タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)のデータ形式

タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)の先頭セグメントとして渡される,データの形式を次に示します。ERREVT4以外のMCFイベント情報の形式については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

ERREVT4のMCFイベント情報の内容

ERREVT4のMCFイベント情報の内容を表7-1に,ERREVT4の理由コードを表7-2に示します。形式1とはバッファ形式1を,形式2とはバッファ形式2を示します。

表7-1 ERREVT4のMCFイベント情報の内容

項目位置(バイト)長さ(バイト)属性内容
形式1形式2
予備(形式1のときだけ)02
予備(形式1のときだけ)22
エラーイベントコード403英数字'ERR'が設定されます。
733
1062英数字ERREVT4を示す'4△'が設定されます。
入力元論理端末名称1288英数字メッセージを入力した論理端末名称
次に示す場合は,'*'が設定されます。
  1. SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が起こった場合
  2. 上記の障害時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が起こった場合
予備201620
アプリケーション名40368英数字異常が発生したタイマ起動のアプリケーション名
予備48448
予備56528
予備64608
コネクション名72688英数字コネクション名です。
次に示す場合は,'*'が設定されます。
  1. SPPがアプリケーション起動をしたMHPで,障害が起こった場合
  2. 上記の障害時にMCFイベントとして起動されたMHPが,さらにアプリケーション起動をしたMHPで,障害が起こった場合
予備807616
メッセージが入力された日付96928外部10進端末入力メッセージを入力した日付です。
「yyyymmdd」の形式です。
yyyy:西暦の年
mm:月
dd:日
メッセージが入力された時刻1041008外部10進端末入力メッセージを入力した時刻です。
「hhmmss00」の形式です。
hh:時
mm:分
ss:秒
「00」は固定です。
理由コード1121084外部10進理由コードが設定されます。
予備11611212
(凡例)
-:該当しません。

表7-2 ERREVT4の理由コード

COBOL言語の理由コード
(外部10進)
ERREVT4の通知理由
0020RPC障害,サーバ未起動などが原因で,MHPの起動に失敗しました。
0030メモリ不足のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。
0031キューファイルが満杯のため,入力キューへの書き込みに失敗しました。
0032入力メッセージ最大格納数の定義指定値を超えたため,入力キューに書き込みませんでした。
0033入力キューへの書き込み時に障害が発生しました。
0040MHPのアプリケーションが閉塞中です。
0041MHPのアプリケーションがセキュア状態です。
0042MHPのサービスまたはサービスグループが閉塞中です。
0043MHPのサービスグループがセキュア状態です。