分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編

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1.1.1 アプリケーションプログラムとCOBOL-UAP作成用プログラムの対応

OpenTP1のUAPで使えるOpenTP1の機能と,COBOL-UAP作成用プログラムの対応を次の表に示します。

表1-1 OpenTP1の機能とCOBOL-UAP作成用プログラムの対応

機能名 CALL文で呼び出す
COBOL-UAP作成用プログラム
システム運用の管理 運用コマンドの実行
CBLDCADM('COMMAND ')
ユーザサーバの開始処理完了の報告
CBLDCADM('COMPLETE')
ユーザサーバの状態の報告
CBLDCADM('STATUS  ')
DAMファイルサービス 論理ファイルのクローズ
CBLDCDAM('DCDAMSVC','CLOS    ')
回復対象外DAMファイル使用の終了
CBLDCDAM('DCDAMSVC','END     ')
論理ファイルの閉塞
CBLDCDAM('DCDAMSVC','HOLD    ')
論理ファイルのオープン
CBLDCDAM('DCDAMSVC','OPEN    ')
論理ファイルからブロックの入力
CBLDCDAM('DCDAMSVC','READ    ')
論理ファイルのブロックの更新
CBLDCDAM('DCDAMSVC','REWT    ')
論理ファイルの閉塞の解除
CBLDCDAM('DCDAMSVC','RLES    ')
論理ファイルの状態の参照
CBLDCDAM('DCDAMSVC','STAT    ')
回復対象外DAMファイル使用の開始
CBLDCDAM('DCDAMSVC','STRT    ')
論理ファイルへブロックの出力
CBLDCDAM('DCDAMSVC','WRIT    ')
物理ファイルのブロックの検索
CBLDCDMB('DCDAMINT','BSEK    ')
物理ファイルのクローズ
CBLDCDMB('DCDAMINT','CLOS    ')
物理ファイルの割り当て
CBLDCDMB('DCDAMINT','CRAT    ')
物理ファイルからブロックの直接入力
CBLDCDMB('DCDAMINT','DGET    ')
物理ファイルへブロックの直接出力
CBLDCDMB('DCDAMINT','DPUT    ')
物理ファイルからブロックの入力
CBLDCDMB('DCDAMINT','GET     ')
物理ファイルのオープン
CBLDCDMB('DCDAMINT','OPEN    ')
物理ファイルへブロックの出力
CBLDCDMB('DCDAMINT','PUT     ')
ISTサービス ISTテーブルのクローズ
CBLDCIST('DCISTSVC','CLOS    ')
ISTテーブルのオープン
CBLDCIST('DCISTSVC','OPEN    ')
ISTテーブルからレコードの入力
CBLDCIST('DCISTSVC','READ    ')
ISTテーブルへレコードの出力
CBLDCIST('DCISTSVC','WRIT    ')
ユーザジャーナルの取得 ユーザジャーナルの取得
CBLDCJNL('UJPUT   ')
ジャーナルデータの編集 jnlrput出力ファイルのクローズ
CBLDCJUP('CLOSERPT')
jnlrput出力ファイルのオープン
CBLDCJUP('OPENRPT ')
jnlrput出力ファイルからジャーナルデータの入力
CBLDCJUP('RDGETRPT')
資源の排他制御 資源の排他
CBLDCLCK('GET     ')
全資源の排他の解除
CBLDCLCK('RELALL  ')
資源名称を指定した排他の解除
CBLDCLCK('RELNAME ')
監査ログの出力 監査ログの出力
CBLDCADT('PRINT   ')
メッセージログの出力 メッセージログの出力
CBLDCLOG('PRINT   ')
メッセージ送受信 アプリケーションに関するタイマ起動要求の削除
CBLDCMCF('ADLTAP  ')
アプリケーション情報通知
CBLDCMCF('APINFO  ')
MCF環境のクローズ
CBLDCMCF('CLOSE   ')
MHPのコミット
CBLDCMCF('COMMIT  ')
継続問い合わせ応答の終了
CBLDCMCF('CONTEND ')
アプリケーションプログラムの起動
CBLDCMCF('EXECAP  ')
MHPのサービス開始
CBLDCMCF('MAINLOOP')
MCF環境のオープン
CBLDCMCF('OPEN    ')
メッセージの受信
CBLDCMCF('RECEIVE ')
同期型のメッセージの受信
CBLDCMCF('RECVSYNC')
応答メッセージの送信
CBLDCMCF('REPLY   ')
メッセージの再送
CBLDCMCF('RESEND  ')
MHPのロールバック
CBLDCMCF('ROLLBACK')
メッセージの送信
