OpenTP1のセキュリティサービスによって保護されているサーバに対して,RPCを行うことができます。RPCを行う際,ユーザ認証機能で認証されたユーザにサービス要求を行う権限があるかどうかチェックします。
認証RPC機能を使用する場合には,CUPの実行メモリが増大します。CUP実行時のメモリ制限が厳しく,またセキュリティサービスに保護されていないサーバへのRPCだけしか行わないような場合には,認証RPCを行わないことを宣言すればメモリを削減できます。この場合,クライアント環境定義DCCLTSECURITYに認証RPC未使用を指定します。
なお,ユーザ認証を行ったTP1/Serverにセキュリティ機能が組み込まれていない場合には認証RPC機能は働きません。この場合,不要なメモリを取られないので,認証RPCを行わないことを積極的に宣言する必要はありません。