10.2 メッセージの記述形式

ここでは,メッセージの記述形式と,メッセージIDの記号について説明します。

<この節の構成>
(1) 記述形式
(2) メッセージIDの記号

(1) 記述形式

このマニュアルでのメッセージの記述形式を次に示します。


KFCAn1n2n3n4n5-X

メッセージテキスト  (Y)

メッセージの意味を説明します。
(S)システムがメッセージを出力したあとにする主な処理を示します。
(O)メッセージ確認時,オペレータがする必要がある処置を示します。
〔対策〕メッセージ確認時のTP1/Client管理者の処置を示します。
メッセージ中の,オペレータの処置,または対策で,「保守員に連絡してください。」とは,弊社社員,または弊社営業担当部署に連絡することを示します。

(2) メッセージIDの記号

メッセージIDの記号の意味を次に示します。

KFCA
OpenTP1のメッセージであることを示します。
n1n2n3n4n5
メッセージの通し番号を示します。
X
メッセージの種類を示します。メッセージの種類を次の表に示します。

表10-1 メッセージの種類

種類意味
ETP1/Clientライブラリ,運用コマンドが働かない障害が起きたことを示しています。
定義誤り,運用コマンドのオペランド指定誤りによって,動作できないことを示しています。
W定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りはありましたが,値を仮定して動作を続行することを示しています。
I上記E,Wに該当しないメッセージで,単純に動作を示しています。
Y
メッセージの出力先種別を示します。一つのメッセージが,複数の出力先種別を持つ場合は,出力される可能性のある種別を'+'でつないであります。メッセージの出力先種別を次の表に示します。

表10-2 メッセージの出力先種別

種類出力先
E標準エラー出力
S標準出力
Rエラーログファイル