5.2.2 Windows環境の場合の翻訳と結合

<この項の構成>
(1) 手順
(2) 翻訳,結合,実行

(1) 手順

COBOL85を使用したCUP作成時の手順の例を次の図に示します。

図5-1 COBOL CUP新規作成時の手順例

[図データ]

(2) 翻訳,結合,実行

(a) COBOL85開発環境の起動

「COBOL85翻訳支援」のアイコンをダブルクリックして,COBOL85の統合開発環境を起動します。

(b) ソースプログラムの作成

「COBOL85翻訳支援」ウィンドウの「編集」メニューから,「エディタ起動」を選択します。

スクリーンエディタのウィンドウが表示されるので,ソースプログラムを入力します。

なお,「COBOL85翻訳支援」からエディタを起動しないで,Windows上でエディタを単独で起動して,ソースプログラムの入力することもできます。

(c) プロジェクトの作成

「COBOL85翻訳支援」ウィンドウの「ファイル」メニューから,「プロジェクト新規」を選択します。

ウィンドウの指示に従って,ソースプログラムのファイル名,リンケージオプションなどを指定してください。

リンケージオプションの「インポートライブラリ/ユーザ作成ライブラリ」に,CLTW32.LIBを指定します。併せてコード変換機能を使用する場合は,CLTCNV32.LIBも指定します。

(d) コンパイル,リンク

「COBOL85翻訳支援」ウィンドウの「翻訳」メニューから,「プロジェクト翻訳」を選択します。

自動的に,翻訳とリンケージが行われます。

リンケージ時には,リンケージオプションとして/NOIを指定しないでください。

(e) CUPの実行

「COBOL85翻訳支援」ウィンドウの「実行」メニューから,「実行」を選択します。CUPの作成が終わったあとは,「COBOL85実行支援」,または「CBL85R」を経由して実行することもできます。