6.2.2 CBLDCCLS('EXCLTIN ')クライアントユーザの認証要求(ホスト名長の拡張時)

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) UAPで値を設定するデータ領域
(4) 値が返されるデータ領域
(5) ステータスコード

(1) 形式

(a) マルチスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定

CALL 'CBLDCCLS' USING 一意名1 一意名2 一意名3

●DATA DIVISIONの指定

01 一意名1.
  02  データ名A   PIC X(8)  VALUE 'EXCLTIN '.
  02  データ名B   PIC X(5).
  02  FILLER     PIC X(3).
  02  データ名C   PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.
  02  データ名D   PIC X(16).
  02  データ名E   PIC X(16).
  02  データ名F   PIC X(n).
01 一意名2.
  02  FILLER     PIC X(9) COMP.
  02  データ名G   PIC X(n).
01 一意名3.
  02  データ名H   PIC 9(9) COMP.
  02  FILLER     PIC 9(4) COMP.
  02  FILLER     PIC X(2).
  02  データ名I   PIC X(n).

(b) シングルスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定

CALL 'CBLDCCLT' USING 一意名1 一意名2

●DATA DIVISIONの指定

01 一意名1.
  02  データ名A   PIC X(8)  VALUE 'EXCLTIN '.
  02  データ名B   PIC X(5).
  02  FILLER     PIC X(3).
  02  データ名C   PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.
  02  データ名D   PIC X(16).
  02  データ名E   PIC X(16).
  02  データ名F   PIC X(n).
01 一意名2.
  02  FILLER     PIC X(9) COMP.
  02  データ名G   PIC X(n).

(2) 機能

指定された窓口となるTP1/Serverに対して,ログイン名で指定されたクライアントユーザの認証を要求します。

ユーザ認証を抑止する場合でも,CBLDCCLS('EXCLTIN ')は必ず実行してください。

ホスト名長の拡張機能を使用している場合,この関数を使用してください。

(3) UAPで値を設定するデータ領域

(4) 値が返されるデータ領域

(5) ステータスコード

ステータスコード意味
00000正常終了しました。
02501データ名に指定した値が間違っています。要求コード(データ名A)が間違っている場合も含みます。
02502すでにCBLDCCLT('EXCLTIN ')が実行されています。
CBLDCCLS('EXCLTIN ')実行時,このステータスコードは返りません。
02503通信路の初期化に失敗しました。または,クライアント環境定義の指定が誤っています。
02504必要なバッファが確保できませんでした。
02506ネットワーク障害が発生しました。
02515設定したサービスがあるノードのOpenTP1が起動されていません。
02518システムエラーが発生しました。
02527次のどれかの要因で,このステータスコードが戻りました。
  • 指定されたログイン名(データ名D)が対象とするホストに登録されていません。
  • パスワード(データ名E)が一致しません。
  • ユーザ認証機能をサポートしていないOpenTP1サーバの可能性があります。
システム共通定義のclient_uid_checkの指定が正しいか見直してください。
02547指定したポート番号は使用されています。または,OSが自動的に割り当てるポート番号が不足しています。