CBLDCMCF('SEND    ')
同期型のメッセージの送受信
CBLDCMCF('SENDRECV')
同期型のメッセージの送信
CBLDCMCF('SENDSYNC')
コネクションの確立
CBLDCMCF('TACTCN  ')
論理端末の閉塞解除
CBLDCMCF('TACTLE  ')
コネクションの解放
CBLDCMCF('TDCTCN  ')
論理端末の閉塞
CBLDCMCF('TDCTLE  ')
論理端末の出力キュー削除
CBLDCMCF('TDLQLE  ')
一時記憶データの受け取り
CBLDCMCF('TEMPGET ')
一時記憶データの更新
CBLDCMCF('TEMPPUT ')
ユーザタイマ監視の取り消し
CBLDCMCF('TIMERCAN')
ユーザタイマ監視の設定
CBLDCMCF('TIMERSET')
コネクションの状態取得
CBLDCMCF('TLSCN   ')
MCF通信サービスの状態取得
CBLDCMCF('TLSCOM  ')
論理端末の状態取得
CBLDCMCF('TLSLE   ')
サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得
CBLDCMCF('TLSLN   ')
サーバ型コネクションの確立要求の受付終了
CBLDCMCF('TOFLN   ')
サーバ型コネクションの確立要求の受付開始
CBLDCMCF('TONLN   ')
性能検証用トレース 性能検証用トレース取得通番の通知
CBLDCPRF('PRFGETN ')
ユーザ固有の性能検証用トレースの取得
CBLDCPRF('PRFPUT  ')
リモートAPI機能 rapリスナーとのコネクションの確立
CBLDCRAP('CONNECT ')
CBLDCRAP('CONNECTX')
rapリスナーとのコネクションの解放
CBLDCRAP('DISCNCT ')
リモートプロシジャコール 遠隔サービスの要求
CBLDCRPC('CALL    ')
アプリケーションプログラムの終了
CBLDCRPC('CLOSE   ')
CUPへの一方通知
CBLDCRPC('CLTSEND ')
処理結果の受信の拒否
CBLDCRPC('DISCARDF')
特定の処理結果の受信の拒否
CBLDCRPC('DISCARDS')
クライアントUAPのノードアドレスの取得
CBLDCRPC('GETCLADR')
エラーが発生した非同期応答型RPC要求の記述子の取得
CBLDCRPC('GETERDES')
ゲートウェイのノードアドレスの取得
CBLDCRPC('GETGWADR')
サービス要求のスケジュールプライオリティの参照
CBLDCRPC('GETSVPRI')
サービスの応答待ち時間の参照
CBLDCRPC('GETWATCH')
アプリケーションプログラムの開始
CBLDCRPC('OPEN    ')
処理結果の非同期受信
CBLDCRPC('POLLANYR')
サービス要求のスケジュールプライオリティの設定
CBLDCRPC('SETSVPRI')
サービスの応答待ち時間の更新
CBLDCRPC('SETWATCH')
サービスプログラムのリトライ
CBLDCRPC('SVRETRY ')
SPPのサービス開始
CBLDCRSV('MAINLOOP')
リアルタイム統計情報サービス 任意区間でのリアルタイム統計情報の取得
CBLDCRTS('RTSPUT  ')
TAMファイルサービス TAMテーブルのレコードの削除
CBLDCTAM('ERS ')('ERSR')('ZRS ')('ZRSR')
TAMテーブルからレコードの入力
CBLDCTAM('FxxR')('FxxU')('VxxR')('VxxU')
TAMテーブルの状態の取得
CBLDCTAM('GST ')
TAMテーブルの情報の取得
CBLDCTAM('INFO')
TAMテーブルのレコードの更新/追加
CBLDCTAM('MFY ')('MFYS')('STR ')('WFY ')('WFYS')('YTR ')
トランザクション制御 トランザクションの開始
CBLDCTRN('BEGIN   ')
連鎖モードのコミット
CBLDCTRN('C-COMMIT')
連鎖モードのロールバック
CBLDCTRN('C-ROLL  ')
現在のトランザクションに関する情報の報告
CBLDCTRN('INFO    ')
非連鎖モードのコミット
CBLDCTRN('U-COMMIT')
非連鎖モードのロールバック
CBLDCTRN('U-ROLL  ')
リソースマネジャ接続先選択
CBLDCTRN('RMSELECT')
オンラインテスタの管理 ユーザサーバのテスト状態の報告
CBLDCUTO('T-STATUS')
注※ 次に示すTAMファイルサービスのAPIは,COBOL言語では使えません。
  • TAMテーブルのオープン
  • TAMテーブルのクローズ
  • TAMテーブルのレコードの入力取り消し
<この項の構成>
(1) SUPで使える機能とプログラム
(2) SPPで使える機能とプログラム
(3) MHPで使える機能とプログラム
(4) オフラインの業務をするUAPで使える機能とプログラム

