2.3.12 窓口となるTP1/Serverの切り替え機能

窓口となるTP1/Serverで障害が発生すると,エラーリターン後,窓口となるTP1/Serverの定義を変更する必要があります。しかし,複数の窓口となるTP1/Serverを指定しておくと,TP1/Clientは,指定された次のTP1/Serverに切り替えを試みます。

ただし,CUPから一斉にサービスを要求した場合,一つの窓口となるTP1/Serverのネームサービスに問い合わせが集中してしまうので,負荷が集中してしまうことになります。複数の窓口となるTP1/Serverをランダムに選択すれば,窓口となるTP1/Serverの負荷を分散できます。詳細については「2.3.13 窓口となるTP1/Serverの負荷分散」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 切り替えのタイミング
(2) 切り替え先OpenTP1の指定方法
(3) 切り替えの順序

(1) 切り替えのタイミング

(2) 切り替え先OpenTP1の指定方法

(3) 切り替えの順序

  1. ユーザ認証関数の引数にtarget_hostを指定した場合は,そのtarget_hostに指定した順番で切り替わります。
  2. ユーザ認証関数の引数にtarget_hostを指定しなかった場合は,クライアント環境定義DCHOSTに指定した順番で切り替わります。