分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/W,TP1/Client/P編

[目次][索引][前へ][次へ]

6.5.6 CBLDCTRS('INFO ')現在のトランザクションに関する情報の報告

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) UAPで値を設定するデータ領域
(4) 値が返されるデータ領域
(5) ステータスコード

(1) 形式

(a) マルチスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定
 
CALL 'CBLDCTRS' USING 一意名1
 
●DATA DIVISIONの指定
 
01 一意名1.
   02 データ名A  PIC X(8) VALUE 'INFO    '.
   02 データ名B  PIC X(5).
   02 FILLER    PIC X(1).
   02 データ名C.
     03 データD  PIC S9(4) COMP VALUE ZERO.
   02 データ名E  PIC 9(9) COMP.
 
(b) シングルスレッド環境の場合
●PROCEDURE DIVISIONの指定
 
CALL 'CBLDCTRN' USING 一意名1
 
●DATA DIVISIONの指定
 
01 一意名1.
   02 データ名A  PIC X(8)  VALUE 'INFO    '.
   02 データ名B  PIC X(5).
   02 FILLER    PIC X(1).
   02 データ名C.
     03 データD  PIC S9(4) COMP VALUE ZERO.
 

(2) 機能

CBLDCTRS('INFO ')を発行したCUPが現在トランザクションとして稼働しているかどうかを報告します。

(3) UAPで値を設定するデータ領域

(4) 値が返されるデータ領域

(5) ステータスコード

ステータスコード 意味
00001 CBLDCTRS('INFO ')を実行したCUPのプロセスは,トランザクションの範囲内にあります。
00000 CBLDCTRS('INFO ')を実行したCUPのプロセスは,トランザクションの範囲外にあります。
02501 要求コード(データ名A)に指定した値が間違っています。
02544 データ名Eに指定したクライアントIDはCBLDCCLS('CLTIN '),またはCBLDCCLS('EXCLTIN ')で受け取ったクライアントIDと異なっています。