2.7.4 通信データの型
TP1/Clientの会話型サービスで使用できる通信データの型はX_OCTETです。
X_OCTETは,内容と操作が完全にアプリケーションによって定義されているバイト(文字)の配列です。そのため,通信管理がどれくらいの長さの文字配列を送るかがわかるように,X_OCTETでは,長さを示すパラメタを必ず設定します。ここで設定されるデータの長さは,会話型サービスで入力時lenパラメタとして提供され,出力時lenパラメタとして回収されます。ここで設定される型付きのバッファは,異機種マシン同士でデータを送受信するときも,データの符号化や復号化はしません。また,TP1/Clientで使用する型X_OCTETにはサブタイプはありません。