CUPをCOBOL言語で作成するときは,TP1/Clientのライブラリにある関数に対応したCOBOL-UAP作成用プログラムをCALL文で呼び出します。
「6. TP1/Clientで使用できる要求文(COBOL言語編)」では,COBOL-UAP作成用プログラムを次の形式で説明します。
- 形式
- ライブラリにある関数と対応するCOBOL-UAP作成用プログラムをCALL文で呼び出す形式と,領域の指定方法を示します。
- ここで示す形式は,COBOL/2またはCOBOL85で共通です。データ名に値を指定するときは,ここで示すPICTURE句のデータ形式に従ってください。指定する値が決まっている場合はVALUE句で記述してあります。
- 一意名で示すファイル名とデータ名には,断りがないかぎり,固有の名称を任意に付けてください。
- データ名として指定する文字の長さなどは,使用するCOBOLの仕様に従ってください。
- 機能
- COBOL-UAP作成用プログラムの機能について説明します。以降,COBOL-UAP作成用プログラムを,次に示す形式で表記します。
CBLDCXXX('YYYYYYYY')
CBLDCXXX:COBOL-UAP作成用プログラムのプログラム名を示します。
YYYYYYYY:要求コードを示します。
- UAPで値を設定するデータ領域
- DATA DIVISIONに指定するデータのうち,COBOL-UAP作成用プログラムの呼び出し時にデータ領域に値を指定しておくデータ名です。各データ名の説明に従って,値を設定してください。
- 値が返されるデータ領域
- CALL文を実行したあとに,OpenTP1,サーバUAP,TP1/Clientなどから値が返されるデータ名です。
- ステータスコード
- CALL文を実行したときに返される値を,表形式で説明します。ステータスコードによって,COBOL-UAP作成用プログラムが正常に実行されたかどうかがわかります。エラーが発生したときは,エラーの内容を示します。
- COBOL言語のステータスコードは5けたの数字列で,USING句で指定する最初の一意名に含まれます。CALL文のUSING句で指定する一意名とステータスコードの関係を次に示します。
![[図データ]](figure/zu050000.gif)
- 注意事項
- COBOL-UAP作成用プログラムを使うときの注意を記述します。
- <この項の構成>
- (1) 指定する項目の説明で使う記号