6.1.1 IDL-only TxRPCを使う場合の手順
IDL-only TxRPCの通信をするUAPを作成するときの手順は,次のとおりです。
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txidlコマンドで生成されたサーバUAPのテンプレートを基に,プログラムをコーディングします。一緒にクライアントUAPもコーディングします。
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txidlコマンドで生成されたスタブとコーディングしたプログラムを,Cコンパイラでコンパイル,リンケージします。
IDL-only TxRPCで通信するUAPを作成する手順を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) ユーザが作成するファイル
ユーザは,次に示すファイルを作成します。
(2) IDLコンパイラが生成するファイル
IDLコンパイラ(txidlコマンド)が生成するファイルを次に示します。
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クライアントプログラムにリンケージするスタブです。
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サーバプログラムにリンケージするスタブです。
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TxRPCで使う宣言を定義したファイルです。
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ユーザの業務をするサーバプログラムのテンプレートです。
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ユーザが作成したプログラムについて設定したユーザサービス定義のテンプレートです。
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ユーザが作成したプログラムについて設定した,TP1/Clientのクライアント環境定義のテンプレートです。txidlコマンドにゲートウェイプログラムを作成するときのオプションを指定したときに作成されます。
これらのうち,サーバプログラムのテンプレート,ユーザサービス定義のテンプレートおよびクライアント環境定義のテンプレートは,ユーザが修正して使います。テンプレートについては,「7.5 TxRPCの例題(IDLコンパイラが生成するテンプレート)」を参照してください。