6.7.8 CBLDCCLS('EXNCACPT')一方通知受信(ホスト名長の拡張時)

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) UAPで値を設定するデータ領域
(4) 値が返されるデータ領域
(5) ステータスコード

(1) 形式

(a) マルチスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定

CALL 'CBLDCCLS' USING 一意名1 一意名2 一意名3

●DATA DIVISIONの指定

01  一意名1.
 02  データ名A  PIC  X(8)  VALUE 'EXNCACPT'.
 02  データ名B  PIC  X(5).
 02  FILLER  PIC  X(3).
 02  データ名C  PIC  S9(9)  COMP VALUE ZERO.
 02  データ名D  PIC  S9(9)  COMP.
 02  データ名E  PIC  X(8).
 02  データ名F  PIC  X(n).
01  一意名2.
 02  データ名G  PIC  S9(9)  COMP.
 02  データ名H  PIC  X(n).
01  一意名3.
 02  データ名I  PIC  9(9)  COMP.

(b) シングルスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定

CALL 'CBLDCCLT' USING 一意名1 一意名2

●DATA DIVISIONの指定

01  一意名1.
 02  データ名A  PIC  X(8)  VALUE 'EXNCACPT'.
 02  データ名B  PIC  X(5).
 02  FILLER  PIC  X(3).
 02  データ名C  PIC  S9(9)  COMP VALUE ZERO.
 02  データ名D  PIC  S9(9)  COMP.
 02  データ名E  PIC  X(8).
 02  データ名F  PIC  X(n).
01  一意名2.
 02  データ名G  PIC  S9(9)  COMP.
 02  データ名H  PIC  X(n).

(2) 機能

サーバ側の要求コード(CBLDCRPC('CLTSEND '))によって通知されるメッセージを,データ名Dで指定した値まで待ち続けます。受信した時点でCUPに制御を戻し,ステータスコード,通知メッセージ,通知メッセージ長,通知元サーバのホスト名,通知元サーバのノード識別子を返します。

この関数を発行する前に,CBLDCCLS('O-NOTIFY')を発行しておく必要があります。

ホスト名長の拡張機能を使用している場合,この関数を使用してください。

(3) UAPで値を設定するデータ領域

(4) 値が返されるデータ領域

(5) ステータスコード

ステータスコード意味
00000正常終了しました。
02501データ領域に指定した値が誤っています。
02502CBLDCCLS('O-NOTIFY')が実行されていません。
02504必要なバッファが確保できませんでした。
02506ネットワーク障害が発生しました。
02507メッセージの受信時にタイムアウトになりました。
02518システムエラーが発生しました。
02535バージョン不一致が発生しました。
02544データ名Iに指定した一方通知受信IDは,CBLDCCLS('O-NOTIFY')で受け取った一方通知受信IDと異なっています。
02546受信したメッセージが,CUPで用意した領域に収まりません。収まらないメッセージは切り捨てました。データ名E,およびデータ名Fには,値を設定済みです。
02548不正なメッセージを受信しました。
02549一方通知受信待ち状態がCBLDCCLS('CANCEL ')またはCBLDCCLS('EXNCANCL')によって解除されました。データ名F,データ名G,およびデータ名Hには,値を設定済みです。