1.2.5 アプリケーションプログラムの翻訳と結合

UAPの翻訳と結合方法については,使用するOSのリファレンスマニュアルを参照してください。

<この項の構成>
(1) プログラムの翻訳(コンパイル)
(2) スタブの翻訳(コンパイル)
(3) 結合(リンケージ)
(4) 注意事項

(1) プログラムの翻訳コンパイル

COBOL言語のUAPのオブジェクトファイルを作成するには,ソースプログラムをCOBOLコンパイラで翻訳します。

翻訳方法の詳細については,COBOL言語のマニュアルを参照してください。

(2) スタブの翻訳(コンパイル)

スタブのオブジェクトファイルを作成するには,スタブのソースプログラムをCコンパイラで翻訳します。

(3) 結合リンケージ

ここでの説明中の※1~※3の意味を次に示します。

注※1
リソースマネジャにXAインタフェースでアクセスするトランザクションを実行する場合に必要です(OpenTP1で提供するリソースマネジャは,すべてXAインタフェースでアクセスします)。トランザクション制御用オブジェクトファイルは,OpenTP1のコマンド(trnmkobjコマンド)で作成します。trnmkobjコマンドについてはマニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
注※2
リソースマネジャにアクセスする場合に必要です。OpenTP1で提供するリソースマネジャのオブジェクトファイルを結合するときは,リンケージのコマンドに次の引数を指定します。
メッセージ送受信機能を使う場合:-lmcf,-lmnet
DAMアクセス機能を使う場合:-ldam
TAMアクセス機能を使う場合:-ltam
ISAM機能を使う場合:-lismb,-lisam,-lrsort
メッセージキューイング機能を使う場合:-lmqacb
他社のリソースマネジャのオブジェクトファイルの結合方法については,使用する他社リソースマネジャのリファレンスマニュアルを参照してください。
注※3
CBLDCUTO('T-STATUS')(ユーザサーバのテスト状態の報告)を使う場合に必要です。オンラインテスタのオブジェクトファイルを結合するときは,リンケージのコマンドに次の引数を指定します。
ユーザサーバのテスト状態を報告する場合:-luto
(a) SPP,MHPに結合させるファイル

SPPまたはMHPの実行形式ファイルは,次に示すファイルを結合させて作成します。

(b) SUPに結合させるファイル

SUPの実行形式ファイルは,次に示すファイルを結合させて作成します。

(c) オフラインの業務をするUAPに結合させるファイル

オフラインの業務をするUAPの実行形式ファイルは,次に示すファイルを結合させて作成します。

(d) サービス関数動的ローディング機能を使用するSPP,MHPに結合させるファイル

サービス関数動的ローディング機能を使用するSPP,MHPの実行形式ファイルは,次に示すファイルを結合させて作成します。

また,サービス関数動的ローディング機能とスタブでのサービス検索を併用する場合は,次のファイルが必要です。

(4) 注意事項

OSがHP-UXの場合,リンケージ時のバインドモードには必ず"immediate"を指定してください。"immediate"以外のバインドモードで作成した実行形式ファイルをOpenTP1のUAPとして使った場合,システムの動作は保証しません。作成したUAPのバインドモードが"immediate"かどうかは,OSのchatrコマンドで確認してください。