(1) SUPで使える機能とプログラム

SUPで使える機能と要求コードを次の表に示します。

表1-2 SUPで使える機能と要求コード


SUPで
使える機能

SUPで使える機能名と,
COBOL-UAP作成用プログラムの先頭のデータ名に指定する要求コード
SUPが稼働している条件
トランザクションの処理の範囲でない トランザクションの処理の範囲
システム運用の管理 運用コマンドの実行
'COMMAND '
ユーザサーバの開始処理完了の報告
'COMPLETE'
ユーザサーバの状態の報告
'STATUS  '
DAMファイルサービス 論理ファイルのクローズ
'DCDAMSVC','CLOS'
回復対象外DAMファイル使用の終了
'DCDAMSVC','END '
論理ファイルの閉塞
'DCDAMSVC','HOLD'
論理ファイルのオープン
'DCDAMSVC','OPEN'
論理ファイルからブロックの入力
'DCDAMSVC','READ'
論理ファイルのブロックの更新
'DCDAMSVC','REWT'
(○)
論理ファイルの閉塞の解除
'DCDAMSVC','RLES'
論理ファイルの状態の参照
'DCDAMSVC','STAT'
回復対象外DAMファイル使用の開始
'DCDAMSVC','STRT'
論理ファイルへブロックの出力
'DCDAMSVC','WRIT'
(○)
ISTサービス ISTテーブルのクローズ
'DCISTSVC','CLOS'
ISTテーブルのオープン
'DCISTSVC','OPEN'
ISTテーブルからレコードの入力
'DCISTSVC','READ'
ISTテーブルへレコードの出力
'DCISTSVC','WRIT'
ユーザジャーナルの取得 ユーザジャーナルの取得
'UJPUT   '
資源の排他制御 資源の排他
'GET     '
全資源の排他の解除
'RELALL  '
資源名称を指定した排他の解除
'RELNAME '
監査ログの出力 監査ログの出力
'PRINT   '
メッセージログの出力 メッセージログの出力
'PRINT   '
性能検証用トレース 性能検証用トレース取得通番の通知
'PRFGETN '
ユーザ固有の性能検証用トレースの取得
'PRFPUT  '
リモートAPI機能 rapリスナーとのコネクションの確立
'CONNECT '
'CONNECTX'
rapリスナーとのコネクションの解放
'DISCNCT '
リモートプロシジャコール 遠隔サービスの要求
'CALL    '
アプリケーションプログラムの終了
'CLOSE   '
処理結果の受信の拒否
'DISCARDF'
特定の処理結果の受信の拒否
'DISCARDS'
エラーが発生した非同期型応答型RPC要求の記述子の取得
'GETERDES'
サービス要求のスケジュールプライオリティの参照
'GETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の参照
'GETWATCH'
アプリケーションプログラムの開始
'OPEN    '
処理結果の非同期受信
'POLLANYR'
サービス要求のスケジュールプライオリティの設定
'SETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の更新
'SETWATCH'
リアルタイム統計情報サービス 任意区間でのリアルタイム統計情報の取得
'RTSPUT  '
TAMファイルサービス TAMテーブルのレコードの削除
'ERS '/'ERSR'/'ZRS '/'ZRSR'
TAMテーブルからレコードの入力
'FxxR'/'FxxU'/'VxxR'/'VxxU'
TAMテーブルの状態の取得
'GST '
TAMテーブルの情報の取得
'INFO'
TAMテーブルのレコードの更新/追加
'MFY '/'MFYS'/'STR '/'WFY '/'WFYS'/'YTR '
トランザクション制御 トランザクションの開始
'BEGIN   '
連鎖モードのコミット
'C-COMMIT'
連鎖モードのロールバック
'C-ROLL  '
現在のトランザクションに関する情報の報告
'INFO    '
非連鎖モードのコミット
'U-COMMIT'
非連鎖モードのロールバック
'U-ROLL  '
リソースマネジャ接続先選択
'RMSELECT'
オンラインテスタの管理 ユーザサーバのテスト状態の報告
'T-STATUS'
(凡例)
○:該当する条件で使えます。
(○):回復対象外のDAMファイルへアクセスするときだけ,使えます。
−:該当する条件では使えません。

