6.3.5 CBLDCRPS('GETWATCH') − サービス応答待ち時間の参照
(1) 形式
(a) マルチスレッド環境の場合
■ PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCRPS' USING 一意名1 一意名2 一意名3
■ DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'GETWATCH'. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名C PIC S9(9) COMP VALUE ZERO. 02 データ名D PIC 9(9) COMP-X. 01 一意名2. 02 FILLER PIC X(1). 01 一意名3. 02 FILLER PIC X(1).
(b) シングルスレッド環境の場合
■ PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCRPC' USING 一意名1
■ DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'GETWATCH'. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名C PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.
(2) 機能
現在のサービス要求の応答待ち時間を参照します。CBLDCRPS('SETWATCH')は,CBLDCRPS('SETWATCH')でサービス応答待ち時間を一時的に変更する前に,元の値を退避するために使用します。
CBLDCRPS('SETWATCH')は,CBLDCRPS('SETWATCH')で変更したサービスの応答時間をリターンします。変更していない場合は,クライアント環境定義DCWATCHTIMの値をリターンします。
得られる値は,OpenTP1のCBLDCRPS('CALL ')に対して有効です。
(3) UAPで値を設定するデータ領域
-
データ名A
サービス応答待ち時間の参照を示す要求コードを「VALUE 'GETWATCH'」と設定します。
-
データ名C
0を設定します。
-
データ名D
CBLDCCLS('CLTIN '),またはCBLDCCLS('EXCLTIN ')で受け取ったクライアントIDを指定します。
(4) 値が返されるデータ領域
-
データ名B
ステータスコードが,5けたの数字で返されます。
-
データ名C
現在のサービス応答待ち時間が返されます。0が返された場合は,無制限に応答を待ち続ける指定であることを示します。
(5) ステータスコード
ステータスコード |
意味 |
---|---|
00000 |
正常終了しました。 |
02401 |
要求コード(データ名A)に指定した値が間違っています。 |
02402 |
CBLDCRPS('OPEN ')が実行されていません。 |
02404 |
メモリ不足が発生しました。 |
02544 |
データ名Dに指定したクライアントIDはCBLDCCLS('CLTIN '),またはCBLDCCLS('EXCLTIN ')で受け取ったクライアントIDと異なっています。 |