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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ


15.1.7 hまたはHで始まるアボートコード一覧

hまたはHで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15‒7 hまたはHで始まるアボートコード一覧

アボート

コード

原因

対策

h002006

ネームサービス情報登録時に異常が発生しました。

ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合には,取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。

h021006

ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義のgidオペランドに指定されているグループIDが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。

ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義から,gidオペランドを削除してください。

hm02102

hm02301

マルチスケジューラデーモンの起動が失敗しました。

システムサーバ数がシステム環境定義のserver_countオペランドの指定値を超えた可能性があります。マルチスケジューラデーモン数が加算した正しい値になっているかを確認し,必要であれば対策後,OpenTP1を再起動してください。

hqda01

スケジュールキューにサービス要求が登録されているにもかかわらず,サービス要求が取り出されない状態がスケジュール遅延限界経過時間を超えて続いています。

ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用するなどして要因を調査し,対策したあとにOpenTP1を再起動してください。

hclen001

スケジュールキューからサービス要求が取り出されない状態が続き,サーバの処理率が低下していました。

ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用して原因を調査し,直前に出力されるKFCA00834-Eメッセージを基に対策したあと,OpenTP1を再起動してください。

上記以外でhで始まるコード

内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SCD制御)

KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。

直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

Hで始まるコード

内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base HSC制御)

KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。

直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。