(2) SPPで使える機能とプログラム

SPPで使える機能と要求コードを次の表に示します。

表1-3 SPPで使える機能と要求コード


SPPで
使える機能

SPPで使える機能名と,
COBOL-UAP作成用プログラムの先頭のデータ名に指定する要求コード
SPPが稼働している条件
トランザクションの処理の
範囲でない
トランザクションの
範囲
ルート ルート
以外
システム運用の管理 運用コマンドの実行
'COMMAND '
ユーザサーバの状態の報告
'STATUS  '
DAMファイルサービス 論理ファイルのクローズ
'DCDAMSVC','CLOS'
回復対象外DAMファイル使用の終了
'DCDAMSVC','END '
論理ファイルの閉塞
'DCDAMSVC','HOLD'
論理ファイルのオープン
'DCDAMSVC','OPEN'
論理ファイルからブロックの入力
'DCDAMSVC','READ'
論理ファイルのブロックの更新
'DCDAMSVC','REWT'
(○)
論理ファイルの閉塞の解除
'DCDAMSVC','RLES'
論理ファイルの状態の参照
'DCDAMSVC','STAT'
回復対象外DAMファイル使用の開始
'DCDAMSVC','STRT'
論理ファイルへブロックの出力
'DCDAMSVC','WRIT'
(○)
ISTサービス ISTテーブルのクローズ
'DCISTSVC','CLOS'
ISTテーブルのオープン
'DCISTSVC','OPEN'
ISTテーブルからレコードの入力
'DCISTSVC','READ'
ISTテーブルへレコードの出力
'DCISTSVC','WRIT'
ユーザジャーナルの取得 ユーザジャーナルの取得
'UJPUT   '
資源の排他制御 資源の排他
'GET     '
全資源の排他の解除
'RELALL  '
資源名称を指定した排他の解除
'RELNAME '
監査ログの出力 監査ログの出力
'PRINT   '
メッセージログの出力 メッセージログの出力
'PRINT   '
メッセージ送受信 アプリケーションに関するタイマ起動要求の削除
'ADLTAP  '
MCF環境のクローズ
'CLOSE   '
M
アプリケーションプログラムの起動
'EXECAP  '
MCF環境のオープン
'OPEN    '
M
同期型のメッセージの受信
'RECVSYNC'
メッセージの再送
'RESEND  '
メッセージの送信
'SEND    '
同期型のメッセージの送受信
'SENDRECV'
同期型のメッセージの送信
'SENDSYNC'
コネクションの確立
'TACTCN  '
論理端末の閉塞解除
'TACTLE  '
コネクションの解放
'TDCTCN  '
論理端末の閉塞
'TDCTLE  '
論理端末の出力キュー削除
'TDLQLE  '
ユーザタイマ監視の取り消し
'TIMERCAN'
ユーザタイマ監視の設定
'TIMERSET'
コネクションの状態取得
'TLSCN   '
MCF通信サービスの状態取得
'TLSCOM  '
論理端末の状態取得
'TLSLE   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得
'TLSLN   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付終了
'TOFLN   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付開始
'TONLN   '
性能検証用トレース 性能検証用トレース取得通番の通知
'PRFGETN '
ユーザ固有の性能検証用トレースの取得
'PRFPUT  '
リモートAPI機能 rapリスナーとのコネクションの確立
'CONNECT '
'CONNECTX'
rapリスナーとのコネクションの解放
'DISCNCT '
リモートプロシジャコール 遠隔サービスの要求
'CALL    '
アプリケーションプログラムの終了
'CLOSE   '
M
CUPへの一方通知
'CLTSEND '
処理結果の受信の拒否
'DISCARDF'
特定の処理結果の受信の拒否
'DISCARDS'
クライアントUAPのノードアドレスの取得
'GETCLADR'
エラーが発生した非同期応答型RPC要求の記述子の取得
'GETERDES'
ゲートウェイのノードアドレスの取得
'GETGWADR'
サービス要求のスケジュールプライオリティの参照
'GETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の参照
'GETWATCH'
アプリケーションプログラムの開始
'OPEN    '
M
処理結果の非同期受信
'POLLANYR'
サービス要求のスケジュールプライオリティの設定
'SETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の更新
'SETWATCH'
サービスプログラムのリトライ
'SVRETRY '
SPPのサービス開始
'MAINLOOP'
M
リアルタイム統計情報サービス 任意区間でのリアルタイム統計情報の取得
'RTSPUT  '
TAMファイルサービス TAMテーブルのレコードの削除
'ERS '/'ERSR'/'ZRS '/'ZRSR'
TAMテーブルからレコードの入力
'FxxR'/'FxxU'/'VxxR'/'VxxU'
TAMテーブルの状態の取得
'GST '
TAMテーブルの情報の取得
'INFO'
TAMテーブルのレコードの更新/追加
'MFY '/'MFYS'/'STR '/'WFY '/'WFYS'/'YTR '
トランザクション制御 トランザクションの開始
'BEGIN   '
連鎖モードのコミット
'C-COMMIT'
連鎖モードのロールバック
'C-ROLL  '
現在のトランザクションに関する情報の報告
'INFO    '
非連鎖モードのコミット
'U-COMMIT'
非連鎖モードのロールバック
'U-ROLL  '
リソースマネジャ接続先選択
'RMSELECT'
オンラインテスタの管理 ユーザサーバのテスト状態の報告
'T-STATUS'
(凡例)
○:該当する条件で使えます。
(○):回復対象外のDAMファイルへアクセスするときだけ,使えます。
M:メインプログラムからだけ,使えます。
−:該当する条件では使えません。
「ルート」とは,ルートトランザクションブランチ,「ルート以外」とは,ルートトランザクションブランチ以外のトランザクションブランチのことです。

