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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


6.1.1 IDL-only TxRPCを使う場合の手順

IDL-only TxRPCの通信をするUAPを作成するときの手順は,次のとおりです。

  1. インタフェース定義言語ファイルIDLファイル)を作成します。

  2. IDLファイルをIDLコンパイラtxidlコマンド)でコンパイルします。

  3. txidlコマンドで生成されたサーバUAPのテンプレートを基に,プログラムをコーディングします。一緒にクライアントUAPもコーディングします。

  4. txidlコマンドで生成されたスタブとコーディングしたプログラムを,Cコンパイラでコンパイル,リンケージします。

IDL-only TxRPCで通信するUAPを作成する手順を次の図に示します。

図6‒1 IDL-only TxRPCで通信するUAPを作成する手順

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) ユーザが作成するファイル

ユーザは,次に示すファイルを作成します。

(2) IDLコンパイラが生成するファイル

IDLコンパイラ(txidlコマンド)が生成するファイルを次に示します。

これらのうち,サーバプログラムのテンプレート,ユーザサービス定義のテンプレートおよびクライアント環境定義のテンプレートは,ユーザが修正して使います。テンプレートについては,「7.5 TxRPCの例題(IDLコンパイラが生成するテンプレート)」を参照してください。