングルスレッド環境の場合
■ PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCRPC' USING 一意名1
■ DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'SETWATCH'. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名C PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.
(2) 機能
サービス要求の応答待ち時間を変更します。設定した場合,以降のCBLDCRPS('CALL ')では,この要求コードで設定したサービス要求の応答待ち時間が使用されます。変更した値は,CBLDCRPS('CLOSE ')を実行するまで有効です。ただし,CBLDCRPS('SETWATCH')は,クライアント環境定義DCWATCHTIMに指定した値を変更しません。
サービス要求の応答待ち時間をCBLDCRPS('SETWATCH')の実行前に戻すときは,CBLDCRPS('GETWATCH')で返された元の値を,再び設定してください。
(3) UAPで値を設定するデータ領域
-
データ名A
サービス応答待ち時間の更新を示す要求コードを「VALUE 'SETWATCH'」と設定します。
-
データ名C
変更後のサービス応答待ち時間を設定します。1から65535の範囲で設定します。無制限に待ち続ける場合は,0を設定します。
-
データ名D
CBLDCCLS('CLTIN '),またはCBLDCCLS('EXCLTIN ')で受け取ったクライアントIDを指定します。
(4) 値が返されるデータ領域
-
データ名B
ステータスコードが,5けたの数字で返されます。
(5) ステータスコード
ステータスコード |
意味 |
---|---|
00000 |
正常終了しました。 |
02401 |
データ名に設定した値が間違っています。 要求コード(データ名A)が間違っている場合も含みます。 |
02402 |
CBLDCRPS('OPEN ')が実行されていません。 |
02404 |
メモリ不足が発生しました。 |
02544 |
データ名Dに指定したクライアントIDはCBLDCCLS('CLTIN '),またはCBLDCCLS('EXCLTIN ')で受け取ったクライアントIDと異なっています。 |