(3) MHPで使える機能とプログラム

MHPで使える機能と要求コードを次の表に示します。

表1-4 MHPで使える機能と要求コード


MHPで使える機能

MHPで使える機能名と,
COBOL-UAP作成用プログラムの先頭のデータ名に指定する要求コード
MHPが稼働している条件
トランザクションの処理の範囲でない トランザクションの処理の範囲
システム運用の管理 運用コマンドの実行
'COMMAND '
ユーザサーバの状態の報告
'STATUS  '
DAMファイルサービス 論理ファイルのクローズ
'DCDAMSVC','CLOS'
回復対象外DAMファイル使用の終了
'DCDAMSVC','END '
論理ファイルの閉塞
'DCDAMSVC','HOLD'
論理ファイルのオープン
'DCDAMSVC','OPEN'
論理ファイルからブロックの入力
'DCDAMSVC','READ'
論理ファイルのブロックの更新
'DCDAMSVC','REWT'
(○)
論理ファイルの閉塞の解除
'DCDAMSVC','RLES'
論理ファイルの状態の参照
'DCDAMSVC','STAT'
回復対象外DAMファイル使用の開始
'DCDAMSVC','STRT'
論理ファイルへブロックの出力
'DCDAMSVC','WRIT'
(○)
ISTサービス ISTテーブルのクローズ
'DCISTSVC','CLOS'
ISTテーブルのオープン
'DCISTSVC','OPEN'
ISTテーブルからレコードの入力
'DCISTSVC','READ'
ISTテーブルへレコードの出力
'DCISTSVC','WRIT'
ユーザジャーナルの取得 ユーザジャーナルの取得
'UJPUT   '
資源の排他制御 資源の排他
'GET     '
全資源の排他の解除
'RELALL  '
資源名称を指定した排他の解除
'RELNAME '
監査ログの出力 監査ログの出力
'PRINT   '
メッセージログの出力 メッセージログの出力
'PRINT   '
メッセージ送受信 アプリケーションに関するタイマ起動要求の削除
'ADLTAP  '
アプリケーション情報通知
'APINFO  '
NO
MCF環境のクローズ
'CLOSE   '
M M
MHPのコミット
'COMMIT  '
継続問い合わせ応答の終了
'CONTEND '
NO
アプリケーションプログラムの起動
'EXECAP  '
NO
MHPのサービス開始
'MAINLOOP'
M
MCF環境のオープン
'OPEN    '
M M
メッセージの受信
'RECEIVE '
NO
同期型のメッセージの受信
'RECVSYNC'
応答メッセージの送信
'REPLY   '
NO
メッセージの再送
'RESEND  '
MHPのロールバック
'ROLLBACK'
メッセージの送信
'SEND    '
NO
同期型のメッセージの送受信
'SENDRECV'
同期型のメッセージの送信
'SENDSYNC'
コネクションの確立
'TACTCN  '
論理端末の閉塞解除
'TACTLE  '
コネクションの解放
'TDCTCN  '
論理端末の閉塞
'TDCTLE  '
論理端末の出力キュー削除
'TDLQLE  '
一時記憶データの受け取り
'TEMPGET '
NO
一時記憶データの更新
'TEMPPUT '
NO
ユーザタイマ監視の取り消し
'TIMERCAN'
ユーザタイマ監視の設定
'TIMERSET'
コネクションの状態取得
'TLSCN   '
MCF通信サービスの状態取得
'TLSCOM  '
論理端末の状態取得
'TLSLE   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得
'TLSLN   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付終了
'TOFLN   '
サーバ型コネクションの確立要求の受付開始
'TONLN   '
性能検証用トレース 性能検証用トレース取得通番の通知
'PRFGETN '
