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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/W,TP1/Client/P編


5.2.2 Windows環境の場合の翻訳と結合

〈この項の構成〉

(1) 手順

COBOL CUP作成時の手順の例を次の図に示します。

図5‒1 COBOL CUP新規作成時の手順例

[図データ]

(2) 翻訳,結合,実行

(a) COBOL2002開発環境の起動

COBOL2002の「開発マネージャ for COBOL2002」を起動します。

(b) プロジェクトマスタの作成

「開発マネージャ for COBOL2002」ウィンドウの「プロジェクトマスタ」メニューから,「新規作成」を選択します。ウィンドウの指示に従って,プロジェクトマスタ名などを入力し,プロジェクトマスタを作成します。

(c) ソースプログラムの作成

次に示す方法でソースプログラムを作成します。

  • プロジェクトマスタの作成が完了すると,「開発マネージャ for COBOL2002」上にツリービューウィンドウが表示されます。ソースファイルノードの各ソースファイルを選択すると,エディタのウィンドウが表示されるので,ソースプログラムを作成してください。

    なお,Windows上でCOBOLエディタ for COBOL2002を単独で起動して,ソースプログラムを作成することもできます。

  • 32bit版で文字コード変換機能を使用する場合は,stdcall呼び出し指示ファイルを作成し,プログラム名としてCBLDCUTLを記述してください。stdcall呼び出し指示ファイル名は,ソースファイル名.cbwとし,ソースファイルと同じフォルダに格納してください。

(d) プロジェクトの設定

次に示す方法でプロジェクトを設定します。

  • 「プロジェクト」メニューから,「プロジェクトの設定」を選択し,プロジェクト設定ダイアログボックスを開きます。「リンク」タブから「ライブラリの指定」を選択し,TP1/Client/Pのライブラリ(CLTW32.LIB,CLTWS32.LIBまたはCLTW64.LIB)を指定します。

  • 32bit版で文字コード変換機能を使用する場合は,「リンク」タブから「-StdCall:stdcall呼び出し指示ファイルを有効にする」を選択してください。開発マネージャを使用しないときは,ccbl2002コマンドのコンパイラオプションに-StdCallを指定してください。

注※

文字コード変換機能を使用する場合は,CLTCNV32.LIBまたはCLTCNV64.LIBも必要です。

その他のプロジェクト設定は,COBOL2002のマニュアルを参照してください。

(e) コンパイル,リンク

「開発マネージャ for COBOL2002」ウィンドウの「ビルド」メニューから,「ビルド」を選択します。

自動的に,翻訳とリンケージが行われます。

(f) CUPの実行

「開発マネージャ for COBOL2002」ウィンドウの「ビルド」メニューから,「実行」を選択します。CUPの作成が終わったあとは,「実行支援 for COBOL2002」を経由して実行することもできます。