CUPからdc_trn_begin_s関数を実行して,トランザクションを開始します。
dc_trn_begin_s関数を実行してから,同期点取得(コミット)までが,グローバルトランザクションの範囲となります。dc_trn_begin_s関数を実行したあと,そのグローバルトランザクションの中で新たなdc_trn_begin_s関数は実行できません。CUPからSPPへRPCを実行すると,CUPはルートトランザクションブランチとなり,RPC先のSPPはトランザクションブランチとして実行されます。トランザクションとRPCの関係を次の図に示します。
図2-9 トランザクションとRPCの関係