ユーザ固有の性能検証用トレースの取得
'PRFPUT  '
リモートAPI機能 rapリスナーとのコネクションの確立
'CONNECT '
'CONNECTX'
rapリスナーとのコネクションの解放
'DISCNCT '
リモートプロシジャコール 遠隔サービスの要求
'CALL    '
M
アプリケーションプログラムの終了
'CLOSE   '
M
CUPへの一方通知
'CLTSEND '
処理結果の受信の拒否
'DISCARDF'
特定の処理結果の受信の拒否
'DISCARDS'
エラーが発生した非同期応答型RPC要求の記述子の取得
'GETERDES'
サービス要求のスケジュールプライオリティの参照
'GETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の参照
'GETWATCH'
アプリケーションプログラムの開始
'OPEN    '
M
処理結果の非同期受信
'POLLANYR'
M
サービス要求のスケジュールプライオリティの設定
'SETSVPRI'
サービスの応答待ち時間の更新
'SETWATCH'
リアルタイム統計情報サービス 任意区間でのリアルタイム統計情報の取得
'RTSPUT  '
TAMファイルサービス TAMテーブルのレコードの削除
'ERS '/'ERSR'/'ZRS '/'ZRSR'
TAMテーブルからレコードの入力
'FxxR'/'FxxU'/'VxxR'/'VxxU'
TAMテーブルの状態の取得
'GST '
TAMテーブルの情報の取得
'INFO'
TAMテーブルのレコードの更新/追加
'MFY '/'MFYS'/'STR '/'WFY '/'WFYS'/'YTR '
トランザクション制御 トランザクションの開始
'BEGIN   '
M
現在のトランザクションに関する情報の出力
'INFO    '
非連鎖モードのコミット
'U-COMMIT'
M
非連鎖モードのロールバック
'U-ROLL  '
M
リソースマネジャ接続先選択
'RMSELECT'
オンラインテスタの管理 ユーザサーバの状態の報告
'T-STATUS'
(凡例)
○:該当する条件で使えます。
(○):回復対象外のDAMファイルへアクセスするときだけ,使えます。
M:メインプログラムからだけ,使えます。
NO:非トランザクション属性のMHPのサービスプログラムの範囲でだけ,使えます。
−:該当する条件では使えません。
「トランザクションの処理の範囲でない」とは,非トランザクション属性のMHP,またはMHPのメインプログラムの範囲を示します。

(4) オフラインの業務をするUAPで使える機能とプログラム

オフラインの業務をするUAPで使える機能と要求コードを次の表に示します。

表1-5 オフラインの業務をするUAPで使える機能と要求コード

オフラインの業務をするUAPで使える機能 オフラインの業務をするUAPで使える機能名と,
COBOL-UAP作成用プログラムの先頭のデータ名に指定する要求コード
DAMファイルサービス 物理ファイルのブロックの検索
'DCDAMINT','BSEK'
物理ファイルのクローズ
'DCDAMINT','CLOS'
物理ファイルの割り当て
'DCDAMINT','CRAT'
物理ファイルからブロックの直接入力
'DCDAMINT','DGET'
物理ファイルへブロックの直接出力
'DCDAMINT','DPUT'
物理ファイルからブロックの入力
'DCDAMINT','GET '
物理ファイルのオープン
'DCDAMINT','OPEN'
物理ファイルへブロックの出力
'DCDAMINT','PUT '
ジャーナルデータの編集 jnlrput出力ファイルのクローズ
'CLOSERPT'
jnlrput出力ファイルのオープン
'OPENRPT '
jnlrput出力ファイルからジャーナルデータの入力
'RDGETRPT'
性能検証用トレース 性能検証用トレース取得通番の通知
'PRFGETN '
ユーザ固有の性能検証用トレースの取得
'PRFPUT  '