分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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KFCA00846-W

閉塞情報の登録に失敗したため,システム全面回復時に該当サーバ,又はサービスの閉塞状態を引き継げません。
サーバ名:aa....aa 理由コード=bb....bb  (L+E)

サーバ,またはサービスの閉塞は完了しましたが,閉塞情報のファイルへの書き込みに失敗しました。このため,次回のシステム全面回復時に閉塞状態の引き継ぎはできません。
aa....aa:閉塞情報の書き込みに失敗したサーバのサーバ名(8文字以内の英数字)
bb....bb:障害の内容を示す理由コード(10けた以内の数字)
理由コードと対策を表に示します。
(S)処理を続行します。
(O)システム全面回復時に閉塞状態の引き継ぎが必要な場合は,OpenTP1管理者の処置後,閉塞コマンド(scdhold)で再度サーバ,またはサービスを閉塞してください。
〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。
理由コード 意味 対策
1 ステータスファイルアクセスエラー 以前に障害メッセージが出力されていれば,そのメッセージに従って対策してください。閉塞の引き継ぎが必要なサーバは,dcsvstop,dcsvstart,scdholdの順にコマンドを入力し,再度閉塞状態にしてください。
2 閉塞状態サーバ/サービス数超過 スケジュールサービス定義のscd_hold_recovery_countオペランドで指定した,閉塞状態の引き継ぎが必要なサーバ,およびサービスの合計数が少な過ぎます。閉塞状態の引き継ぎが必要な場合は,スケジュールサービス定義,ユーザサービス定義,およびユーザサービスデフォルト定義を見直し,対策したあと,OpenTP1を再度起動してください。
3 メモリ不足 運用状況に合わせて,次のどれかの対策を行ってください。
(1)ユーザサービス定義でservice_hold=Nとする。
(2)ユーザサービス定義でhold_recovery=Nとする。
(3)サーバ当たりのサービス数を64以下にする。